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:京増修史さん "5つ$quot;の質問

Profile

pianist 京増修史
© Miyachi Takako

pianist
京増修史
宮城県仙台市出身。4歳よりピアノを始める。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を首席で卒業し、安宅賞、藝大クラヴィア賞、アカンサス音楽賞、同声会賞、三菱地所賞を受賞。また同大学大学院修士課程音楽研究科修了時、藝大クラヴィーア賞、大学院アカンサス音楽賞を受賞。第18回ショパン国際ピアノコンクール本大会に出場。第18回ヤングアーチストピアノコンクールピアノ独奏部門Dグループ金賞。第65回全日本学生音楽コンクール東京大会中学校の部第3位。第60回全東北ピアノコンクール第1位及び文部科学大臣賞受賞。その他コンクールにて数多くの賞を受賞。第44回藝大室内楽定期に出演。藝大フィルハーモニア管弦楽団、プリマ・ヴィスタ弦楽四重奏団(ポーランド)と共演する他、各地で多くの演奏会に出演。ピアノを石川哲郎、田代慎之介、津田裕也の各氏に師事。
※上記は2022年4月28日に掲載した情報です。

Q1.自分で影響を受けたと思われるものは?

子供の頃から師事してきた石川哲郎先生です。ピアノを弾く際の指の形という基礎的なことにはじまり、音楽の創り方、さらには人としての礼儀など、人間的に必要なものもいろいろ教えてもらいました。自分の人間形成の多くの部分は、先生に影響を受けていると思います。

Q2.ヤマハピアノに対するイメージと印象は?

誠実さを感じますね。自分が弾きたいものに真摯に向き合ってくれる楽器です。また、あたたかい音がするので、ピアノって木でできてるんだと改めて実感します。

Q3.あなたにとってピアノとは?

自分を表現するための唯一の手段です。自分一人では何もできないという意味では、パートナーでもあります。

Q4.印象に残っているホールは?

やはりショパンコンクールで演奏したワルシャワフィルハーモニーホールです。ステージでは、弾く立場でなくては見られない景色を目に焼き付けながら演奏しました。あの光景は忘れられません。

Q5.ピアノを学ぶ(楽しむ)方へのメッセージ

クラシック音楽の本場はヨーロッパですが、ピアノという楽器については、日本は、あらゆるところにいい楽器がある、とても恵まれた国です。その機会を生かし、いい楽器をぜひ弾いてほしいと思います。
あと最近は、パンデミックや戦争などさまざまなことが起き、自由に自分の音楽を演奏できることは当たり前ではないと、僕自身改めて感じています。演奏する人には、そんな音楽ができる喜びを常に忘れず、実感し続けてほしいなと思います。