2025年、世界各国の実力者が出場する「第9回仙台国際音楽コンクール」ピアノ部門において最年少出場にして第3位入賞を果たした天野薫さん。研ぎ澄まされた感性と深い楽曲理解が生み出すその音色は、聴く者の心を揺さぶる力がありました。輝きに満ちた旋律をコンサートでぜひご堪能ください。
Q1:今回の公演の聴きどころ(作曲家や曲目)をぜひ教えてください。
今回の公演では、バロックから近現代まで、幅広い時代の作品を演奏いたします。
特にご紹介したいのが、まずはバッハの「半音階幻想曲とフーガ ニ短調」です。
この曲を初めて聞いたときに、パイプオルガンの響きが頭に浮かびました。バッハの有名なオルガン曲「トッカータとフーガ ニ短調」のイメージに似ていると思いました。パイプオルガンではレーガー編があるのですが、パイプオルガンでは音の響きや広がり、組み合わされた多彩な音色に驚くとともに、とても感動しました。この曲は、細かい音の連なりやアルペジオ風な部分などもあり技巧的で華やかな印象ですが、それだけではない、パイプオルガンやオーケストラのように、さまざまな音色でたくさんの表情が出せるような演奏を目指しています。
次に、モーツァルトの「ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調」ですが、明るくてキラキラした雰囲気のある1楽章と、とてもやわらかな雰囲気の2楽章、そしてロンド形式で軽快な3楽章で構成されています。
特に3楽章は、主題のあとに4つの違った物語が繰り広げられていて、モーツァルトらしい、表情がくるくる変わるような、生き生きとしたところが大好きです。
ドビュッシーからは、「映像第1集」より「水の反映」、そして「喜びの島」を演奏いたします。
ドビュッシーの作品は、まるで印象派の絵画を見ているような気持ちにさせてくれる音の連なりに魅力を感じています。「水の反映」は、最後にしずくが一粒ずつ落ちるように静かに終わるところが好きで、「喜びの島」は、喜びに満ちあふれた、力強い希望を感じるところが気に入っています。
その他、ヘンデルやショパンのプログラムも演奏いたします。
聴いてくださるお客様に、私の好きな作品の素晴らしさが少しでも伝わるように演奏したいと思っております。
ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。
Q2:当日はヤマハコンサートピアノCFXで演奏されますが、CFXはどんなピアノでしょうか。
CFXのピアノは、透明で、とてもキラキラした音だなと感じています。
昨年行われた第9回仙台国際音楽コンクールのファイナルで矢代秋雄の協奏曲を演奏しましたが、ピアノ選定のときに「これしかない」と思ってCFXを選びました。
鋭いキレのある音から、遠くまで響く音など自由自在に出せて、自分の表現したいことに全部応えてくれるピアノでした。本番の舞台でも、私と一緒に演奏をしてくれた大好きなピアノと、今回またご一緒できることになり、とても嬉しく思っています。
Q3:2026年1月31日 「天野薫 ピアノリサイタル」に来場される皆さんへメッセージをお願いします。
ヤマハ銀座コンサートサロンという素敵なホールで、皆さまの前で演奏できる機会をいただき、とても幸せに思っています。
貴重なお時間をつかってご来場くださる皆さまに、それぞれの作曲家や作品の良さが伝わるよう、心をこめて演奏いたします。一緒に音楽を楽しめたら嬉しいです。
皆さまのご来場を心からお待ちしております!
第9回仙台国際音楽コンクールピアノ部門最年少出場・第3位受賞 天野薫ピアノコンサート
- 第9回仙台国際音楽コンクールピアノ部門最年少出場・第3位受賞 天野薫 ピアノコンサート

- 日時:2026年1月31日 14:00開演
- 会場:ヤマハ銀座コンサートサロン
- 出演:天野薫(ピアノ)
- 天野薫 ピアノコンサート

- 日時:2026年2月28日 15:00開演
- 会場:ヤマハグランドピアノサロン大阪 3F
- 出演:天野薫(ピアノ)







