SWR2311P-10G Firmware V2.02.31
重要なお知らせ
- V2.02.27以前からアップデートを実施する場合は、必ず以下をお読みください。
- OpenSSLの以下の脆弱性対応を行いました。
CVE-2023-2650(JPCERT/CC JVNVU#94584169)
ファームウェア更新手順
詳細については「Yamaha LAN Monitorユーザーガイド」最新版とWeb GUIのヘルプを参照してください。
Yamaha LAN Monitor V1.8.6以降の場合
- コンピューターとSWR2311PをLANケーブルで接続する。
SWR2311PのVLAN 1となっているポートに接続してください。 - Yamaha LAN Monitorを起動する。
- LAN Monitor表示を[リスト]に変更する。
- [ファームウェア更新]タブをクリックする。(複数台接続している場合は読み込みに時間がかかる場合がございます)
- ファームウェア更新対象のスイッチを選択する。(複数モデルアップデートも可能です)
- [ファームウェア更新]をクリックする。
- [参照]ボタンをクリックして、ダウンロードして解凍した拡張子.binのファームウェアファイルを選択する。
- [実行]ボタンをクリックする。
Yamaha LAN Monitor V1.8.6より前の場合
- コンピューターとSWR2311PをLANケーブルで接続する。
SWR2311PのVLAN 1となっているポートに接続してください。 - Yamaha LAN Monitorを起動する。
- ツリービューでアップデートするSWR2311Pを選択する。
- 機器詳細ビューの[Web GUI]ボタンをクリックする。
初期設定ではユーザ名は空欄、パスワードは空欄です。
注意)V2.02.27以降からのアップデートを実行する場合は、あらかじめ指定した認証情報を入力してログインしてください。 - [管理]([Management]) → [保守]([Maintenance]) → [ファームウェアの更新]([Update firmware])で「PCからファームウェアを更新」([Update firmware from PC])の[進む]([Next])ボタンをクリックする。
- [ファイル選択]([Select a file])ボタンをクリックして、ダウンロードして解凍した拡張子.binのファームウェアファイルを選択する。
- [確認]([Confirm])ボタンをクリックする。
- [実行]([OK])ボタンをクリックする。
アップデートが完了するとSWR2311Pは自動的に再起動して、使用できる状態になります。
主なアップデート内容
機能追加
- ProAV向けかんたん設定の対応
- 以下のコマンドの追加および変更を行いました。
ip igmp snooping fast-leave auto-assignment
ip igmp snooping check ra enable/disable
ip igmp snooping check tos enable/disable
ip igmp snooping report-forward enable/disable
ipv6 mld snooping report-suppression
show ip igmp snooping interface
show ipv6 mld snooping interface
proav profile-type
- 以下のコマンドの追加および変更を行いました。
仕様変更
- デフォルトコンフィグの設定追加
- 以下の設定を追加しました。
ip igmp snooping disable
ipv6 mld snooping disable
- 以下の設定を追加しました。
- Web GUIにProAV設定メニューを追加
- ProAVプロファイル画面を新規追加しました。
- マルチキャスト画面を新規追加しました。
- Web GUIのDante最適設定を以下のとおり変更しました。
- 手動設定で流し込むコマンドを見直しました。
- フロー制御が有効な場合、本機能を無効にするようコマンド内で対応しました。
- LLDP機能が無効の場合、流し込むコマンド内で有効化するようにしました。
- Web GUIのダッシュボードに以下を追加しました。
- インターフェース情報ガジェットに帯域使用率ボタンを追加し、ポートごとの帯域使用率を表示できるようにしました。
- Web GUIの詳細設定項目を以下のとおり追加しました。
- [マルチキャスト]-[IGMPスヌーピング]
- RAチェック
- ToSチェック
- レポート転送機能
- 高速脱退機能自動割り当て
- [マルチキャスト]-[MLDスヌーピング]
- レポート抑制機能
- [マルチキャスト]-[IGMPスヌーピング]
- ポート初期配置の変更
- ポート初期配置をVerticalからHorizonに変更しました。
- Horizon時の上段をDanteプライマリ、下段をセカンダリに変更しました。
- 設定時にVLAN-IDの登録数が上限に達した場合、以下のエラーを表示するようにしました。
- VLAN IDの登録数が上限に達したため、プロファイルを設定できません。
- コマンド変更
- LAN/SFPポートに以下の変更を加えました。
tlv-select basic-mgmt(LLDP)を追加。
spanning-tree enable/disableを削除。 - ProAVプロファイルにおいて、初期設定に戻す際のコマンド no spanning-tree を削除しました。
- LAN/SFPポートに以下の変更を加えました。
- 初期化仕様の変更
- Web GUIのProAVプロファイル画面「初期化の設定に戻す」ボタンを工場出荷状態に戻す仕様に変更しました。
- これに伴い、以下の差分修正を行いました。
- システム初期化
- "no lldp run"を廃止し、"lldp run"を保持。
- "lldp auto-setting enable"を追加。
- VLANインターフェース初期化
- "l2-mcast flood 239.192.128.250"を追加。
- "ip igmp snooping disable"および"ipv6 mld snooping disable"を追加。
- LAN/SFPポート初期化
- "no lldp-agent"を廃止し、"lldp-agent"を保持。
- "no tlv-select basic-mgmt"を追加。
- システム初期化
- マルチキャスト基本設定の初期化変更
- VLANインターフェースの設定で「初期設定に戻す」操作時に工場出荷状態に戻るよう変更しました。
バグ修正
- IGMP/MLD Snooping設定反映不具合修正
- 以下のコマンドをno形式で実行した際、動作に反映されない不具合を修正しました。
ip igmp snooping version
ipv6 mld snooping version
- 以下のコマンドをno形式で実行した際、動作に反映されない不具合を修正しました。
- Dante最適設定表示不具合修正
- RM-CRのGUIでスイッチのDante最適設定状態が正しく表示されない不具合を修正しました。
- VLAN-IDエラー修正
- ProAV設定のマルチキャスト画面で、VLAN-IDが257以上のプロファイルを選択するとエラーになる不具合を修正しました。
- トグルボタン高さ統一
- ProAV設定の以下画面でトグルボタンの高さを統一しました。
- Danteプライマリー/セカンダリー回線の設定
- CUSTOM設定
- ProAV設定の以下画面でトグルボタンの高さを統一しました。
- メニュー表示不具合修正
- Web GUIで言語を英語にした際、ブラウザーの横幅が小さくなるとメニューの右端が表示されない不具合を修正しました。
- エラーメッセージ修正
- Web GUIの[ProAV設定]-[プロファイル]でプロファイル設定時にLAG参加ポート存在時のエラーメッセージを修正しました。
- JA:論理インターフェースに所属するポートを論理インターフェースから外してください。
- EN:Remove the ports that belong to a logical interface from the logical interface。
- Web GUIの[ProAV設定]-[プロファイル]でプロファイル設定時にLAG参加ポート存在時のエラーメッセージを修正しました。
- 未使用凡例表示不具合修正
- Web GUIのProAVプロファイルで未使用の凡例が表示される不具合を修正しました。
ライセンス合意とファイルのダウンロード
ヤマハ株式会社(以下「弊社」)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、ソフトウェア使用許諾契約(以下「使用許諾契約」)を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。
お客様が本ソフトウェアをダウンロード、インストール、コピー等された場合、またはインストールされた本ソフトウェアを使用された場合には使用許諾契約に同意されたものとしますので、必ず下記の条項を充分お読みください。ご同意いただけない場合は、ダウンロード、インストール、コピー等を中止するか、インストールしたファイルを削除してください。
1. 著作権および使用許諾
弊社はお客様に対し、使用許諾契約に基づいて配布されるプログラム、データファイル及び今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアップ(以下「本ソフトウェア」)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアや、本ソフトウェアの使用から得られるデータの所有権はお客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社およびライセンサーが有します。
2. 使用制限
お客様は、本ソフトウェアの利用にあたり、以下の行為を行なってはなりません。
- 本ソフトウェアを逆コンパイル、逆アセンブル、リバース・エンジニアリング、またはその他の方法により、人間が感得できる形にすること(ただし、法律により明示的に許可されている場合を除く)。
- 本ソフトウェアの全体または一部を複製、修正、改変、賃貸、リース、転売、頒布または本ソフトウェアの内容に基づいて二次的著作物をつくること。
- 本ソフトウェアをネットワークを通して別のコンピュータに伝送すること。
- 本ソフトウェアを利用して、違法なデータや公序良俗に反するデータを配信すること。
- 弊社の許可無く本ソフトウェアの利用を前提としたサービスを立ち上げること。
- 正当な保有者から許可を得ている場合またはその他の法的な権限を有する場合を除いて、著作権その他の財産的権利により保護された物の権利侵害となる様態にて本ソフトウェアを利用すること。
- 本ソフトウェアにより使用または入手できる著作権曲について、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可なく解除したり、電子すかしを改編したりすること。
3. 終了
使用許諾契約はお客様が本ソフトウェアをお受け取りになった日に発効します。本契約は、お客様が著作権法または本契約に定める使用条件の条項に一つでも違反されたときは、弊社からの終了通知がなくても自動的に終了するものとします。その場合には、ただちに本ソフトウェアの使用を中止し、その複製および付帯文書をすべて廃棄しなければなりません。
4. 製品の保証
本ソフトウェアが所定の機能を発揮しない場合等には、お客様は、本ソフトウェアを再ダウンロードまたは再インストールすることができます。弊社はそれ以外の保証はいたしません。
本ソフトウェアの品質と性能についての一切のリスクはお客様のご負担となります。お客様が本ソフトウェアを入手された後の本ソフトウェアの保存・管理について、弊社は一切責任を負いません。
お客様が入手された本ソフトウェアの消失について、その理由にかかわらず弊社は再度供給する一切の責任を負いません。
5. 責任の制限
弊社の責任は使用許諾契約で定める許諾を供与することのみに限定されるものとします。弊社は、本ソフトウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生や第三者からの賠償請求の可能性があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。
6. オープンソースソフトウェア
本ソフトウェアには、オープンソースライセンス(GNU General Public License、Lesser General Public License を含むが、これに限定されない)を伴うソフトウェアまたはこれを改変したもの(以下「オープンソースソフトウェア」)が含まれる場合があります。オープンソースソフトウェアのご使用は、各権利者の定めるライセンス条件に従っていただくものとします。なお、本契約と各オープンソースライセンスとで矛盾する内容が規定されている場合、矛盾する箇所に限り、該当するオープンソースライセンスの内容が優先して適用されます。
7. 第三者のソフトウェアおよびサービス
弊社は、本ソフトウェアとともに、第三者のプログラム、サービス、データファイルおよび関連文書(以下「第三者ソフトウェア」)を提供する場合があります。弊社が第三者ソフトウェアであることを示した場合、お客様はその第三者ソフトウェアに付随する契約条項に拘束され、第三者ソフトウェアの提供者が全ての保証その他の責任を負うことを理解し同意するものとします。弊社は第三者ソフトウェアに関する一切の責任を負いません。弊社は、第三者ソフトウェアの商品性、および特定目的に対する適合性の保証その他一切の保証を、明示であると黙示であるとを問わず、一切いたしません。第三者ソフトウェアの使用もしくは機能から生じるすべての危険は、お客様が負担しなければなりません。弊社は、第三者ソフトウェアに関しての操作方法、瑕疵その他に関してアフターサービスを提供するものではありません。弊社は、第三者ソフ卜ウェアの使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた直接的、派生的、付随的または間接的損害(データの破損、営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の損失などによる損害を含む)については、通常もしくは特別の損害に拘わらず、たとえそのような損害の発生があることについて予め知らされた場合でも、一切責任を負いません。
お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限
U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:
The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウェア」を意味するものとします。
8. 一般事項
本契約は、日本法(法の抵触に関する原則を除く)の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。また、弊社とお客様との間で問題が生じた場合には、弊社とお客様が誠意をもって協議し、協議しても解決しない場合は、東京地方裁判所を専属管轄裁判所とします。本契約の規定のいずれか、または、ある規定の一部分が管轄権を有する裁判所または行政機関によって不法、無効、執行不可能とみなされた場合や、当該の規定(または規定の一部分)が使用許諾契約全体の基本的性質に合致しないと判断された場合も、残りの規定(該当する規定が含まれる条項の残りの部分も含む)の合法性、妥当性、法的効力は影響を受けません。お客様からの全ての法的通知は書面でなされるものとし、下記に記載の住所まで書留郵便で送付されるものとします。
〒430-8650 静岡県浜松市中央区中沢町10-1 ヤマハ株式会社
9. 完全合意
本契約の契約条件は、お客様と弊社の間の完全な合意から成るもので、この件に関する従前のすべての認識や合意に取って代わるものとします。
10. 契約の変更
弊社は、独自の判断で本契約を変更することができます。変更後の契約の効力は、変更後の契約に対してお客様が同意、または変更日以降、本ソフトウェアを使用したときから発生するものとします。
最終更新日:2024年11月1日