<< インタビューページへ戻る
- pianist
宮谷 理香 - 金沢に生まれる。桐朋学園大学卒業。
95年第13回ショパン国際ピアノコンクールに第5位入賞、一躍注目を集める。松岡貞子、アンジェイ・ヤシンスキイ、ピオトル・パレチニ、ハリーナ=チェルニー・ステファンスカ、園田高弘の各氏に師事。
第23回日本ショパン協会賞、他受賞。05年日本ショパン協会主催ショパンコンクールの審査員を務めた。現在2010年ショパン生誕200年に向けた連続企画「宮谷理香と廻るショパンの旅」等のリサイタルの他、レクチャーコンサート、室内楽、学校公演など幅広い音楽活動を展開し、その自然で知性あふれる音楽性が高い評価を得ている。08年12月に初の著書「理香りんのおじゃまします!~ピアニスト万華鏡」発売。これまでに5枚のCDをリリース。前作「BALLADE~Rika Plays Chopin」がレコード芸術(08年5月号)誌上にて準推薦盤の評価を得た。09年3月シリーズ第2弾CD「SCHERZO~Rika Plays Chopin」を発売。
宮谷 理香オフィシャルサイト
※上記は2009年4月13日に掲載した情報です。
Q1.自分で影響を受けたと思われるアーティストは?
園田高弘先生です!
Q2.ヤマハピアノに対するイメージと印象は?
弾き手に優しく対話してくれる楽器ですね。それをとことん追求しているような気がします。多分日本人だからこそ作れる配慮の行き届いた楽器ではないでしょうか。サービスの面も含めて、弾く側のことをとことんよく考えているように思います。
特に弱音の繊細な表現にすべてついてくる。。。これはヤマハピアノならではの特出した魅力ではないでしょうか。音のないところ、静けさにも芸術は求められていて、日本人は「蛙飛び込む水の音」と詠うくらいですから無音と音の在るところの細やかなディティールまで表現できるということは大切です。
もちろんあらゆるキャパシティが広いからできることなのでしょう。
Q3.あなたにとって音楽(ピアノ)とは?
人生そのものです。
Q4.印象に残っている、またはお気に入りのホールは?
紀尾井ホールです。響きもよいし、弾きやすい。
楽屋も好きですし、ステージ・マネージャーの方も好き!寒いときにはペットボトルにお湯を入れて持ってきて下さったり、心遣いがすごいと思います。
Q5.ピアノを学ぶ(楽しむ)方へのメツセージ
私の両親は全く音楽とは関係のない世界の人たちでした。音楽がなくても生きてはいけるのです。でも、私がこうして音楽に関わるようになり、仕事にしていったことで、とても人生が豊かになったと言っているんですね。弾くことでも聴くことでも、音楽との関わり方は自由です。自由というのはある意味、受け取る側の感性を試されます。どんな関わり方、どんな段階でも楽しむことはできると思うから、自分なりの楽しみ方を見つけて欲しいですね。