SWR2311P-10G Firmware V2.02.22 (旧バージョン)

ファームウェア更新手順

詳細については「Yamaha LAN Monitorユーザーガイド」とWeb GUIのヘルプを参照してください。

  1. コンピューターとSWR2311P-10GをLANケーブルで接続する。
    SWR2311P-10GのVLAN 1となっているポートに接続してください。
  2. Yamaha LAN Monitorを起動する。
  3. ツリービューでアップデートするSWR2311P-10Gを選択する。
  4. 機器詳細ビューの[Web GUI]ボタンをクリックする。
    初期設定ではユーザ名は空欄、パスワードは空欄です。
  5. [管理]([Management]) → [保守]([Maintenance]) → [ファームウェアの更新]([Update firmware])で「PCからファームウェアを更新」([Update firmware from PC])の[進む]([Next])ボタンをクリックする。
  6. [ファイル選択]([Select a file])ボタンをクリックして、ダウンロードして解凍した拡張子.binのファームウェアファイルを選択する。
  7. [確認]([OK])ボタンをクリックする。
  8. [実行]([Execute])ボタンをクリックする。

アップデートが完了するとSWR2311P-10Gは自動的に再起動して、使用できる状態になります。

新機能

  • L2MSで、以下の機器に対応しました。
    • SWX3220-16MT
    • SWX3220-16TMs
    • SWX2322P-16MT
    • SWX2320-16MT
    • SWX2110-5G/8G/16G
    • SWX2110P-8G
    • WLX413
  • Alias IPアドレスに対応しました。
    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。
    この対応に伴い、Web GUIの詳細設定の[VLAN]-[VLAN作成]で、以下の対応を行いました。
    • 1つのVLANに対して、IPv4セカンダリーアドレスを最大4つまで設定できるようにしました。
    • 1つのVLANに対して、IPv6グローバルアドレスを最大5つまで設定できるようにしました。
    • IPv4アドレスにラベルを設定できるようにしました。
    • IPv4アドレスをDHCPで取得する場合に、ホスト名を設定できるようにしました。
  • スケジュール機能に対応しました。
    外部仕様書をよくご確認のうえ、ご利用ください。
  • スタック構成時にLACPリンクアグリゲーションを使用できるようにしました。
  • Webコンソールに対応しました。
  • Web GUIの詳細設定に以下機能の設定ページを追加しました。
    • ポート認証
    • スパニングツリー
  • Web GUIの管理にバックアップ/リストアのページを追加しました。
  • Web GUIのダッシュボードのインターフェースガジェットで、スパニングツリーによるポートのブロック状態を表示するようにしました。
    ただし、CISTの該当ポートのみを表示します。

改善点

  • OpenSSLの以下の脆弱性対応を行いました。
    • CVE-2020-1971(JPCERT/CC JVNVU#91053554)
  • L2MS機能が無効になっているとき、L2MSフレームを転送するようにしました。
  • LANポートにshutdownコマンドが設定されても給電を継続するようにしました。
  • L2MSマスターの重複を検出したとき、または重複が解消したときに、以下のINFOレベルのシスログを出力するようにしました。
    [L2MS]:inf: L2MS master duplication detected. ( ADDR, portX.Y )
    [L2MS]:inf: L2MS master duplication resolved. ( ADDR, portX.Y )
  • FAN停止または温度センサー異常が発生したとき、以下の処理を行うようにしました。
    • SNMPトラップの送信
    • Web GUIのダッシュボードで、「ファンの回転速度が上がりました。」を表示
    • Web GUIのLANマップで、「ヤマハスイッチのファン回転速度が上がりました。」を表示
  • Web GUIのヘルプで、オープンソースソフトウェアのライセンスを表示するようにしました。

修正した不具合

  • HTTPやTELNETなど各種サーバーのアクセス許可を設定して起動したとき、ごく稀に不正なシスログが出力されたり各種サーバーへアクセスできなくなるバグを修正しました。
  • SFP/SFP+ポートにSFP/SFP+モジュールを接続したとき、リンク状態が不安定になることがあるバグを修正しました。
  • インターフェースに以下のコマンドが設定されているコンフィグで起動したとき、ネイティブVLANで通信できないバグを修正しました。
    • switchport trunk allowed vlan add VLAN-ID
    • switchport trunk native vlan VLAN-ID
  • 温度異常が発生したときに、POWER LEDが橙色に点灯しないことがあるバグを修正しました。
  • 以下の条件を満たすポートをトランクポートに変更できるバグを修正しました。
    • ポート認証の設定が有効でマルチサプリカントモードではない
    • ゲストVLANが設定されている
  • リンクアグリゲーションの論理インターフェースにマルチプルVLANが設定されているとき、起動時に設定が動作に反映されないことがあるバグを修正しました。
  • RADIUSサーバー機能で、IPアドレスが設定されていて、なおかつリンクダウンしているVLANインターフェースが存在すると、認証に失敗することがあるバグを修正しました。
  • IPv4の固定アドレスをリンクローカルアドレス(169.254.0.0/16)に設定すると、WebGUIでIPアドレスが表示されなくなるバグを修正しました。
  • パフォーマンス観測機能で、年をまたぐとWeb GUIのダッシュボードで過去の観測情報(DayとMonth)が表示されなくなるバグを修正しました。
  • ChromeまたはEdge (Chromium)ブラウザでWeb GUIのLANマップを表示したとき、ポートをクリックすると黒枠が表示されるバグを修正しました。
  • Web GUIのLANマップで、ポートの給電操作ボタンから、給電を有効にできないことがあるバグを修正しました。
  • Web GUIのLANマップのタグVLANページで、以下のバグを修正しました。
    • スタック非対応のL2MSスレーブのポート番号の表記が不正
    • L2MSスレーブのコンボポートが表示されない
    • VLANの参加ポート選択中にトポロジの変更などにより画面更新が行われると表示が崩れる
    • コンボポートのアップリンク/ダウンリンクの矢印が表示されない
  • ヤマハ製品以外のスイッチを含む構成で、Web GUIのLANマップの一覧マップを表示すると、ツリーの表示が崩れることがあるバグを修正しました。
  • Web GUIの詳細設定の[VLAN]-[タグVLAN]で、動作モードをトランクからアクセスに変更するとき、アクセスVLANとして既存設定のネイティブVLANと同じVLANを指定すると、アクセスVLANが設定されないバグを修正しました。
  • Web GUIの詳細設定の[タグVLAN]で、トランクポートのイングレスフィルターの設定が正しく表示されないバグを修正しました。
  • Web GUIの詳細設定の[IGMPスヌーピング]で、IGMPスヌーピング機能の設定一覧が、正しい順番で表示されないバグを修正しました。
  • Web GUIの詳細設定の[RADIUS サーバー]-[ユーザーの管理]で、「認証機能の選択」を切り替えたとき、必要な入力項目が無効化されるバグを修正しました。
  • Web GUIの詳細設定の以下ページの「入力内容の確認」画面で説明文に誤りがあるバグを修正しました。
    • [RADIUS サーバー]-[サーバーの設定]
    • [RADIUS サーバー]-[ユーザーの管理]
    • [RADIUS サーバー]-[証明書の管理]
  • Web GUIの管理の[アクセス管理]で、パスワード強度が「最強」の状態にもかかわらず警告が表示されるバグを修正しました。
  • L2MSスレーブとして動作しているとき、特定のL2MSメッセージを受信するとメモリーリークするバグを修正しました。
  • その他、軽微な不具合を修正しました。

ヤマハ株式会社(以下「弊社」)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、ソフトウェア使用許諾契約(以下「使用許諾契約」)を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。

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  • 本ソフトウェアにより使用または入手できる著作権曲について、商業的な目的で使用すること、著作者の許可無く複製、転送または配信したり、不特定多数にむけて再生および演奏すること、入手できるデータの暗号を権利者の許可なく解除したり、電子すかしを改編したりすること。

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お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限

U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:
The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウェア」を意味するものとします。

8. 一般事項

本契約は、日本法(法の抵触に関する原則を除く)の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。また、弊社とお客様との間で問題が生じた場合には、弊社とお客様が誠意をもって協議し、協議しても解決しない場合は、東京地方裁判所を専属管轄裁判所とします。本契約の規定のいずれか、または、ある規定の一部分が管轄権を有する裁判所または行政機関によって不法、無効、執行不可能とみなされた場合や、当該の規定(または規定の一部分)が使用許諾契約全体の基本的性質に合致しないと判断された場合も、残りの規定(該当する規定が含まれる条項の残りの部分も含む)の合法性、妥当性、法的効力は影響を受けません。お客様からの全ての法的通知は書面でなされるものとし、下記に記載の住所まで書留郵便で送付されるものとします。

〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1 ヤマハ株式会社

9. 完全合意

本契約の契約条件は、お客様と弊社の間の完全な合意から成るもので、この件に関する従前のすべての認識や合意に取って代わるものとします。

10. 契約の変更

弊社は、独自の判断で本契約を変更することができます。変更後の契約の効力は、変更後の契約に対してお客様が同意、または変更日以降、本ソフトウェアを使用したときから発生するものとします。

最終更新日:2020年1月28日