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- pianist
今田篤 - 1990年静岡県掛川市生まれ。
2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第4位及び2016年世界三大コンクールの一つである
エリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー・ブリュッセル)にてファイナリスト入
賞。その他若い音楽家のためのクライネフ国際ピアノコンクール、全日本学生音楽コンクー
ル、日本音楽コンクール、PTNAピアノコンペティション、東京音楽コンクールをはじめ国内
外のコンクールで優勝、入賞多数。
これまでにマリン・オールソップ指揮ベルギー国立管弦楽団、ポール・メイエ指揮王立ワロ
ン室内管弦楽団、クラウディオ・クルス指揮リベイラン・プレート交響楽団(ブラジル)、
クラウディオ・クルス指揮サンパウロ青少年交響楽団等海外及び国内のオーケストラと多数
共演。リサイタルを日本国内及びフランス,ベルギードイツ,ブラジル,アゼルバイジャン,英
国にて行う。2008年度(財)ヤマハ音楽振興会音楽支援奨学生
2011年、2014年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生
2013年度宗次エンジェル基金/新進演奏家国内奨学金奨学生
2017年芸術・文化 若い芽を育てる会奨励賞。明治安田クオリティオブライフ奨学金奨学
生。
2018年ベルギーショパン協会賞受賞
ピアノをこれまでに寺田美智子、三好のびこ、故堀江孝子、クラウディオ・ソアレス、伊藤
恵、ドミトリー・アレクセーエフの各氏に師事。東京藝術大学附属音楽高等学校を経て東京
藝術大学を卒業。2014年9月に英国王立音楽大学修士課程に奨学生として入学し2016年7月に
優秀な成績で卒業。2017年3月に東京藝術大学大学院修士課程を卒業修了時に大学院アカン
サス音楽賞及び藝大クラヴィーア賞を受賞。2017年9月よりライプツィヒ演劇音楽大学演奏
家課程にてゲラルド・ファウト氏に師事。
※上記は2019年10月1日に掲載した情報です。
Q1.自分で影響を受けたと思われるアーティストは?
伊藤恵先生です。先生には中学生の頃から習っていて、ピアニストとしての基礎的なことはもちろん、音楽家としてどうあるべきか、単にピアノを弾くだけでなく、音楽をするとはどういうことかを教えていただきました。音楽から愛を受け取り、それを人に伝えるという、一番大切なものを持ち続けなくてはならないと教えられました。
Q2.ヤマハピアノに対するイメージと印象は?
音に気品があり、香り高い。低音から高音までバランスが良く、すべての音が自然に鳴るところがすばらしいと思います。
Q3.印象に残っているホールは?
エリザベート王妃国際コンクールのファイナルの会場だった、ブリュッセルのボザールというホールです。響きはもちろん、装飾も素敵で品格があります。しかもコンクールのときは女王もいらしていたので、雰囲気も特別でした。あの場所で弾くことができたことは、とても大きな経験でした。
Q4.あなたにとってピアノとは?
友達ですね。ピアノと一緒にいて、嬉しいこともつらいこともあるけれど、長く付き合っていきたい。友達であり、パートナーという感覚です。
Q5.ピアノを学ぶ(楽しむ)方へのメッセージ
コンクールや本番の結果に一喜一憂せず、長い目で音楽に向き合ってほしいと思います。時間をかけただけ、エネルギーをかけただけ、音楽は深くなり、伝わるものも大きくなるのではないでしょうか。短い期間の成果に期待するのではなく、長くピアノを弾き続けて行くことが大切だと思います。特に今のような時代だからこそ、それを強く感じますね。