Windows 10: 旧モデルの PC への対応について
2019/09/18 日本語記事公開
Steinberg ソフトウェアを使用しているコンピューターを、Windows 7 の公式サポート終了に伴い Windows 7 や 8 環境から Windows 10 環境へアップグレードすることを検討される方々は、最新の Windows 10 に公式対応しているコンピューターが必要であることにご注意ください。
Windows 10 は頻繁に更新されているため、古いコンポーネント(ハードウェア)の互換性を保つことは難しくなっています。たとえば AMD Radeon HD 6800 シリーズなどのデバイスは Windows 10 対応認定ですが、特定のリビジョンまでとなっています(例: Redstone 2 まで)。つまりデバイスによっては最新の対応ドライバーは2015年までとなり、HiDPI 対応といった大きな変化には対応していません。
Cubase / Nuendo は Microsoft のごく新しい API を用いており、古いドライバーを使用する場合は Shim による互換性確保、または他の「ソフトウェアインターフェース」を実行することによりデバイスを駆動します。これによって、信頼性やパフォーマンスが落ちる場合があります。
ハードウェアデバイスの開発元では Windows 10 に公式対応していないデバイスについて、Steinberg での対応状況の例を以下に記します:
- 第3世代 (Ivy Bridge) 以前の Intel Core プロセッサーはサポート対象外です。
- Intel HD Graphics 3000 などの Intel GPU はサポート対象外です。
- AMD Radeon HD 4000 以前はサポート対象外です。
- AMD Radeon HD 6000 は Windows 10 の古いビルドまでの対応です。
上記事例を参考に、対応保証されていない PC を Windows 10 に手動でアップグレードすることはお控えください。
もしアップグレードが可能な場合、使用するコンポーネントに対する Windows 10 公式対応ドライバーが入手できるかを確認ください。
DAW アプリケーションはブラウザやメディアプレイヤーなどと比較して大きなリソースを必要とするため、上記の動作環境を必ず満たす必要がありますのでご注意ください。
この記事は こちらの英語記事 の翻訳です。