塗装

塗装

塗装は大きく、目止めを含む「下塗り」と「中塗り」「上塗り」「研磨」の4つの工程にわかれます。性質の異なる塗料を何層にも塗り込み、研削作業を繰り返しながら平滑に仕上げていきます。

スプレー塗装

スプレー塗装

塗装のムラが出ないよう均一な吹付けが求められ、薄すぎず、且つ濃すぎて塗料が垂れないように塗っていきます。Lシリーズの#36グレード以上では、石粉目止めを表面に刷り込み、木の凹みを埋めながら滑らかにしていきます。

スプレー塗装

研磨・ロゴ入れ

塗装のそれぞれの工程には研削作業があり、徐々に細かなペーパーを使用して平滑にしていきます。塗装は薄ければ薄い程良い音が醸し出せますが、表面を鏡のように仕上げるには一定の塗装は必要であり、塗装と研削を繰り返しながら、鏡面をより一層輝かせていきます。ネックのヘッド部には、「YAMAHA」のロゴを手作業で一文字ずつ貼り付けます。

研磨
ロゴ入れ

バフ掛け

塗装の最終工程です。バフ研磨は、柔らかい布で硬い素材を磨きあげる技法です。数種類の硬さが異なるバフ(羽布)を使用し、艶を出していきます。塗装の種類によって塗膜の硬さが異なるため、バフの回転数や、バフを当てる力を調整する等の技量が求められます。

バフ掛け
木造保管~選定
木工
塗装
組み立て