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- pianist
若林顕 - 日本を代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。20歳でブゾーニ国際ピアノ・コンクール第2位、22歳でエリーザベト王妃国際コンクール第2位の快挙を果たし、一躍脚光を浴びた。その後N響やベルリン響、サンクトペテルブルク響といった国内外の名門オーケストラやロジェストヴェンスキーら巨匠との共演、国内外での室内楽やソロ・リサイタル等、現在に至るまで常に第一線で活躍し続けている。
東京芸術大学で田村宏氏に、ザルツブルク・モーツァルテウム、ベルリン芸術大学でハンス・ライグラフ氏に学ぶ。
2002年にカーネギーホール(ワイル・リサイタル・ホール)で鮮烈なリサイタル・デビューを果たし、カナダ・トロントの「ミュージック・トロント・チェンバー・ミュージック・シリーズ」やシカゴの「マイラ・ヘス=リサイタル・シリーズ」などで大成功を収めて再招聘されている。
共演したオーケストラは、NHK交響楽団をはじめとする国内の主要なオーケストラのほか、ベルリン交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、エーテボリ交響楽団、ノールショピング交響楽団、リンブルク交響楽団、パドゥルー管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団といった海外の名門オーケストラも多数。ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、ゲルト・アルブレヒト、アレクサンドル・ラザレフ、ダニエル・ハーディング、オスモ・ヴァンスカ、ウラディーミル・スピヴァコフ、ゲルハルト・ボッセ、ヘルムート・ヘンヒェンといった名指揮者とも数多く共演している。
「ショパン:エチュード全集」など多数のCDをリリース、多くがレコード芸術・特選盤となり、極めて高い評価を受け続けている。
2014年に続き、2016年にも再び、サントリーホール(大ホール)でソロ・リサイタルを行い、大成功をおさめた。また、自身では3回目となる「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲シリーズ」を2017年に完結し、2018年より「ショパン:ピアノ作品全曲シリーズ」を行っている。
第3回出光音楽賞、第10回モービル音楽賞奨励賞、第6回ホテルオークラ賞受賞。
若林顕オフィシャルサイト
※上記は2020年8月27日に掲載した情報です。
Q1.自分で影響を受けたと思われるアーティストは?
ルービンシュタインです。
Q2.ヤマハピアノに対するイメージと印象は?
気持ちに寄り添ってくれて、表現したいことに敏感に反応してもらえるというイメージです。これは10代の頃から思っています。あとは柔軟性とパワーもあります。表現力のある楽器だと思います。
Q3.あなたにとってピアノとは?
自分の気持ちを映す鏡ですね。
Q4.印象に残っているホールは?
ブリュッセルのパレデボザールです。初めて舞台に立ったのは、エリザベート王妃国際音楽コンクールの本選でした。
Q5.ピアノを学ぶ(楽しむ)方へのメッセージ
気持ちを込めた演奏、気持ちを込めた音を大切に。いい念を込めて弾くということを、常に志してほしいと思います。ピアノには、気持ちがそのまま現れますから。
公演情報
- 若林 顕 ピアノ・リサイタル2020
- 日時:2020年11月23日(月)14:00開演(13:15開場)
会場:東京芸術劇場コンサートホール