M7CL V3 ファームウェア V3.50 (旧バージョン)

M7CL V3 互換表

ご使用の際は下記対応表を参照のうえ互換性のあるバージョンでご使用ください。互換性の無いバージョンを組み合わせて使った場合、誤動作の原因になることがあります。

互換表

既知の問題

  • M7CL-48/32/ESで、MYカードスロット経由で外部ヘッドアンプ(SB168-ESなど)を制御する場合、リコールセーフ機能で外部ヘッドアンプの設定が保持されないことが確認されました。 M7CL-48ESのEtherSound端子と、SB168-ESの組み合わせでは問題ありません。現在、対策版のソフトの準備を進めています。 ご不便をおかけ致しますが、暫らくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

新機能

  • M7CL-48ESにおいて、AuviTran Network ASIO Streamerに対応しました。M7CL-48ESの[3rd]端子とコンピューターのEthernet端子をLANケーブルで接続することで、DAWソフトウェアへのライブレコーディングなどが行なえます。 ※EtherSoundモジュールのファームウェアも0C18以降にアップデートしてください。
  • M7CL-48ESにおいて、スロット1に挿入したMini-YGDAIカード(MY16-ES64など)を通じてSB168-ESなどのヘッドアンプをコンソールから制御できるようになりました。この機能により、本体のEtherSound端子と併せて6台までのSB168-ESが接続できるようになりました。
  • USER SETUPポップアップウィンドウのPREFERENCEページにHA KNOB FUNCTIONを追加しました。SELECTED CHANNELエリアの[HA]エンコーダーを回したときにヘッドアンプのゲイン値を変更するか、アッテネーション値を変更するかを設定できます。これにより、複数のM7CLでSTAGE BOXを共用している場合、ゲイン値を変更しているM7CLとは別のM7CLの[HA]エンコーダーでアッテネーション値を変更できます。
  • ユーザー定義キーに割り当て可能な機能として、ALTERNATE FUNCTIONを追加しました。この機能により、次の操作ができるようになりました。: 
    - [HA]エンコーダーを回して、アッテネーション値の調整 
    - MIX/MATRIX]エンコーダーを回して、センドのPRE/POSTの切り替え 
    - MIX/MATRIX]エンコーダーを押して、センドのオン/オフの切り替え 
    - [HPF]エンコーダーを押して、ハイパスフィルターのオン/オフの切り替え 
    - DYNAMICS1]エンコーダーを押して、DYNAMICS1のオン/オフの切り替え 
    - DYNAMICS2]エンコーダーを押して、DYNAMICS2のオン/オフの切り替え 
  • SEND LEVELノブの指標の色でPRE(白)/POST(黒)がわかるようにしました。
  • タイプが変更できるLOWバンドやHIGHバンドが選択されているときのEQ [Q]エンコーダーでは、Qが最大値または最小値のときにエンコーダーを押しながら回すことでタイプが変更できるようになりました。
  • インプット系チャンネルの[SEL]キーを二つ同時に押すとCH LINK MODEポップアップウィンドウが表示されるようになりました。
  • CHANNEL LINKのLINK PARAMETERの選択肢に[ATT]を追加しました。

改善点

  • M7CL-48ESにおいて、USB記憶装置からM7CL設定ファイル(*.M7C)をロードするとき、AUTO CONFIGUREの設定を保持するかしないかを選択できるようにしました。
  • PEQのQのパラメーター値が16まで対応しました。
  • サブネットマスクの第2オクテットと第3オクテットを変更できるようにしました。これにより接続可能なLANが増えますが、詳細や注意事項については、最新のM7CL Editorインストールガイドおよび「M7CL ネットワーク接続時の注意」をご参照ください。
  • GLOBAL PASTEウィンドウにおいて、SEND PARAMETERのみが選択されていてコピー元となるチャンネルやパラメーターが選択されていない状態でPASTEボタンを押したとき、"No channel selected."というメッセージを表示するようにしました。
  • RECALL SAFE MODEポップアップウィンドウにおいて、GLOBAL RECALL SAFEフィールドのINPUT PATCHやOUTPUT PATCHをオンにすると、SAFE PARAMETER SELECTフィールドのINPUT PATCH、OUTPUT PATCH、INSERT PATCH、DIRECT OUT のオン/オフの切り替えができないようにしました。切り替える場合はGLOBAL RECALL SAFEフィールドのINPUT PATCHやOUTPUT PATCHをオフにしてください
  • 他のユーザーがロックしたコンソールであっても、管理者パスワードでロックを解除できるようにしました。

修正した不具合

  • ユーザーレベル設定で操作が制限されているユーザーがM7CLにログインしているとき、M7CL V3 Editorと接続してオンラインにしてもM7CL V3 Editorからの操作が制限されてしまう不具合を修正しました。
  • 外部ヘッドアンプを接続している状態でM7CLを再起動すると、パラメーターを変更していないのにファンクションアクセスエリアのSCENEフィールドにEマーク(EDITマーク)が表示されてしまう不具合を修正しました。
  • リコールセーフでINPUTチャンネルの"ALL"を選択しても、インサートのOFFの状態が下記条件では保持されないことがある不具合を修正しました。 
    -INPUTチャンネルに、GEQをマウントしたRackがインサートされている場合
  • リコールセーフのGLOBAL RECALL SAFEフィールドの"OUTPUT PATCH"がオンで、INPUTチャンネルのINSERT OUT/DIRECT OUTのパッチがセーフの対象となっている場合、セーフされていないINPUTチャンネルからのINSERT OUT/DIRECT OUTのパッチがセーフされてしまうことがある不具合を修正しました。
  • PHONES LEVEL LINKがOFFでもMONITOR FADERの設定がPHONES OUT端子のレベルに影響を与えてしまう不具合を修正しました。

補足

  • ユーザー定義キーのPAGE BOOKMARK機能で、外部ヘッドアンプの設定ページを登録した場合、その設定のM7CLシリーズモデル間のやりとりで、以下の制約があります。 
    - M7CL-48/32の"EXTERNAL HA"画面は、M7CL-48ESでは"EXT-ES HA"画面(内蔵EtherSound端子用)  に対応しており、"EXTERNAL HA"画面(スロット用)には対応していません。

ソフトウェアのご使用条件

ヤマハ株式会社(以下「弊社」といいます)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、<ソフトウェア使用許諾契約>を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。

本ソフトウェアをご使用いただく前に、本契約書を充分にお読みください。お客様が本ソフトウェアを使用可能な状態にされた(ダウンロード、インストールその他の行為を含むがこれに限定されない)時点で、本契約書にご同意いただいたものとみなします。ご同意いただけない場合は、ダウンロードまたはインストールを中止するか、本ソフトウェアのファイルを削除してください。

ソフトウェア使用許諾契約

  1. 著作権および使用許諾

    弊社はお客様に対し、本ソフトウェアを構成するプログラム、データファイル及び、今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアッププログラム、データファイル(以下「本ソフトウェア」といいます)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。
    これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアの所有権は、お客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社または弊社のライセンサーが有します。

  2. 使用制限

    本ソフトウェアは著作権を持つ情報を含んでいますので、その保護のため、お客様が本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他の方法により、人間が感得できる形にすることは許されません。
    本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒布、または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的著作物をつくることは許されません。
    本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピュータに伝送することも許されません。
    本ソフトウェアを利用することにより入手できる著作権曲については、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可無く解除したり、電子すかしを改編したりすることは許されません。
    また、本ソフトウェアを利用して、違法なデータや公序良俗に反するデータを配信することや、弊社の許可無く本ソフトウェアの利用を前提としたサービスを立ち上げることは許されません。

  3. 終了

    本使用条件による使用許諾は、お客様が著作権法または本使用条件の条項に1つでも違反されたときは、弊社からの終了通知がなくても自動的に終了するものとします。
    その場合には、ただちに本ソフトウェアとその複製をすべて廃棄しなければなりません。

  4. 製品の保証

    本ソフトウェアが所定の機能を発揮しない場合等には、お客様は、本ソフトウェアを再ダウンロードまたは再インストールすることができます。
    弊社はそれ以上の保証はいたしません。
    本ソフトウェアの品質と性能についての一切のリスクはお客様のご負担となります。お客様が本ソフトウェアを入手された後の本ソフトウェアの保存・管理については、弊社は一切責任を負いません。
    お客様が入手された本ソフトウェアの消失については、その理由に関わらず弊社は再度供給する一切の責任を負いません。

  5. 責任の制限

    弊社は、本ソフトウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生や第三者からの賠償請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。

  6. 第三者のソフトウェア

    弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、データファイルおよびそれに関するドキュメンテーション(以下「第三者ソフトウェア」といいます)を提供する場合があります。
    別の規定に従い取り扱われるべき旨の記載が、本ソフトウェア付随のマニュアルに記載されている場合には、本使用条件にかかわらず、その別の規定に従い取り扱われるものとし、弊社によるアフターサービスおよび保証などについては、以下の規定が適用されるものとします。
    弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するものではありません。
    弊社は、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。
    第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じるすべての危険は、お客様が負担しなければなりません。
    弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生があることについて予め知らされた場合も、一切責任を負いません。

  7. お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限
    U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:

    The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
    本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウエア」を意味するものとします。

  8. 一般事項

    本契約は、日本法の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。万一、この使用許諾契約に関連してお客様と弊社との間で紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とします。