コンサートレポート

コンサートレポート

第19回ショパン国際ピアノコンクール

2025年10月2日~23日(ワルシャワ国立フィルハーモニー)

 ポーランドの首都ワルシャワで1927年に創設され、1955年以降は5年ごとに開かれている「ショパン国際ピアノコンクール」。世界的作曲家フレデリック・ショパンの作品のみで審査が行われることで知られる同コンクールが、2025年10月2日から23日にかけて開催され、今年で第19回目を迎える本コンクールで、エリック・ルーさんが第1位に輝きました。


今回ヤマハCFXを選び演奏された4名のピアニストからコメントをいただきましたのでお届けいたします。

小林海都さん -----◇----------◇----------◇----------◇-----
「ショパンコンクールでのワルシャワ・フィルハーモニーホールという憧れの舞台は、想像以上に特別な空間で、忘れがたい経験となりました。現地だけではなく配信を聴いていただいた皆さまに心から感謝を伝えたいです。
 ショパンの作品を一度に集中して勉強したことで、より一層深く掘り下げていく楽しみが増えました。今後も演奏会を通してショパンの作品のすばらしさを皆さまと共有できれば幸いです」

京増修史さん -----◇----------◇----------◇----------◇-----
「コンクールでの演奏を聴いてくださりありがとうございました。 このコンクールをきっかけに、多くの皆様と音楽でつながる喜びを経験することができました。そして何よりショパンの作品をさらに探求していきたいと強く思いました。自分にとって大切な作曲家であることはずっと変わりません。
 今後も作曲家と作品へのリスペクトを忘れず、謙虚に真摯に1音1音紡いでまいります。温かく見守っていただければ幸いです」

島田隼さん -----◇----------◇----------◇----------◇-----
「現地のホールや配信で演奏を聴いてくださり、ありがとうございました。
 準備の段階から本番に至るまで、多くの方々に支えられ、この貴重な経験を無事に終えることができました。心より深く感謝申し上げます。ヤマハのスタッフの皆さまの温かいサポート、そしてCFXの純粋で高貴な音に導かれ、ワルシャワ・フィルハーモニーホールで演奏できたこと、本当に幸せに思います。
 もちろん“もっとこうすればよかった”と感じることも多くありますが、今回の経験は確実にこれからの自分の糧となり、未来へと積み重なっていくと信じています。
 ショパンの音楽を集中的に学ぶ中で、その天才的な表現と深い人間性に何度も心を打たれました。これからも勉強を重ね、より深い理解を持って、再びあの舞台に戻って行けるよう精進していきます」

イ・クァンウクさん(韓国)Kwanwook Lee  -----◇----------◇----------◇----------
「ショパン国際ピアノコンクールは、ショパンの作品だけで計3時間ものプログラムを組まないといけないという点でとても特別なコンクールだと思います。
 今回のプログラムには、私が子どもの頃に習った曲から最近勉強した曲まで含めました。コンクールに向けて準備する中で、これまでの音楽の旅路のさまざまな瞬間を思い出し、また幼い頃に感じた音楽に対するピュアな愛情を再発見しました。
 今回のコンクールは、今後の音楽家としての人生においてとても貴重な一部になるでしょう。そして音楽の美しさに対する真摯な気持ちと深い愛情をもって、これからも音楽を奏でていきたいと思います」

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ショパン国際ピアノコンクールという大舞台に立つにいたる、
出場者みなさまの全身全霊をかけて鍵盤に向かう想いと挑戦に深い敬意を表します。
ヤマハはこれからも皆様の歩みに寄り添いながら、変わらぬ思いで応援してまいります。

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