CL5 Firmware V5.10

このリリースノートはCL/QLをV5.10にアップデートする場合に使用します。下記をご一読いただきアップデートを行なってください。

アップデートについての注意点

  • "cl*_firm510.zip "(*は機種番号)を使用してアップデートしてください。
  • 「CL_SUBP_V510.BIN」ファイルと「MCLP5_10.PGM」ファイルをUSBメモリーのルートディレクトリーにコピーして、アップデートガイドに従って作業を行なってください。Danteファームウェアのアップデートも必要です。DanteファームウェアもUSBメモリーでアップデートできます。この方法では、「CL_SUBP_V510.BIN」ファイルや「MCLP5_10.PGM」ファイルと併せて一度にアップデートできます。
  • CL V1.61以前からアップデートする場合やV5.10にアップデートした後で「NAME SUB CPU NEEDS FIRMWARE UPDATE」というメッセージが出る場合は、”CL*_firm510\NAME SUB”(*は機種番号)にある「CL-MD101.BIN」ファイルをUSBメモリーのルートディレクトリーにコピーして、アップデートガイドに従って作業を行なってください。この方法では、「CL_SUBP_V510.BIN」ファイル、「MCLP5_10.PGM」ファイル、Danteファームウェアと併せて一度にアップデートできます。

*注意*

ファイルをコピーする前に、USB メモリーのルートディレクトリーに拡張子.PGM と.BIN のファイルがすでにある場合は、すべて削除してください。V3.0まではCLシリーズとQLシリーズは、同一ファイル名(*「C-MD1.BIN」)の異なるファイルを使用してアップデートしていました。そのため誤った「C-MD1.BIN」ファイルがルートディレクトリーに入ったままアップデートを行なうと、正常に動作しなくなる恐れがあります。
USBメモリーを使ったDanteファームウェアのアップデートは30分程度かかります。

Danteネットワーク内では、ネットワークスイッチのEEE機能(*)を使用しないでください。

EEE機能に対応したスイッチ間では、消費電力の相互設定が自動で調整されますが、相互設定の調整が正しく機能しないスイッチもあります。これにより、Danteネットワーク内の不適切な場面でスイッチのEEE機能が有効になってしまう可能性があり、クロック同期性能が悪化して音声が途切れる場合があります。

そのため、以下の点にご注意ください。

  1. マネージドスイッチを使う場合、Danteを使用するすべてのポートのEEE機能をオフにしてください。EEE機能がオフにできないスイッチは使用しないでください。
  2. アンマネージドスイッチを使う場合、EEE機能に対応したスイッチを使用しないでください。これらのスイッチはEEE機能をオフにできません。

* EEE (Energy Efficient Ethernet) 機能とは、ネットワークのトラフィックが少ないときにイーサネット機器の消費電力を減らす技術。グリーンイーサネットやIEEE802.3azとも呼ばれています。

Danteファームウェアについての注意点

  • Dante-MY16-AUDをCLシリーズと組み合わせてお使いになる場合は、Dante-MY16-AUDのファームウェアをV3.3.9以降にアップデートしてお使いください。
  • Windows用Dante Firmware Update Manager v1.4.16.6以降は、Windows XPに対応していません。Windows 7,Windows 8.1, Windows 10をお使いください。
  • アップデートする場合は、“CL5/CL3/CL1ファームウェアアップデートガイド”にしたがってアップデートしてください。
  • アップデート時にDante設定の初期化が正常に行なわれず、CL/QLとRシリーズ間のDante設定に不整合が発生する場合があることがわかりました。Dante Latencyを0.25msまたは0.5msに設定していたときのみ発生する場合があります。したがって、アップデート後にConsole ID #1のコンソールでLatencyを一度1.0msに設定してから、元の設定に戻してください。これにより、このコンソールおよびマウントされているRシリーズのDante設定の不整合が除去されます。ただし、Console ID #1のコンソールにマウントされていないRシリーズのLatency設定は、Dante Controllerで変更してください。

CL/QL/RIVAGE/R/Tioシリーズ Editor/Firmware/R Remote 互換表

CL EditorやQL Editorを使用する際は、必ず下表に基づいてファームウェアと互換性のあるバージョンのEditorをお使いください。互換性の無いバージョンを組み合わせて使用した場合には、予期せぬ振る舞いを引き起こす可能性があります。
Firmware Setは本体ファームウェアとDanteファームウェアのセットです。Firmware Setのバージョンは、本体ファームウェア(MAIN)のバージョンと同じです。Firmware Setの詳細は各ファームウェアのリリースノートを参照してください。

互換表

V5.10の新機能

  • DANTE I/O DEVICEとしてサポートする機種を追加しました。
    対応機種はこちら
  • アンプ(NEXO NXAMPmk2*)、パワードスピーカー(Yamaha DZR-D シリーズ、DXS XLF-D シリーズ)をリモート操作できるようになりました。

* CL/QLシリーズからNXAMPmk2をリモート操作するために下記の設定が必要です。

  • NXAMPmk2のファームウェアをLOAD4_21以降にアップデートする。
  • NXAMPmk2に標準カード(NXRM104)、またはDanteカード(NXDT104mk2)を装着する。

V5.10の改善点

  • USER DEFINED キーで割り当てたMIDI メッセージのノートオンが出力されているときに、シーンが更新されるとノートオフが出力されていました。そのノートオフが出力されないように変更しました。
  • 一部部品の生産終了に伴うDanteモジュールのハードウェア変更への対応をしました。

V5.10で修正した不具合

  • コンソールの電源投入時に、DANTE SETUP内のDEVICE MOUNT画面にてCL/QLにマウントした対応Dante機器がまれに正常にオンラインでマウントされないことがある不具合を修正しました。

V5.01で修正した不具合

  • REMOTE HA ASSIGN画面で、下記I/OデバイスでWITH RECALLを OFFにしてマウントしている場合に、[#1]にマウントしているデバイスのチャンネル1のHAパラメーターが初期値にリセットされる不具合を修正しました。
    • Tio1608-D
    • Focusrite製「RedNet 4」「RedNet MP8R」
    • Rupert Neve Designs製「RMP-D8」
  • MIDI Control ChangeやMIDI Parameter Changeの受信と同時にフェーダーやエンコーダーノブを手動で連続操作していると、コンソールがMIDIメッセージを受信しないことがある不具合を修正しました。

V5.00の新機能

  • DANTE I/O DEVICEとしてサポートする機種を追加しました。
  • シーンをリコールするときに、チャンネルごとのフェードタイムを個別に設定するINDIVIDUAL FADE TIMEに対応しました。
  • プレミアムラックのデバイスにPortico5045(プライマリーソースエンハンサー)を追加しました。

V5.00の改善点

  • Channel Name Displayのコントラストの基準値を変更しました。見え方が変わったと感じたお客様はSETUPメニューより調整ください。

V5.00で修正した不具合

  • コンソールの電源投入時、シーンリコール時、またはファイルロード時にR-Series (Rio/Ri/Rio-D2)に割り当てた一部のINPUTチャンネルのHAパラメーターがR-Series側の現在値に戻される不具合を修正しました。
  • Rio3224-D2/Rio1608-D2を複数台マウントしたときに、HAの操作が遅延する不具合と「No Response from I/O DEVICE」のエラーが出る不具合を修正しました。
  • Rio3224-D2/Rio1608-D2で電源リダンダントのエラーが発生したときに、それらの機器をマウントしているCL/QL上のSYSTEM/SYNCエラーメッセージが"DANTE SETTING MISMATCH"と誤表示される不具合を修正しました。
  • その他の軽微な不具合を修正しました。

既知の不具合

  • 以下の状態のときにCLコンソールの[STORE]キーを押しながら電源を入れて起動メニュー画面を表示すると、すべてのINPUTチャンネルのパッチが解除されることがあります。
    • Danteの64チャンネルをCLコンソールのすべてのINPUTチャンネルにパッチした。

    暫定回避策

    起動メニュー画面を表示する前にコンソールの設定データをUSBメモリーに保存してください。

    この不具合は次回以降のバージョンで修正予定です。
  • CL/QL Firmware V4.00 およびそれ以降のバージョンにおいて、MIDI Control Changeの受信によるSpecific CUE, Clear CUE等のCUEの制御ができない問題が見つかりました。CL/QLコンソールのCUEの操作によるMIDI Control Changeの出力には問題ありません。

    暫定回避策

    MIDI Parameter Changeの受信によるCUE機能の制御は可能です。

    この問題はV5.10の次のバージョンで修正予定です。
  • Dante ControllerでCLシリーズにDVS(Dante Virtual Soundcard)をパッチしている状態でCLシリーズを再起動してもパッチが再現されないことがあります。その場合はDante ControllerでDVSを再度パッチしてください。なお、Windows版の3.2.0より前のDVSでは、41CH以降のパッチがCLシリーズからできません。
  • V1.15までのバージョンで作成されたファイルをロードすると、接続していたRシリーズ以外のDante機器のマウント情報を引き継ぎません。DANTE INPUT PATCH LIBRARYをリコールしても同様です。必要に応じてV1.51以降でマウントやパッチ、DANTE INPUT PATCH Libraryを設定しなおしてください。

お知らせ

  • CL/QL/RIVAGE PM10/PM7コンソール、R Remoteから下記の各機器をリモートコントロールすることができます。同時に各機器をリモートコントロールできるCL/QL/RIVAGE PM10/PM7コンソール、R Remoteの台数は次のとおりです。
    • RMio64-D/RSio64-D/Tio1608-D(V1.04以降): 最大4台のCL/QL、あるいは6台のR Remote
    • Rio/Ri/Ro/Rio3224-D2/Rio1608-D2: 最大4台のCL/QL/RIVAGE PM10/PM7+別途6台のR Remote
  • MonitorMixは最大10台まで接続できます。
  • Dante Controllerでレイテンシーを設定する場合は、送信機器と受信機器で大きい(遅い)方の設定が有効になります。
  • コンソールなどからSUPPORTED DEVICEとして認識できるようにするためにはデバイスラベルの先頭にY###-(###は0~Fまでの16進数)という五文字の識別番号が必要です。
    • ヤマハ製Dante対応機器ではデバイスIDなどを参照して自動的に付与されます。(AIC128-Dなど一部製品では手動設定が必要です。)
    • Dante-MY16-AUD2を含むDante対応サードパーティ製品では手動で設定する必要があります。
    • Shure社製ワイヤレスレシーバーについてはセットアップガイドを確認のうえ設定してください。
    • デバイスラベルの制限
      • Y###-**********
      • # は0 ~ 9、A ~ F(大文字)の16進数3桁(000 ~ FFF)
      • * は任意の文字(英字(大文字または小文字)、数字、-(ハイフン)が使用可)
      • Yを含めて31文字まで対応しています。
      • RシリーズについてはY###-で示されるIDが大きさの違うRシリーズ間でも重複しないようにしてください。
  • カスタムフェーダーバンクの設定は、ユーザー設定に含まれているだけでなく、V2.0からシーンデータにも含まれています。ログインしているユーザーや、読み込んだデータのタイプやバージョンによって、呼び出されるカスタムフェーダーバンク設定が異なりますので、以下の点にご注意ください。
    • ALLタイプのコンソールデータをAdministratorでロードすると、セーブされていたAdministratorのカスタムフェーダーバンク設定が呼び出されます。Guestや他のユーザーでALLデータをロードすると、セーブされていたカレントシーンのカスタムフェーダーバンク設定が呼び出されます。
    • V1.70以前で保存したALLデータをロードした場合、シーンにはカスタムフェーダーバンク設定が含まれていないため、ロードしたときのカレントシーンのカスタムフェーダーバンク設定がすべてのシーンに適用されます。したがってこの場合は、ALLデータをロードする前にユーザーを切り替えたりしてカスタムフェーダーバンクを希望する設定にしておくか、カスタムフェーダーバンクにリコールセーフをかけておくことをおすすめします。
  • CL V2.xx、CL/QL V3.xx、V4.xx、V5.xxファームウェア対応のファイルコンバーターV5.0.0を用意しています。

ソフトウェアのご使用条件

ヤマハ株式会社(以下「弊社」といいます)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、<ソフトウェア使用許諾契約>を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。

本ソフトウェアをご使用いただく前に、本契約書を充分にお読みください。お客様が本ソフトウェアを使用可能な状態にされた(ダウンロード、インストールその他の行為を含むがこれに限定されない)時点で、本契約書にご同意いただいたものとみなします。ご同意いただけない場合は、ダウンロードまたはインストールを中止するか、本ソフトウェアのファイルを削除してください。

ソフトウェア使用許諾契約

  1. 著作権および使用許諾

    弊社はお客様に対し、本ソフトウェアを構成するプログラム、データファイル及び、今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアッププログラム、データファイル(以下「本ソフトウェア」といいます)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。
    これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアの所有権は、お客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社または弊社のライセンサーが有します。

  2. 使用制限

    本ソフトウェアは著作権を持つ情報を含んでいますので、その保護のため、お客様が本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他の方法により、人間が感得できる形にすることは許されません。
    本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒布、または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的著作物をつくることは許されません。
    本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピュータに伝送することも許されません。
    本ソフトウェアを利用することにより入手できる著作権曲については、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可無く解除したり、電子すかしを改編したりすることは許されません。
    また、本ソフトウェアを利用して、違法なデータや公序良俗に反するデータを配信することや、弊社の許可無く本ソフトウェアの利用を前提としたサービスを立ち上げることは許されません。

  3. 終了

    本使用条件による使用許諾は、お客様が著作権法または本使用条件の条項に1つでも違反されたときは、弊社からの終了通知がなくても自動的に終了するものとします。
    その場合には、ただちに本ソフトウェアとその複製をすべて廃棄しなければなりません。

  4. 製品の保証

    本ソフトウェアが所定の機能を発揮しない場合等には、お客様は、本ソフトウェアを再ダウンロードまたは再インストールすることができます。
    弊社はそれ以上の保証はいたしません。
    本ソフトウェアの品質と性能についての一切のリスクはお客様のご負担となります。お客様が本ソフトウェアを入手された後の本ソフトウェアの保存・管理については、弊社は一切責任を負いません。
    お客様が入手された本ソフトウェアの消失については、その理由に関わらず弊社は再度供給する一切の責任を負いません。

  5. 責任の制限

    弊社は、本ソフトウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生や第三者からの賠償請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。

  6. 第三者のソフトウェア

    弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、データファイルおよびそれに関するドキュメンテーション(以下「第三者ソフトウェア」といいます)を提供する場合があります。
    別の規定に従い取り扱われるべき旨の記載が、本ソフトウェア付随のマニュアルに記載されている場合には、本使用条件にかかわらず、その別の規定に従い取り扱われるものとし、弊社によるアフターサービスおよび保証などについては、以下の規定が適用されるものとします。
    弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するものではありません。
    弊社は、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。
    第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じるすべての危険は、お客様が負担しなければなりません。
    弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生があることについて予め知らされた場合も、一切責任を負いません。

  7. お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限
    U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:

    The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
    本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウエア」を意味するものとします。

  8. 一般事項

    本契約は、日本法の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。万一、この使用許諾契約に関連してお客様と弊社との間で紛争が生じた場合は、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とします。