TF5/3/1 TF-RACK Firmware V4.50-2 (旧バージョン)

[バージョンの確認方法]

  • TF本体ファームウェアのバージョンは、SETUP画面 → About画面にあるバージョン情報で確認できます。

TFシリーズ Firmware/Editor互換表

ご使用の際は、必ず下表に基づいて互換性のあるバージョンをお使いください。互換性の無いバージョンを組み合わせて使用した場合には、予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。

互換表

機能追加 (V4.50-2)

  • NY64-DのDanteファームウェアを更新しました。TF本体のファームウェアはV4.50のままで変更ありません。
    • NY64-DとDHCPサーバーを再起動したときに、ごくまれに他のTCP通信にDanteモジュールが影響を与える不具合を解消しました。
    • Dante Domain Manager (DDM)のSMPTEモード*(ST2110-30 clocking)に対応しました。このためDDM登録中はWord ClockとPreferred Leaderが変更できなくなります。
      *DDMのSMPTEモードでは、ドメインはSMPTE ST2110-30クロッキング用に構成され、Danteデバイスと非Dante SMPTEデバイス間のオーディオの相互運用性を実現します。
    • NY64-Dアップデート後のDanteバージョンは4.2.4.1 - 4.0.5.2 - 3.1.0となり、Dante Controllerで確認できます。

注)

  • TF本体のFirmwareはV4.50のまま変更ありませんので、現在V4.50の場合は再度アップデートする必要はありません。

機能追加 (V4.50)

  • チャンネルライブラリーの初期QuickPro Presetsに、Audixマイクプリセットを追加しました。
    本バージョンにアップデートしたあと、「Initialize All Memory」を実行するとライブラリーリストに追加されます。

仕様変更 (V4.50)

  • USB TO HOST 端子のUSB1、2出力にて、Ch 1/2 Direct Outに加えSTEREO L/R、MATRIX等を選択して出力できるようになりました。

不具合修正 (V4.50)

  • エンコーダー( [TOUCH AND TURN] ノブ)を高速に回転させた時、エンコーダーを押して回転させた挙動になる場合がある不具合を修正しました。

不具合修正 (V4.02)

  • TF5,TF3,TF1,TF-RACK V4.00,V4.01およびTF Editor V4.00において、設定ファイル(.TFFファイル)をロードしたとき、設定にかかわらずRecall Safeの挙動が更新されない問題を修正しました。

不具合修正 (V4.01)

  • TF-RACKにおいて、[TAP]キーによるディレイタイム設定ができない不具合を修正しました。

機能追加 (V4.00)

  • OVERVIEW画面にSelected Channelセクションを追加しました。各チャンネルの主な音作りをひとつの画面でできるようになりました。Selected Channelセクションを表示するには、PREFERENCE画面の[HOME] Keyで「Selected Channel」をオンにしてください。
  • シーンのFADE TIME機能を追加しました。
    シーンリコール中に、TF5/TF3/TF1のフェーダーや画面の挙動が内部数値の遷移に追従しないことがありますが、実際の音声出力(音量)は内部数値に追従して連続的に変化します。
  • チャンネルを自由にアサインできるミュートグループ3~6を追加しました。チャンネルのアサインはSETUP画面→MUTE GROUP ASSIGN画面、または各チャンネルのASSIGN画面で設定します。
  • リコールセーフパラメーターの「On」と「Fader」を個別に設定できるようになりました。
  • SEND FROM画面のメニューにCopy/Pasteを追加しました。選択しているAUX/MATRIX/SUBチャンネルのSENDレベルをコピー/ペーストします。
  • AUX/MATRIX/SUBチャンネルのメニューに、CH Copy with Sends/CH Paste with Sendsを追加しました。
  • AUTOMIXER画面にグループバイパス機能を追加しました。
  • PREFERENCE画面に下記の機能を追加しました。
    • Auto Channel Selectセクションに「[SEND SEL]>[CUE] Link」を追加しました。オフに設定すると、SENDS ON FADERキーの選択にセンドマスターのCUEが追従する従来の機能が無効になります。
    • Key Functionセクションを追加しました。
    • [HOME] Keyに「Selected Channel」を追加しました。
  • USER DEFINED KEYSとFOOT SWITCHに割り当てできる機能を追加しました。
    • AutomixerのGroup Bypassと各チャンネルのオン/オフ
    • Mute MasterのMUTE GROUP3~6
  • ST IN 1/2チャンネルに、チャンネルディレイを追加しました。
  • クイックコンフィグ機能で接続されたDZR-Dシリーズ/DXS-XLF-Dシリーズのミュート操作機能をSLOT SETUP画面に追加しました。この機能を使用するために、DZR-Dシリーズ/DXS-XLF-D シリーズはV1.1.2以降のバージョンをご使用ください。また、同じDanteネットワークに接続するTFはすべてV4.00以降にバージョンアップしてください。
  • EQとGEQで、[SHIFT]キーを長押しすると、選択中のバンドのゲインがノミナル(0.0dB)になる機能を追加しました。
  • GEQで、 [TOUCH AND TURN]ノブの操作対象を、ゲインと周波数とで交互に切り替える機能を追加しました。[SHIFT]キーを押す、または[TOUCH AND TURN]ノブを押すことで切り替えできます。
  • チャンネルライブラリーの初期プリセットを追加しました。また一部データを変更しました。
    本バージョンにアップデートしたあと、「Initialize All Memory」を実行すると変更が反映されます。

仕様変更 (V4.00)

  • ミュートグループマスターがオンのときに、トップパネルの[ON]キーを操作したときの挙動を変更しました。
  • RECORDER画面で、同じフォルダー内に置けるオーディオファイル数の制限を150ファイルに変更しました。フォルダーも含めてファイル数が150を超えると、超えた分のフォルダーやファイルはリストに表示されません。150ファイル以内になるようフォルダー分けをしてご使用ください。

既知の不具合

  • 同一Danteネットワーク内に複数のデバイスが接続されたシステムにおいて、TFの電源投入時に稀に"Wrong Word Clock Error (Dante Device)"が表示されることがあります。発生した場合はTF単体またはシステム全体の電源を再投入してご使用ください。
  • パワードスピーカーシステムDZR-D シリーズ、パワードサブウーファーシステムDXS-XLF-D シリーズとTFシリーズが接続されている状態でDZR-Dシリーズ/DXS-XLF-DシリーズのユニットIDを複数回変更すると、DZR-Dシリーズ/DXS-XLF-DシリーズがTFシリーズの画面に表示されなくなる場合があります。TFシリーズまたはDZR-Dシリーズ/DXS-XLF-Dシリーズの電源を入れなおすと、再度表示されるようになります。
  • TFシリーズの電源を入れたときや本体のファームウェアをアップデートしたときに、Danteネットワークに一瞬ノイズが発生する場合があります。TFシリーズの電源を入れてから出力機器の電源を入れてください。
  • NY64-DのTransmitチャンネルにラベルが付いていると、下記の不具合が発生する場合があります。
    • DDMサーバーに接続したときや、ワードクロックを変更したときに「Dante Setting Error! Please Restart the Console.」というメッセージが表示される。
    • DDMドメインへの登録/登録解除を繰り返した機器がTFシリーズに認識されなくなる。
    これらの現象は、TFシリーズの電源を入れなおすと解消されます。
  • Danteネットワークに接続されている機器が多い場合、機器の電源を一斉に入れたときに、接続されている機器がTFシリーズに認識されなくなる場合があります。TFシリーズの電源を入れなおすと認識されるようになります。

運用上の注意

  • フローの多いDanteネットワークにTFシリーズのネットワーク端子を接続して、NETWORK画面を操作したりRefreshボタンを押したりすると、TFシリーズの画面がフリーズする場合があります。TFシリーズのネットワーク端子をDanteネットワークに接続しないでください。画面のフリーズは、TFシリーズの電源を入れなおすと解消されます。

ヤマハ株式会社(以下「弊社」)では本ソフトウェアのお客様によるご使用およびお客様へのアフターサービスについて、ソフトウェア使用許諾契約(以下「使用許諾契約」)を設けさせていただいており、お客様が下記条項にご同意いただいた場合にのみご使用いただけます。

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弊社はお客様に対し、使用許諾契約に基づいて配布されるプログラム、データファイル及び今後お客様に一定の条件付きで配布され得るそれらのバージョンアップ(以下「本ソフトウェア」)を、お客様ご自身が所有または管理するコンピュータ、楽器または機器においてのみ使用する権利を許諾します。これらの本ソフトウェアが記録される記録メディアや、本ソフトウェアの使用から得られるデータの所有権はお客様にありますが、本ソフトウェア自体の権利及びその著作権は、弊社およびライセンサーが有します。

2. 使用制限

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6. オープンソースソフトウェア

本ソフトウェアには、オープンソースライセンス(GNU General Public License、Lesser General Public License を含むが、これに限定されない)を伴うソフトウェアまたはこれを改変したもの(以下「オープンソースソフトウェア」)が含まれる場合があります。オープンソースソフトウェアのご使用は、各権利者の定めるライセンス条件に従っていただくものとします。なお、本契約と各オープンソースライセンスとで矛盾する内容が規定されている場合、矛盾する箇所に限り、該当するオープンソースライセンスの内容が優先して適用されます。

7. 第三者のソフトウェアおよびサービス

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お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限

U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:
The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウェア」を意味するものとします。

8. 一般事項

本契約は、日本法(法の抵触に関する原則を除く)の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。また、弊社とお客様との間で問題が生じた場合には、弊社とお客様が誠意をもって協議し、協議しても解決しない場合は、東京地方裁判所を専属管轄裁判所とします。本契約の規定のいずれか、または、ある規定の一部分が管轄権を有する裁判所または行政機関によって不法、無効、執行不可能とみなされた場合や、当該の規定(または規定の一部分)が使用許諾契約全体の基本的性質に合致しないと判断された場合も、残りの規定(該当する規定が含まれる条項の残りの部分も含む)の合法性、妥当性、法的効力は影響を受けません。お客様からの全ての法的通知は書面でなされるものとし、下記に記載の住所まで書留郵便で送付されるものとします。

〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1 ヤマハ株式会社

9. 完全合意

本契約の契約条件は、お客様と弊社の間の完全な合意から成るもので、この件に関する従前のすべての認識や合意に取って代わるものとします。

10. 契約の変更

弊社は、独自の判断で本契約を変更することができます。変更後の契約の効力は、変更後の契約に対してお客様が同意、または変更日以降、本ソフトウェアを使用したときから発生するものとします。

最終更新日:2020年1月28日