受験者の声&応援メッセージ

 

受験者のみなさんにお話を聞きました。

素敵なコメントをもらって、表現に磨きをかけたい!

河野 日向子さん 小学6年生 (中級1)
担当の先生から、ピアノコンサートグレードの話を聞いて、すぐ「やってみたい!」と思いました。好きなことにはどんどんチャレンジしたいので、すぐに両親に相談して許可をもらいました。1回目は小学2年生の妹と一緒に、2回目からは1人で受けています。
ピアノコンサートグレードのいいところは、人前で弾けて、アドバイザーのコメントがもらえて、評価されるところ。発表会も好きだけど、日頃の練習の成果を発表するだけなので、ピアノコンサートグレードの方がやりがいを感じます。コメントは毎回すごく楽しみです。例えば「安定感がつくと良くなりますよ」と書かれると、途中でテンポが崩れやすくなることに気づけるなど、普段意識していないところにも目を向けさせてくれるので、とても勉強になるからです。
コメントのおかげで、自分の表現がどんどん磨かれているなって感じます。これからも、ピアノコンサートグレードで豊かな表現力をつけたいです。

忙しい時でも、ピアノコンサートグレードがピアノに戻るきっかけをくれます。

吉永 百合香さん 中学3年生 (中上級1)
7月に、初めてピアノコンサートグレードを受験しました。
「コンサート形式の試験に講評がついてくる」と聞いて、人前で弾くのは苦手だけれど、経験を積むのにいいかな~と思って受けてみました。初めてなので、まずは合格できるラインを目指したところ、緊張することもなく、楽しく弾くことができました。3歳から弾いているのでピアノは大好きだけど、中学になって勉強や部活が忙しいせいか、どうしても遠ざかってしまいます。でもピアノコンサートグレードがあれば、受けるからには合格したいから、練習しようという気が湧いてくる。なんだか、ピアノに戻るきっかけをくれているみたいです。
高校生になっても、ピアノコンサートグレードを励みにしてピアノをずっと続けたいですね。それから、自分のピアノレベルが明確になったことも良かったかな。友人との会話でピアノを習っていることが話題になると、「うまいの?」ときかれて、答えに困っていました。中上級って伝えられるようになったし、自分の中でもしっかり把握できるのがうれしいんですよ。

未知のワクワクがいっぱい。夢が広がります。

山田 ひろ子さん (初級3)
子どもの頃に習ったことがあるピアノを、3年前に再開しました。
出会った先生が上手にやる気を引き出してくださるので、ピアノを購入して、小学生の孫と連弾をしたり、大人の発表会に参加したりと楽しんでいます。その充実したピアノライフに、さらに拍車をかけてくれたのがピアノコンサートグレードでした。専門家にコメントをいただけるなんて、素敵でしょう。「腕を上手に使っている」と書かれていた時は、とってもうれしくて。演奏前に極度の緊張を感じるのも刺激になるし、シールを貼るのも久しぶり。忘れていたことや未知のワクワクに満ちていて、マイピアニストノートは宝物になりました。
ピアノコンサートグレードは課題曲にも「踊り明かそう」「シャル・ウィ・ダンス」等、おなじみの曲が多いのも魅力です。お教室で一緒になる大人の、特に男性は「奥様のために『愛の讃歌』を弾きたい」等、目的を持ってピアノを習いにくる方が多いみたいですが、そんな方にもピアノコンサートグレードは楽しんでいただけるんじゃないかしら。だって、目標を持ってひとつずつ仕上げていくって、いくつになっても面白いんですもの。
今の私の目標は、ピアノコンサートグレードで記念バッジをもらって、楽しい老後を過ごすことです。

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アドバイザーよりみなさんへ

「受けてよかった!」と言われるのがうれしい。

ヤマハ音楽振興会認定
アドバイザー
加藤 真由 先生
ピアノコンサートグレードは始まったばかりなので、なるべく多くの生徒さんにご紹介していますが、受けた方からは「受験してよかった」という感想をいただくことがほとんどで、2回目以降は自分から「受けたい」という生徒さんも増えています。
指導者の立場から見たグレード試験のメリットは、今の力をきちんと評価してくれること。アドバイザーからのコメントで、今後の課題もクリアになります。それから、合否があるのでモチベーションが上がること。発表会より、ピアノコンサートグレードで弾く方が楽しいとい う生徒さんもいるんですよ。グレード受験がレッスンに弾みをつけるいい機会になっています。コンサート形式というのも良いですね。
他の人の演奏を聴くことで「○○ちゃんが演奏した曲を自分も弾けるようになりたい」と刺激を受けたり、人前で弾くことの楽しさを実感したりと、意欲的になってくるのを感じます。受験生には「音符は言葉だと思って、自分の想いを伝えて」とアドバイスしています。自分は表現しているつもりでも、ステージでは全てが伝わるわけではありません。 「20%くらいプラスして表現するとちょうどいいよ」と指導しています。
ピアノコンサートグレードには、たくさんの素敵な体験が詰まっています。ぜひ、気楽な気持ちで受けていただきたいですね。

ピアニストよりみなさんへ

楽譜という地図を手に、想像力を羽ばたかせて。

ピアニスト 野山 真希

神戸山手女子高等学校音楽科卒業、東京芸術大学音楽学部器楽科、同大学院修士課程、およびバンクーバー音楽院(カナダ)アーティスト・ディプロマコース卒業(AD取得)。第9回パシフィックコンクール(カナダ)第3位他多数の受賞歴をもつ。2011年秋、二枚目となるソロアルバム「テンペスト」をリリース。ヤマハ企画「ヤマハピアノコンサートグレード」トーク&コンサートにも出演。神戸山手女子高等学校音楽科講師。
ピアノコンサートグレードを受験する皆さまに、ステージで素敵な演奏をするためのポイントをお伝えしたいと思います。その中から自分に合ったヒントを見つけ、演奏に活かしてください。
まず、もっとも大切なのは、曲の理解とキャラクターの把握です。誰の作曲か、拍子やテンポ、背景、調性( 明るい長調かそうでない短調か)や構成(音型、ハーモニー、全体の起承転結など)を読みとります。楽譜は、いわば演奏者にとっての地図。そこには目的地までどんな道を通り、どんなストーリーが展開されているか全て記されているので、丁寧に読み解いてください。
次に、演奏する際に大切な想像力。例えばケーキを作るとき、スポンジ生地のやわらかさや甘さ加減、その上にほどこすデコレーションのイメージなど、頭に描きながら作り進めていきますよね。音楽もそれと同じで、自分がその作品をどのように弾きたいのか、出来る限り具体的にイメージを持って演奏してください。
最後に、テクニックと表現力のバランス。魅力的な演奏にするためには、技術と表現力の両方が必要です。それらをゆっくりじっくり磨き上げていってください。(採点法に違いはありますが、テクニックと表現力が求められるフィギュアスケートに共通点を感じます)
「自信」とは自分を信じること。その自信をつくるのは積み重ねる日々の練習と成長です。皆さまがステージで聴き手の心に残るような素敵な演奏を聴かせてくださるよう、心からのエールを送ります。