M7CL V3 ファームウェア V3.01 (旧バージョン)

M7CL V3 互換表

ご使用の際は下記対応表を参照のうえ互換性のあるバージョンでご使用ください。互換性の無いバージョンを組み合わせて使った場合、誤動作の原因になることがあります。

互換表

既知の問題

  • M7CL-32/48において、スロット1およびスロット2の出力ポートのディレイを使用した際に、音声が正しく出力されなくなる場合(ミュートされるなど)があることが確認されました。現在、対策版のソフトの準備を進めています。スロット3ではこの問題は発生しません。

新機能

  • VIRTUAL RACKウィンドウのGEQ/EFFECTで、RACK5~8にマウント可能なエフェクトタイプとして、以下のVCMエフェクトが追加されました。 
    - COMP276, COMP276S, COMP260, COMP260S, EQUALIZER601, OPENDECK
  • SENDS ON FADERモードのとき、[MIX/MATRIX]エンコーダーを押すことで、送り先のバスが選択できるようになりました。
  • Stage Box Data Conversion機能が追加されました。 
    従来は外部HAを使用するシステムと内蔵HAを使用するシステムのデータには互換性がありませんでしたが、以下の組み合わせにおいて相互にデータ変換ができます。 
    -「スロット経由で外部HAを使用するシステム」と「内蔵HAを使用するシステム」の組み合わせ 
    - 「M7CL-48ESシステム」と「スロット経由で外部HAを使用するシステム」の組み合わせ 
    「M7CL-48ESシステム」と「内蔵HAを使用するシステム」はデータに互換性があるため変換する必要はありません。
  • SAVE/LOADポップアップウィンドウで、ファイルを保存したときのファームウェアのバージョンが表示されるようになりました。
  • INPUT TO TALKBACKに割り当て可能な入力ポート候補に、ST IN 1L~4Rが追加されました。
  • ユーザー定義キーに割り当て可能な機能として、M7CL EDITOR CONTROL - SENDS ON FADERが追加されました。

改善点

  • RECALL SAFE MODEポップアップウィンドウで、以下のパラメーターを個別にリコールセーフON/OFF設定できるようにしました。 
    - インプット系チャンネル:INPUT PATCH, INSERT PATCH, INSERT, DIRECT OUT 
    - アウトプット系チャンネル:OUTPUT PATCH, INSERT PATCH, INSERT 
  • INPUT CH LIBRARYポップアップウィンドウに、+48Vインジケーターを追加して、リコールする前に+48Vの状態がわかるようにしました。
  • GLOBAL PASTEウィンドウのPATCH/NAMEページで、INPUT PORT PATCHおよびOUTPUT PORT PATCHボタンに名称を変更し、グローバルペーストの対象パラメーターを入力ポートと出力ポートに分類しなおしました。
  • INPUTチャンネルでGEQをインサートしたあと、GLOBAL PASTE - INPUT PORT PATCHを実行したとき、INSERT OUTパッチも自動でGEQにパッチするようにしました。
  • INPUTチャンネルでGEQをインサートしたあと、GLOBAL PASTE - OUTPUT PORT PATCHを実行したとき、INSERT INパッチも自動でGEQにパッチするようにしました。
  • グローバルペーストで、インサートにかかわるパッチ情報をペーストしたことでGEQのパッチが解除される場合に、インサートされていたチャンネルのINSERTが自動でOFFになるようにしました。
  • VIRTUAL RACKウィンドウのGEQ/EFFECTで、RACK5の初期エフェクトをREV-X HALLに、RACK6の初期エフェクトをREV-X ROOMに変更しました。
  • ユーザー定義キーの初期設定を、以下のように変更しました。 
    - [1] SENDS ON FADER - MIX ON FADER 
    - [2] SENDS ON FADER - MATRIX ON FADER 
    - [3]-[8] PAGE CHANGE - PAGE BOOKMARK 
    - [11] HOME - MOMENTARY 
    - [12] TALKBACK - TALKBACK ON - UNLATCH 
  • BUS SETUPウィンドウのMATRIX BUS SETUPページのPRE FADER SEND POINTを、PRE FADER SEND POINT for Input Channelsに名称変更しました。
  • M7CLの内蔵メモリーの初期化が終了したときに、"To close the startup menu screen, press the EXIT button. Or, select a mode."と表示するようにしました。

補足

  • グローバルペーストでOUTPUTに含まれるパラメーターは、ALL選択時とWITH MIX SEND/WITH MATRIX SEND選択時で一部異なります。ALL選択時は、SIGNAL TYPE(STEREO/MONOx2)およびPAN LINKが含まれますが、インプット系チャンネルからのSEND PANは含まれません。WITH MIX SEND/WITH MATRIX SEND選択時は、SEND PANが含まれますが、SIGNAL TYPEおよびPAN LINKは含まれません。
  • インプット系チャンネルにチャンネルリンクが設定されているシーンにグローバルペーストを実行した場合、ペースト対象のインプット系チャンネルだけにペーストされます。
  • M7CL V1で保存した設定ファイルをM7CL V3本体にロードした場合、ロード直前のチャンネルライブラリーはクリアされず残ります。M7CL V1で保存した設定ファイルをM7CL V3 Editorにロードした場合は、ロード前のチャンネルライブラリーはクリアされます。
  • M7CL V3 Editorとオンライン状態で、Administratorユーザーがログインしている場合、Guestのユーザーレベル設定の変更は同期操作(Re-synchronize)したときだけM7CL V3 Editorに反映されます(リアルタイムには反映されません)。

ソフトウェアのご使用条件

ヤマハ株式会社(以下「弊社」といいます)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、<ソフトウェア使用許諾契約>を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。

本ソフトウェアをご使用いただく前に、本契約書を充分にお読みください。お客様が本ソフトウェアを使用可能な状態にされた(ダウンロード、インストールその他の行為を含むがこれに限定されない)時点で、本契約書にご同意いただいたものとみなします。ご同意いただけない場合は、ダウンロードまたはインストールを中止するか、本ソフトウェアのファイルを削除してください。

ソフトウェア使用許諾契約

  1. 著作権および使用許諾

    弊社はお客様に対し、本ソフトウェアを構成するプログラム、データファイル及び、今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアッププログラム、データファイル(以下「本ソフトウェア」といいます)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。
    これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアの所有権は、お客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社または弊社のライセンサーが有します。

  2. 使用制限

    本ソフトウェアは著作権を持つ情報を含んでいますので、その保護のため、お客様が本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他の方法により、人間が感得できる形にすることは許されません。
    本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒布、または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的著作物をつくることは許されません。
    本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピュータに伝送することも許されません。
    本ソフトウェアを利用することにより入手できる著作権曲については、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可無く解除したり、電子すかしを改編したりすることは許されません。
    また、本ソフトウェアを利用して、違法なデータや公序良俗に反するデータを配信することや、弊社の許可無く本ソフトウェアの利用を前提としたサービスを立ち上げることは許されません。

  3. 終了

    本使用条件による使用許諾は、お客様が著作権法または本使用条件の条項に1つでも違反されたときは、弊社からの終了通知がなくても自動的に終了するものとします。
    その場合には、ただちに本ソフトウェアとその複製をすべて廃棄しなければなりません。

  4. 製品の保証

    本ソフトウェアが所定の機能を発揮しない場合等には、お客様は、本ソフトウェアを再ダウンロードまたは再インストールすることができます。
    弊社はそれ以上の保証はいたしません。
    本ソフトウェアの品質と性能についての一切のリスクはお客様のご負担となります。お客様が本ソフトウェアを入手された後の本ソフトウェアの保存・管理については、弊社は一切責任を負いません。
    お客様が入手された本ソフトウェアの消失については、その理由に関わらず弊社は再度供給する一切の責任を負いません。

  5. 責任の制限

    弊社は、本ソフトウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生や第三者からの賠償請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。

  6. 第三者のソフトウェア

    弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、データファイルおよびそれに関するドキュメンテーション(以下「第三者ソフトウェア」といいます)を提供する場合があります。
    別の規定に従い取り扱われるべき旨の記載が、本ソフトウェア付随のマニュアルに記載されている場合には、本使用条件にかかわらず、その別の規定に従い取り扱われるものとし、弊社によるアフターサービスおよび保証などについては、以下の規定が適用されるものとします。
    弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するものではありません。
    弊社は、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。
    第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じるすべての危険は、お客様が負担しなければなりません。
    弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生があることについて予め知らされた場合も、一切責任を負いません。

  7. お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限
    U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:

    The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
    本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウエア」を意味するものとします。

  8. 一般事項

    本契約は、日本法の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。万一、この使用許諾契約に関連してお客様と弊社との間で紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とします。