DM7 Firmware V1.50 (旧バージョン)

DM7ファームウェアV1.5へのアップデートに失敗したという問題が報告されており、その原因調査および対策が完了するまで、ファームウェアの公開を中止しております。 アップデートが完了していない状態で電源を切ると、修理が必要となる場合がありますのでご注意ください。すでにアップデートが完了している場合は、ダウングレードしないようにお願いいたします。 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

このリリースノートはDM7シリーズをアップデートする場合に使用します。下記をご一読いただきアップデートを行なってください。

アップデートについての注意点

  • "dm7_firm150.zip"を使用してアップデートしてください。
  • 「DM7_firmware_V1.50.bin」ファイルをUSBメモリーのルートディレクトリーにコピーして、アップデートガイドに従って作業を行なってください。Danteファームウェアのアップデートも必要です。DanteファームウェアもUSBメモリーでアップデートできます。この方法では、「DM7_firmware_V1.50.bin」ファイルと併せて一度にアップデートできます。
  • Danteファームウェアをアップデートする際に「Dante Update Error. Dante Primary Port has no network link.」というメッセージが出る場合は、Dante Primaryポートに他のネットワーク機器を接続、リンクアップした後に、アップデートガイドに従って作業を行なってください。
  • *注意*
    ファイルをコピーする前に、USB メモリーのルートディレクトリーに拡張子.bin のファイルがすでにある場合はすべて削除してください。

Dante Domain Manager (DDM) をお使いのお客様へ

  • DDMを使用される際はこちらの内容をご確認ください。
    *注意*
    DM7はDDM(Dante Domain Manager)に参加している間、他のDante機器のリモートコントロールが機能しません。

DM7シリーズ Firmware/Editor 互換表

DM7 Editorを使用する際は、必ず下表に基づいてファームウェアと互換性のあるバージョンのEditorをお使いください。互換性の無いバージョンを組み合わせて使用した場合には、予期せぬ振る舞いを引き起こす可能性があります。

互換表

Dante I/Oサポート対応機種

V1.50の新機能

  • Broadcast Packageに対応しました。機能詳細はDM7シリーズリファレンスマニュアルをご参照ください。
  • Theatre Packageに対応しました。機能詳細はDM7シリーズリファレンスマニュアルをご参照ください。
  • DM7 Controlとの接続に対応しました。機能詳細はDM7シリーズリファレンスマニュアルをご参照ください。
  • 一時リンク機能を追加しました。
  • Scene List画面(Fade Time)にIndividualモードを追加しました。
  • Splitモード時、シーンメモリーによるフェーダーバンクのリコールに対応しました。
  • Port to Portのパッチ、Port to PortのHAゲインのリコールセーフを追加しました。
  • MONITOR SOURCE DEFINE画面で、モニターソースごとに名前を入力できるようになりました。
  • MONITOR AにSpeaker Select機能を追加しました。
  • I/O DEVICE画面にアウトプットディレイ/ゲインを追加しました。OMNI OUT、AES/EBU OUT、Dante OUT、PY OUTのポートに最大20までアサインできます。
  • DEVICE SELECT画面のSupported DeviceにDME7、Tio1608-D2を追加しました。
  • DCA GROUP ASSIGN画面にDCA Mute Targetを追加しました。
  • DAW REMOTE画面(Steinbergモード)で、フェーダー値の表示に対応しました。
  • USBストレージデバイスのファイルシステムとしてexFATをサポートしました。

V1.50の改善点

  • EQ, DYNのタッチ操作、画面切り替えのパフォーマンスを改善しました。
  • SENDS ON FADER画面で、MIXやMATRIXがステレオの場合の表示を改善しました。
  • DYN TYPEの選択肢の順序をRIVAGE PM V6に合わせました。

既知の不具合

  • 画面下部のエンコーダーがChannel Encoderとして機能している状態で、DCA Rollout機能のON/OFFを行った場合、エンコーダーにアサインされているパラメーターが意図せずにノミナル値に変更されてしまうことがあります。これは将来リリースのファームウェアで修正される予定です。
  • SETUPメニュー内のTIME画面において、地域・日付・時刻を変更した後に、外部接続したDante機器の発見、マウント、およびパラメーター同期、Danteパッチの変更が正しく行えないことがあります。本症状発生時はDM7本体の電源再起動を行ってください。これは将来リリースのファームウェアで修正される予定です。
  • リダンダント接続のときに主回線 (PRIMARY) のケーブルを抜くと、DANTE I/O DEVICEのHAがコントロールできなくなります。音声は副回線 (SECONDARY) により継続されます。これは将来リリースのファームウェアで修正される予定です。
  • リダンダント接続で DANTE I/O DEVICEが接続されていないとき "Warning:Error occurred at Secondary Port" という LOGが継続して表示され続けます。これは将来リリースのファームウェアで修正される予定です。
  • トップパネル上部にあるLEDライティングバーの色味が DM7/DM7 Compactと CTL-DM7とで反転している不具合が見付かりました。これは将来リリースのファームウェアで修正される予定です。

使用上のご注意

  • MAINTENANCE画面でInitialize Allを実行すると、Danteがデイジーチェインモードになります。リダンダント接続環境ではDanteネットワークケーブルを取り外した後にDanteの設定を再度実施してください。

お知らせ

  • Dante Controllerでレイテンシーを設定する場合は、送信機器と受信機器で大きい(遅い)方の設定が有効になります。