Selected Channel Viewでさらに進化するTouchFlow Operation™ TF V4.0リリース

タッチパネルに最適化し、直観的な操作性を実現したデジタルミキサー「TFシリーズ」がV4.0へとバージョンアップします。

今回のV4.0では、Selected Channel Viewを新たに追加しました。これにより他のヤマハデジタルミキサー同様、各入出力チャンネルの主要パラメーターを1画面で確認できるだけでなく、TOUCH AND TURNノブを組み合わせることで、より直感的で素早い操作が可能となります。 また、チャンネルを自由にアサインできるミュートグループや、シーンのFADE TIME機能など、よりプロフェッショナルな要求に応えられる機能を新たに搭載しました。

さらに、ヤマハの開発・R&Dチームが、マイクロフォンやIEMメーカー、そして多くのサウンドエンジニアと協業して制作しているチャンネルプリセット、QuickPro Presets™にも、今回新たな対応モデルを追加。ユニバーサルモデルからカスタムモデルまで多くのモデルをラインナップに持つWestone LaboratoriesのIEMに対応したプリセット群をはじめ、多くのマイクロフォンやIEM、スピーカーに対応したプリセットを多数追加しました。これらのプリセットによって経験が浅いオペレーターでも簡単に良質なサウンドを実現することができ、熟練のミキシングエンジニアは設定時間を大幅に短縮することが可能となります。

メーカー名

追加プリセット

FitEar

Pro Audio 334, Pro Audio 335, Pro Audio 335DW

Sennheiser

e902, e904, e906

Shure

SE112, SE215, SE315, SE425, SE535, SE846

Ultimate Ears

UE6, UE18+, UE Live

Westone Laboratories

UM10, UM20, UM30, UM50, AM10, AM20, AM30, ES10, ES20, ES30, ES50, ES60, ES80

Yamaha

EAD10, DZR series, DXR series, DSR series, DBR series

また対応iPadアプリケーション「TF StageMix」もさらに進化。TFコンソール本体に接続したUSBストレージデバイスの音源再生、録音操作がiPad上から可能になる他、User Definedボタンの追加など、より高度な遠隔操作が可能となります。

ヤマハ株式会社 音響事業統括部 PA事業推進部長 津川能行のコメント

TFシリーズは継続的なバージョンアップにより、様々な機能追加と操作性の改善を続け、幅広いアプリケーションでご活用いただけるように進化してまいりました。今回のV4.0では、Selected Channel Viewの追加をはじめとした操作性の改善とQuickPro Presets™の強化を進め、様々なレベルのユーザーに快適なデジタルコンソールの操作体験を提供します。

Westone Laboratories 製品開発 Karl Cartwright氏のコメント

我々Westoneは、今回TFシリーズへのインイヤーモニタープリセット追加のためにヤマハと一緒に仕事ができたことを大変光栄に思います。今回のプリセットではカスタムフィットモデルのESシリーズはもちろん、ユニバーサルモデルのUMシリーズとAMシリーズ3つの全品番を追加しました。TFシリーズが提供するQuickPro Presets™を使うことで、迅速かつ簡単なインイヤーモニターミックスの設定が可能となりますので、ぜひお試しください。