デジタル教材WEB実践事例 垂水市立垂水小学校

ヤマハ デジタル教材WEB実践事例
垂水市立垂水小学校
教諭 上野 久美

概要

導入時期
2022年6月
取り組み
概要
学年3年/
児童数54名
目あて
個別対応も可能な深い学びの研究(好きを増やして苦手を減らす)
デジタル教材
の種類
ヤマハデジタル音楽教材 
ソプラノリコーダー授業
  • 小学校
  • ソプラノリコーダー授業
  • Windowsタブレット

内容

1 実践から見えた児童の姿

ほぼ毎時間、導入としてデジタル教材を活用した結果、個人の技能や意欲が高まりました。特に、音楽を苦手とする児童が、意欲的にタブレット操作をしながら選曲し、方法を選んで進んで演奏に取り組む姿が多く見られました。

2 先生の声

3年生から始まるリコーダーの学習を、いかに楽しくスタートし、苦手な子どもを減らしていくかが長年の私の課題でした。このデジタル教材を活用することで、子どもの意欲や技能が高まり、一斉指導中心に陥りがちだった自分の授業の改善にもつながりました。全員でタンギングや息の使い方などを確認した後、個別で同じ曲に取り組んできた2学期を経て、3学期は個人で課題を見つけて選曲して取り組むようにしました。「タンギングをがんばりたい」「指を速く動かせるようになりたい」「楽しくスラスラと演奏したい」「友達と合わせて演奏したい」など、子どもの意欲がどんどん高まり、短時間の積み重ねの効果を感じています。子どもたちは特に、運指を確認できる機能とテンポを調節できる機能を好んで使っています。そして確実に技能が身についていることを実感しています。

[顔写真]

上野 久美 教諭

3 授業の様子

「地域に伝わる音楽でつながろう~3つの音でせんりつづくり~」祭りばやしの学習の最後に、自分たちでつくったおはやしをすべてつないで、楽しみながら演奏する授業の取り組みです。本時のねらい達成のためのポイントである、「拍にのって」や「タンギングに気をつけて」を、導入のデジタル教材活用時にも意識するよう声かけをしました。自分でつくった2小節のおはやしを全員でつないで、「垂水ばやしを楽しもう」という流れですが、毎年1人で演奏することに苦手意識を持つ子どもがいるのが悩みでした。ですが、今年の本時では、デジタル教材で個別に活動することを継続してきたり、発表形態をペア→グループ→クラスの半分→クラス全員と広げたりしたことで、全員でおはやしをつないで発表することができました。

授業の様子
[写真]授業風景
[写真]授業風景
[写真]授業風景
[写真]授業風景
4 家庭学習

夏休みや冬休みの長期休業中に、タブレットを持ち帰ってデジタル教材を活用できるようにしました。特に冬休みは、チャレンジしてクリアした曲には印をつけるような課題を出したところ、ほぼ全員の子どもたちが多くの曲にチャレンジしていました。継続的な活動が、個人技能を高めることにつながっていると考えます。

[写真]学習風景
5 児童の声

『この学習の好きなところを教えてください』の質問に対する児童の回答

  • だんだんと覚えていけるところ
  • とても楽しくて面白い
  • いろいろな曲があるところ
  • 簡単に曲が演奏できるところ
  • 曲がきれい
  • リズムにのって演奏できるところ
  • うたうところ
  • しらその音がきれいにできた
  • 採点で自分の点数を教えてくれるところ
  • わからない時に解説やお手本が見れるところ
  • テンポが変えられるのでリコーダーが苦手な人も簡単にできてたのしいと思う。
[グラフ]アンケート結果
6 校長先生の声

垂水市では「垂水らしいGIGAスクール構想」を掲げ、県内トップクラスのGIGAスクール構想を推進しています。そのような環境の中、本校の音楽科の授業において導入されたデジタル教材はGIGAスクール構想における音楽科の授業を大きく変えることができる力を持っていると感じました。音楽室にリコーダー・鍵盤ハーモニカと同じようにタブレットをもっていく時代が来ていることに驚きました。授業を参観すると、子どもたちにとってよりわかりやすい授業が展開されていました。また長期休業中も自宅にタブレットを持ち帰り自分のペースでリコーダーの演奏ができることも大変素晴らしいことです。家庭で自分の課題を解決でき、さらに学校でみんなで演奏する時に練習の成果を発揮することができる「誰一人取り残さない」教育が展開され、子どもたちが達成感を感じることができる素晴らしい教材です。今後も音楽に親しみ、演奏することが大好きな心豊かな子どもたちに育てる為に、この教材を引き続き導入し活用していきたいと考えています。

[顔写真]

校長 北川 政人

5 教科書/学習指導要領との関連

教育芸術社 題材名:「地域につたる音楽でつながろう」教材名:「ラドレの音でせんりつづくり」P64

学習指導要領 A表現(2)ウ(イ)音色や響きに気をつけて旋律楽器及び打楽器を演奏する技能

A表現(3)ウ(ア)設定した条件に基づいて、即興的に音を選択したり組み合わせたりして表現する技能