奏でる音にこだわりを。目指すのは「ピアノの伝道師」
4歳よりヤマハ音楽教室に通い、その後はピアノの個人レッスンを受ける。
フェリス女学院大学器楽学科ピアノ専攻卒業。在学中に特別奨学生に選ばれ、数多くのコンサートに出演。
卒業後、デモンストレーター活動の傍ら、ピアノ講師、高校での音楽教員などにも従事。
出産を経て、デモンストレーターとして再活動。復帰後も合唱団の伴奏や楽友協会の審査委員を務めるなど、精力的に活動している。
![笑顔のデモンストレーターの写真](/files/bg-pdv-mainvisual_b557f4085f9a07c820c00641684e592e.jpg)
奏でる音にこだわりを。
目指すのは「ピアノの伝道師」
ピアノデモンストレーター
デモンストレーター歴 10年 樋口 紘子
4歳よりヤマハ音楽教室に通い、その後はピアノの個人レッスンを受ける。
フェリス女学院大学器楽学科ピアノ専攻卒業。在学中に特別奨学生に選ばれ、数多くのコンサートに出演。
卒業後、デモンストレーター活動の傍ら、ピアノ講師、高校での音楽教員などにも従事。
出産を経て、デモンストレーターとして再活動。復帰後も合唱団の伴奏や楽友協会の審査委員を務めるなど、精力的に活動している。
![後ろ手を組み立って笑顔でこちらを向いているピアノデモンストレーター樋口紘子さんの写真](/files/img-pdv-01sp_357eec5d06e37fef9d25409625cd85a3.jpg)
![コンサートステージ上で絵を持って観客に語りかけているピアノデモンストレーター樋口紘子さんの写真](/files/img-pdv-02_bff7119f771ed82e14994a8b535e1aeb.jpg)
![後ろ手を組み立って笑顔でこちらを向いているピアノデモンストレーター樋口紘子さんの写真](/files/img-pdv-01_bf8760191f04f0a78bcb8edd54f855c9.jpg)
ピアノを通し、ステキな出逢いを求めて
デモンストレーターのオーディションを受けたのは大学生の時。
「将来は好きなピアノに携わる仕事がしたい!」と考えていた時、相談をしていた
アルバイト先の楽器店の店長さんから「こんな仕事があるよ」と教えてもらいました。
講師の道にも魅力を感じていましたが、生徒とだけではなく、ピアノを通じ、より広い
世界で様々な人たちと出逢い、視野を拡げたかったので、ピアノの演奏はもちろんですが、
お客様とも関われるデモンストレーターの存在を知った時は「これだ!」と思いましたね。
聴かせるのは「演奏」より「楽器の持つ音」
色々な仕事をこなすデモンストレーターですが、私は特にお客様との距離が近い
展示会での仕事に魅力を感じます。それは、演奏や接客で
ピアノの素晴らしさを伝えた後、お客様がどう動くかダイレクトに分かるからです。
短いフレーズを弾いて、商品の特徴がすっと伝わった時はうれしいですね。
お客様が驚かれて「こんなにちがうんだ」と。ただ、仕事を始めた頃はお客様に
「演奏」や「言葉」を通じ、ピアノの素晴らしさを伝えていく難しさに直面しました。
研修で得た商品知識を一から十までお客様に伝えようとして一方的に話してしまったり。
お客様は相談がしたいんですよね。こちらが話す前にまず相手の話に耳を傾ける。
会話の中にお客様の求めてることがあるんです。
そして、お客様に聴いていただく「演奏」にも悩むことが。
初めはどうしても自分の演奏、技術をお客様に聞いてもらおうとしていました。
そうするとピアノ自体の魅力が伝わらない。 ある時楽器店の方から
「音に集中して、音を聞いてもらうような演奏を考えてみたら」とアドバイスをもらって
ハッとしました。 お客様が聞きたいのはそのピアノがどんな音を出すかなんですよね。
相手の意向を汲むことが出来るようになったことで、お客様との距離もグッと
近くなりました。今でも試行錯誤の毎日ですが、お客様の声を聞く力を身につけ、
ピアノの演奏を通して、環境や年齢など全く違う十人十色のお客様に、
ピアノの素晴らしさを伝えられるようになったことは私自身の大きな財産であり、
デモンストレーターとしての仕事の醍醐味でもあると実感しています。
![コンサートステージ上で絵を持って観客に語りかけているピアノデモンストレーター樋口紘子さんの写真](/files/img-pdv-02_bff7119f771ed82e14994a8b535e1aeb.jpg)
様々な音色で、楽曲のイメージまで伝えたい
ピアノは繊細な表現が出来る楽器。
コンサートではお客様によりピアノの魅力を感じてもらえるよう、絵や紙芝居を
自作するなど、音や楽曲のイメージが伝わりやすくなるよう工夫しています。
お子様向けの企画だと、興味を持ってもらうために絵をマニキュアで
キラキラに装飾したり。意外にお母さんたちが注目してくれることもありますね。
またお話も演奏の一部。テンポよく進めるためにメリハリのあるトークを心がけ、
お子様が飽きないコンサートにしています。司会、演奏、インタビューと、
会場の空気を見ながら臨機応変に対応するのは大変ですが、お子様が目を輝かせて
いたり、ピアノや楽曲の魅力が伝わっていると思えた時は本当にうれしい瞬間です。
どんな方法でピアノの魅力を伝えるのか?答えは無限大です。言い換えれば、
この仕事のやりがいは自分自身の伝え方でピアノの魅力をアピールできるところです。
ピアノが大好きで「ピアノの魅力を知ってもらいたい!」という気持ちと
パワーのある方にはぜひチャレンジしてもらいたいと思います。
様々な出逢いが今の原動力
この10年を振り返ると、ピアノを通じ、たくさんの人との出逢いがあり、世界が広がりました。
そこで得たものが今の自分の原動力になっています。
今の時代は簡単に情報を得られる、楽しいと思えることが手軽に体験出来たりする。
ピアノは練習をしなければ弾けるようにならないし、良い音が出せない。
だからこそ、得られる達成感は大きな自信となります。そして様々な楽曲を奏でられるようになり、心を豊かにしてくれる。
お子様から大人まで、たくさんの方にその魅力を伝え、ピアノをもっと身近に感じてもらえるように活動していきたいと思います。
ピアノデモンストレーターの一日
(楽器店での展示会接客)
-
7:30~
- 自宅を出発
- さあ、出発です。会場には公共交通機関を使って向かいます。
-
9:30~
- 会場に到着
- お客様に商品の特徴や違いが分かるよう
演奏を交えながら説明を行います。
-
11:30~
13:30~
- デモ演奏
- ご家族連れなど色々なお客様がいらっしゃる会場。
ピアノの音色や魅力がしっかり伝わるよう演奏します。
-
14:00~
- 再び接客を行います。 デモ演奏をきっかけに
興味を持たれたお客様も。説明に熱が入ります!
- 再び接客を行います。 デモ演奏をきっかけに
-
18:00~
- 今日のお仕事は終了!
![](/files/img-pdv-03sp_49924595233693381cfccae82c77a268.png)