【導入事例】NPO法人 カワサキミュージックキャスト 様 / 音楽イベント支援 / 神奈川県川崎市

Japan/Kawasaki Dec. 2025

市民が参加する地域イベントにもクオリティの高いステージを

2004年から「音楽のまちづくり」を推進し、音楽を通じて地域の魅力を発信している神奈川県川崎市。カワサキミュージックキャストは、その取り組みに歩調を合わせて音楽イベント開催に貢献してきたNPO法人です。音響業務や機材の貸出しはもちろん、イベント自体の企画・制作から、照明、映像や仮設ステージの設置・撤収までワンストップで対応しています。

川崎市を拠点に手がける数多くのイベントのうち、2021年から開催されている「川崎駅前フェス」にて、ヤマハデジタルミキシングコンソール「DM7 Compact」やパワードスピーカー「DZR15」などを使用するとのことで、現場にお邪魔し、ヤマハプロオーディオ製品を選ぶ理由などについて理事長の反町 充宏 氏にうかがいました。

NPO法人カワサキミュージックキャスト 理事長 反町 充宏 氏

ボランティアスタッフから地域イベントの総合プロデューサーへ

NPO法人カワサキミュージックキャストのことを教えてください。

反町氏:
多くの市民が親しめる音楽イベントの企画・制作を行うとともに、音楽活動に真剣に取り組むアーティストを支援し、神奈川県内とくに川崎市内の音楽環境の拡充等に寄与することを目的として、2008年に設立した特定非営利活動法人です。具体的な事業内容は、主に行政(自治体)が主催/共催するイベントへの企画提案や運営上のアドバイス、制作業務の受託、音響や照明等の技術スタッフ派遣、機材や楽器のレンタルなど。

法人としての専属スタッフ(理事)は私を含めて4名で、音響や照明等の専門的なオペレーションは信頼できるフリーのエンジニアにお願いし、機材の搬出入や会場設営などはボランティアスタッフの協力を得て運営しています。

「川崎駅前フェス」は、川崎の“多文化”“多様性”を大切にした主催イベント

3ピースバンドの演奏ではドラムスのみがフロアモニターを使用。
ステージの背景映像や照明もカワサキミュージックキャストが手がけている
ドラム用のモニターとして使用された「DHR12M」

現在、主に手がけているのはどのようなイベントですか?

反町氏:
「川崎駅前フェス」は、カワサキミュージックキャストの主催イベントで、川崎駅東口にある「かわさきフェス広場」を川崎市から無償提供いただいて、ほぼ月1回ペースで開催しています。また、川崎市では全7区それぞれで音楽関連イベントを展開していますが、中原区の「音楽とダンスの祭典―In Unity」と多摩区の「たま音楽祭」については実行委員会の一員として運営から携わっています。

川崎市を大きなステージととらえて開催される「かわさきジャズ」にも協力団体として参画していますし、街中でソウルフードの屋台やライブ・パフォーマンスが楽しめる「川崎夜市」では実行委員を務めています。最近では市外からお声がけいただくことも増え、時には1日に10件近い現場が同時進行することもあります。企画・制作を手がけるイベントは年間400件を超えています。

最近拡張された新倉庫

ヤマハの機材は信頼感が違います

音響機材にはヤマハのプロオーディオ製品を数多く導入されているそうですね。

反町氏:
スピーカーは、パワードの「DZR15/15D」「DXR8/15」「DHR12/12M」とパッシブの「CHR12M」、サブウーファー「DXS18XLF-D」を導入しています。イベントによってはスピーカーを大量に用意しないといけないことがあって他の協力会社からお借りするわけですが、他社でもヤマハのパワードスピーカーを導入しているところは多いので安心して貸し借りできますし、パワードならアンプの心配をしなくて済みます。他社の導入状況からもヤマハの機材に対する信頼を感じますね。

安定性や堅牢性も素晴らしくて、電源電圧が不安定な現場でもちゃんと動いてくれますし、潮風や波しぶきにさらされる船上イベントでも問題無く使用できます。デジタルミキサーは「CL5」「QL5」も現役で使用していますが、発売から間もなく「DM7 Compact」と「DM3」「DM3 Standard」を導入しました。

私がとくに気に入っているのは、パワードミキサー「EMX5」。かつてのパワードミキサーとは比べものにならないほど音がよくて、とくに低音の迫力が抜群。それでいてPA機材に詳しくなくても扱いやすいので、人手をあまり割けない小規模なイベントで、主催者側のどなたかに操作をお願いすることもできます。

野外の観客席にナチュラルな音を十分な音量で響かせたメインスピーカーの「DZR15」
フロアモニターとして用意された「CHR12M」はステージのサイドモニターにも使用

「DM7 Compact」とヤマハのスピーカーシリーズが野外ステージをクオリティの高い音楽空間に

本日のイベント「川崎駅前フェス」で使用しているヤマハの機材を教えていただけますか。

反町氏:
メインスピーカーはヤマハパワードスピーカー「DZR15」で、フロアモニターは転換の関係で2台をパッシブスピーカーの「CHR12M」にしていますが、パワードの「DHR12M」も2台スタンバイさせています。サイドモニターは電源の関係で「CHR12M」をチョイスしています。メインの「DZR15」は音質もパワーも申し分ないので、今日のようにサブウーファーなしで運用することも多々あります。ミキサーは「DM7 Compact」ですが、この規模の催しだとちょっとオーバースペックかもしれません(笑)。I/Oラックは「Rio3224-D2」です。

デジタルミキサー「DM7 Compact」
I/Oラック「Rio3224-D2」

デジタルミキサー「DM7 Compact」はいかがですか?

反町氏:
PAシステムのレンタルを希望される方からは「ミキサーはDM7Cで!」と指定されることが増えましたね。発売から2年が経ち、自分に合ったDM7用の卓データを用意するなど操作に習熟したオペレーターも増えてきているようで、割とメジャーなアーティストの専属オペレーターからの依頼で2カ月近いツアーに貸し出したこともあります。業界標準になりつつあるのではないでしょうか。

また、FOHもモニターもオペレーター一人で対応しないといけない現場は少なくありませんし、演者が次々登場するようなイベントではサウンドチェックの時間が十分とれないことも多いので、ミックスパラメーターをステージ上でコントロールできる「DM7 StageMix」がとても重宝しています。

多くのオペレーターが高く支持する「DM7 Compact」
サウンドチェックが短時間でもタブレットの「DM7 StageMix」で即対応

本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

NPO法人 カワサキミュージックキャスト
https://www.k-m-c.org/

Yamaha Digital Mixing Console DM7

DM7 Series

様々なシーンに対応できる高い拡張性と柔軟性を備えた革新的なデジタルミキシングコンソール。

Yamaha Loudspeakers CHR Series

CHR Series

合板製キャビネットで様々な用途に最適化された15、12、10インチモデルをラインナップするパッシブラウドスピーカーシステム。

DZR Series

高性能パワードスピーカーの新しいフラッグシップモデルは、96kHz処理に対応したDSPプロセッサーと高度なFIR-Xチューニングを、クラス最高の2000W Class-Dアンプと組み合わせています。ヤマハ初のDante対応モデルはデジタルミキサーとの高度なシステム統合が可能です。

Yamaha Powered Loudspeakers DHR Series

DHR Series

合板製キャビネットで様々な用途に最適化された15、12、10インチモデルをラインナップするパワードラウドスピーカーシステム。

R Series (AD/DA): 2nd-generation 生産完了品

Dante対応のI/Oラック、Rシリーズ(AD/DA)の第2世代。