ヤマハクラリネットアーティスト
世界中で活躍している偉大なアーティストたちの才能とインスピレーションがヤマハクラリネットを支えています。アーティストたちの多くの経験と夢をヤマハは共有しています。高い芸術性を求めるアーティストたちの心とクラフトマンの匠の魂がすべてのヤマハクラリネットに込められています。
赤坂 達三
Tatsuzo Akasaka
ヤマハクラリネットは、奏者と聴衆双方に対して、決して期待を裏切ることのないオールマイティな楽器だと思います。単に演奏機能が優れているだけでなく、人間と楽器が音楽的に進歩しつづけているのを実感させてくれるプラスαを持っています。
プロフィール
国立音楽大学で学んだ後、パリ国立高等音楽院のクラリネット、室内楽共に1位で卒業。ベルサイユ国立音楽院、パリ・ポールデュカ音楽院もそれぞれ1位で卒業している。1987年パリ国際音楽コンクール1位、1991年トゥーロン国際音楽コンクール3位(国際音楽コンクール連盟に加盟したクラリネットコンクールでは日本人として初めて受賞し話題となる)、日本クラリネットコンクール1位なしの2位、日本木管コンクール1位。そして朝日新聞社賞、楽友協会音楽賞受賞など輝かしい受賞歴を持つ。CDはこれまでにクラリネット協奏曲、クラリネット五重奏曲をはじめ数々の名曲を多数リリース。国内外の主要オーケストラ、カルテットとの共演およびリサイタルで活躍している。2012年4月よりエリザベト音楽大学演奏学科教授。
愛用楽器
YCL-CSVmaster、 YCL-SEVmasterA小倉 清澄
Kiyosumi Ogura
懐の深い響き、ストレスのない発音にあたたかく美しい音色。それでいて芯の強さをあわせもったパワフルな表現力。吹いている自分に新たな音楽性までも与えてくれるまだまだ可能性を秘めている楽器です。
プロフィール
1984年東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。
1985年東京佼成ウインドオーケストラの団員となる。
ソロまた、東京クラリネットアンサンブルのメンバーとしてのCDも数多くリリース。
現在、東京佼成ウインドオーケストラクラリネット奏者、日本クラリネット協会理事。
愛用楽器
YCL-SEVmaster川上 一道
Ichido Kawakami
「深い響きがする」。私のイデアルに対する第一印象です。アンサンブルにおいて、他の楽器とも音が混ざりやすく、それでいてクリアに音が出る、とても幅広い表現が出来る楽器だと思います。このイデアルでさらに自分自身の音楽を追求していきたいです。
プロフィール
1982年 沖縄県生まれ。
沖縄県立芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院修士課程修了。「山本賞」受賞。
2006年、第75回日本音楽コンクール・クラリネット部門 第2位。
2008年、第7回日本クラリネットコンクール 第2位。
2009年、第20回日本木管コンクール・クラリネット部門 最高位(1位なし2位)、併せて、聴衆賞である「コスモス賞」受賞。
2012年、第81回日本音楽コンクール・クラリネット部門 第1位、伴わせてE.ナカミチ賞受賞。
洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団、アフィニス祝祭管弦楽団&山形交響楽団、アンサンブルofトウキョウ、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。
洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団首席奏者を経て、現在、山形交響楽団首席クラリネット奏者。
愛用楽器
YCL-CSGⅢ、YCL-CSGAⅢ北村 英治
Eiji Kitamura
ヤマハのクラリネットの一番のいいところは、自分が言いたいことを音に出して伝えてくれる、自分を表現してくれるということです。なのでどこに行っても楽しく吹けるんです。ただひとつ気をつけないといけないのは、それに甘んじてお稽古をしなくならないように注意しなきゃいけないですね。
プロフィール
1929年4月8日東京に生まれ、慶応大学在学中に、クラリネットを学び、1951年南部三郎クインテットでデビュー、1954年自己のバンドを結成した。
57年文化使節として来日したベニー・グッドマンとジャムセッションを行う。
バディー・デフランコや、リー・コニッツも研究する一方、ジャズ伝統のデキシーも自分のものとし、幅広い音楽家に成長した。
演奏会では木管の暖かく深みのある音色と独特のフレーズで、聴衆の心を豊かに満たし、曲間のお喋りでも大いに楽しませてくれる。
レコードアルバムの数は、すでに100を超していて、代表作としては、テディ ミーツ エイジ(トリオ)ディア フレンズ、スウイング エイジ、ノー カウント(コンコード) ウイ(東芝)アワデライト(GML)エイジ ミーツ スモーキン(CAB)フル・クラリネット、ドリーム ダンシング、ジャズパーティ、スケッチ、デリバリー、セッション、サンタクラリネット、デリシャス、ヴィンテイジ、セッション2、クッキング(Jazz Cook)等がある。
2006年1月14日に発表したCDアルバム「クッキング」は 巨匠バディ デフランコとのダブルクラリネットでベテランの技を披露し、高い評価を得ている。
2007年4月 旭日小綬章受章.。
愛用楽器
YCL-952 Finesse
小谷口 直子
Naoko Kotaniguchi
オーケストラの中でこの楽器を吹いた時、ホールに心地よく響く確かな手応えを感じました。イデアルには、自分の息や想いを安心して預けられる。楽器の力も借りながら、“理想の音”を探していきます。
プロフィール
東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。第71回日本音楽コンクール第1位ほか受賞多数。文化庁派遣芸術家在外研修員としてウィーン国立音楽大学に留学。現在、京都市交響楽団首席奏者。京都市立芸術大学、同志社女子大学、華頂女子高等学校非常勤講師。オーケストラ奏者として絶大な信頼を得る一方で、ソロリサイタルや室内楽公演、CDリリース、日本音楽コンクール等の審査員、学校・施設でのアウトリーチなど各地で幅広く活動を展開している。美しい音色と豊かな音楽性、明るいキャラクターの軽妙なトークでも多くのファンを魅了している。
愛用楽器
佐川 聖二
Seiji Sagawa
低音から高音までの響きにムラがなく、バランス良い印象を持ったので「オケで使うと、どういう感じになるのかな」と思って使い始めました。何の心配もなく、弦楽器と合わせてみてもしっかり響きながら柔軟性と音の広がりがあり、とても使いやすい感じでした。
プロフィール
東京芸術大学器楽科大学院修了。
在学中の1976年に東京交響楽団に入団。1981年文化庁海外研修員としてウィーンに1年留学。北爪利世、千葉国夫、三島勝輔、アルフレード・プリンツの各氏に師事。
1995年に東京交響楽団の首席奏者らと結成した『佐川聖二クラリネット五重奏団』での演奏会・CDの制作。また、有名吹奏楽団の常任指揮や指導を行っている。
愛用楽器
タラス・デムチシン
Taras Demchyshyn
私が使っているヤマハのクラリネットこそ、私が今まで探し求めていたものです。完璧な音程、柔らかくてあくまでも均質的な艶のある響き、そして美しいレガート。この楽器はクラリネット界に新時代を築きます。
プロフィール
1984年、ウクライナ出身。2018 年 に ウィーン Prof.Dichler 指揮コンクール優勝。(1 prize &orchestra Preis)
2007-2018 九州交響楽団首席クラリネット奏者。ミコーラ・リーセンコ音楽大学、ハンス・アイスラー音楽大学を首席で卒業。ARD国際音楽コンクール出場、第12回大阪国際音楽コンクール木管楽器部門グランプリ他、多数のコンクールで受賞。これまでに九州交響楽団とウェーバー、コープランド、モーツァルトの協奏曲を共演。またゲスト首席奏者として新日本フィルハーモニー交響楽団に招かれる。指揮者として 2008年より下野竜也Johannes Wildner(ウィーン)、秋山和慶、山下一史各氏のもとで指揮を学び、2013年より上野学園にて下野竜也、大河内雅彦各氏に師事する。
2014年12月にBeethoven Sinfoniettaを立ち上げて以降、同楽団でベートーヴェンをはじめ、モーツァルト、ハイドン、ウェーバー等に取り組む。
2010年にチャイコフスキーの交響曲第5番で指揮者デビューする。「ドゥレクリューズ:古典・現代作品の主題による14の大練習曲」、「マンハイム宮廷の栄華~シュターミッツの管弦楽~」、「アゴラ」を発売。ヤマハ・クラリネットアーティスト、カスタム・ウィンズ木管五重奏団、Aqua Trioメンバー、Beethoven Sinfoniettaチーフコンダクター。
2017年、Beethoven Sinfonietta初のCD『Love,love,love,that is the soul of genius』発売。同年12月、モーツァルト「レクイエム」とベートーヴェン「第九」を一夜で演奏など、福岡を拠点に、精力的に活動を展開する。また、指揮者のアラン ブリバエブ、 ゴロー ベルク、下野竜也、レオン シュピーラー各氏と、同楽団等でソリストとして共演する。
2018 年 Savaria 交響楽団(ハンガリー) でBeethoven 交響曲第1&2番 指揮
愛用楽器
橋本 眞介
Shinsuke Hashimoto
個性が音色になります。頭で描いた音色やファンタジーが自由に表現できる楽器だと思います。ソロでも室内楽でもオーケストラでもこの楽器と共に本領発揮できることでしょう。もっと早く出会いたかった。
プロフィール
武蔵野音楽大学を卒業後、シエナウインドオーケストラを経て広島交響楽団に入団。1995年よりロータリー財団奨学生としてドイツ国立リューベック音楽大学へ留学、ザビーネ・マイヤー教授に師事。同大学修了試験を最高点で卒業。第30回広島県民文化奨励賞受賞。2016年3月に広島交響楽団を退団し現在、名古屋音楽大学准教授、活水女子大学客員教授、エリザベト音楽大学非常勤講師、広島クラリネットアンサンブル主宰、CrazyClassixメンバー。
愛用楽器
藤井 一男
Kazuo Fujii
SEは上品で柔らかい音色が特徴です。SE-Vは深くて安定感のある吹奏感を得ることができました。SEVmasterの特徴は単音の美しさです。ひとつの音がこんなに説得力を持つ美しい楽器がこれまでにあったでしょうか。これはSEシリーズの集大成といえます。
プロフィール
国立音楽大学首席卒業。武岡賞受賞。皇居桃華楽堂にて御前演奏を行う。
第41回日本音楽コンクール第2位。ニューヨーク・フィル首席奏者スタンリー・ドラッカー氏に師事。現在、東京クラリネット・アンサンブル主宰、東京セレーノ・クラリネットオーケストラ主宰、日本音楽コンクール、日本クラリネットコンクール審査員。
愛用楽器
山本 洋志
Yoji Yamamoto
今でもこれはものすごい楽器で、響きも良いし、兆進の進歩を遂げている楽器だと思います。楽器自体が成長してきましたので、本当に心から今は自信を持って薦めることができて非常に嬉しいと思っています。
プロフィール
北海道出身。武蔵野音楽大学首席卒業。東京都交響楽団に二十数倍の関門を突破して入団。以来36年首席演奏者をつとめた。
現在、クラリネット奏者、指揮者、クリニッシャン、合奏指導者として活躍。また、リコ・グランドコンサート(リード)&リコ・グランドコンサートHシリーズ(リガチャー)専属アーティストとしても活躍中。
愛用楽器
YCL-SEVmaster吉田 悠人
Yuto Yoshida
安定した音色と音程から生まれる素直な響きは、自分の表現したい音楽に合わせて柔軟に対応し、いつも寄り添ってくれます。
日本の高い技術のもと、職人の方々とともにクラリネットの可能性を探求できる喜びを感じています。
プロフィール
京都府出身。兄・吉田光志朗に憧れ、12歳よりクラリネットを始める。京都市立音楽高等学校卒業。桐朋学園音楽部門特待生を受け、桐朋学園大学卒業、研究科修了。ジュネーヴ高等音楽院修士課程修了。京都芸術祭毎日新聞社賞・京都府知事賞等受賞。2015年、Luckty JapanよりCD「道化芝居のための音楽~クラリネット、トランペットとピアノのためのトリオ~ 」をリリース。スイスロマンド管弦楽団、水戸室内管弦楽団、日光田母沢御用邸音楽祭、ジュネーヴ音楽祭、アフィニス夏の音楽祭、宮崎国際音楽祭など国内外の公演に出演。元関西フィルハーモニー管弦楽団クラリネット奏者。日本クラリネット協会、ムジカA国際音楽協会各会員。
愛用楽器
YCL-CSVRロバート・ボルショス
Robert Borsos
ヤマハクラリネットは、均等な音階、確かな音程、とても自然な音色を備えた素晴らしい楽器です。ヤマハの職人の絶え間ない進化への情熱、そして何よりも奏者と楽器への細やかなケア。演奏家にとって、これほど心強い楽器はありません。
プロフィール
セルビア共和国出身。9歳よりニコラ・グルイェフスキ教授のもとクラリネットを始め、10歳でベオグラードのコンクールで優勝。12歳でノヴィ・サド国際コンクールで優勝。1995-96年ノヴィ・サド音楽院でニコラ・スラディッチ教授に師事。1996年オーストリア国立グラーツ音楽大学に入学し、ベーラ・コヴァーチ教授に師事。在学中にオランダ、ロシア、ハンガリー、ルーマニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナにてソロ・コンサートを開催。2003年同大学を首席で卒業。
卒業後はゲラルト・パッヒンガー教授(ウィーン交響楽団ソロ・クラリネット奏者)に師事しながら、ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団、グラーツ交響楽団、ウィーン交響楽団、クラングフォーラム・ウィーン、グラーツ室内歌劇場、新しい音楽のためのアンサンブル・グラーツ、イェーテボリ歌劇場、オーフス交響楽団に客演し演奏を重ねる。2008年にはヴェンツェル・フックス、ペーター・シュミードルのマスタークラスを受講。
2006年ベオグラード・フィル、2007-09年兵庫芸術文化センター管弦楽団のクラリネット奏者。2010年名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団し、現在は首席奏者を務める。2018年より愛知県立芸術大学非常勤講師、名古屋音楽大学客員准教授。
愛用楽器
YCL-CSGIIIHL、YCL-CSGAIIIHLアコシュ・アーチュ
Akos Acs
プロフィール
1969年ハンガリー、タタバーニャ生まれ。バルトーク音楽院とリスト音楽院で学んだ後、ブダペスト祝祭管弦楽団より奨学金を授与される。その後正団員としてプダペスト祝祭管に入団、1999年より首席クラリネット奏者を務める。室内楽やソリストとしても活躍し、C.シュターミッツやモーツァルトの協奏曲などをブダペスト祝祭管と協演。これまでにチャンネルクラシックスより発表された同オケのCDでもソリストを務めている。
愛用楽器
ベルンハルト・レートリスベルガー
Bernhard Rothlisberger
プロフィール
現在スイス・ベルン交響楽団首席奏者およびバスクラリネット奏者を務める他、ベルンとルツェルンの音楽大学で後進の指導にあたっている。ソリストとしてJ.ノット、R.ゲーベル、V.ペトレンコ、M.ヴェンツァーゴなど著名な指揮者と協演。またアマール・カルテット、メレル・カルテットなどの室内楽グループと協演している。ルツェルン・ヒツキルヒの夏季音楽セミナーの芸術監督を務める他、ヨーロッパ国内外の著名な音大でマスタークラスなどに招かれている。
愛用楽器
クロード・フォーコンプレ
Claude Faucomprez
長年ヤマハクラリネットを演奏し続けてきましたが、非常に魅力的な音色、音程の完璧さ、アタックの容易さなど、優れた個性を発揮するまでに進化を遂げました。演奏していて一度も落胆したことはなく、ヤマハクラリネットを愛用していることを誇りに思います。
プロフィール
リル国立音楽院とパリ国立高等音楽院で学びクラリネットと室内楽で一等賞を得て卒業。これまでにミュンヘン国際コンクール入賞、パリ国際室内楽コンクール第1位等受賞。1978年より国立リル管 弦楽団首席奏者に就任 。オーケストラでの活動の他、クラリネット、打楽器、 ピアノのピラミッド・トリオ、ニールセン木管五重奏団のメンバーも務める。指導も積極的に行っており、リルとルペの音楽院で教授 として後進の指導 にあたる他、世界各国でマスタークラスを行っている。ソリストとしても活躍し、ヨーロッパ、南米、アメリカ、日本等の音楽祭にも招聘されている。 2014年に日本で開催された第2回ジャック・ランスロ国際 クラリネットコンク ルでは審査委員を務めた。
現代音楽でもモーツァルトの音楽を演奏する時にも、その演奏には驚くべき軽やかさと繊細さが満ち溢れている。フランスを代表する名手の1人である。
愛用楽器
デイビット・シフリン
David Shifrin
プロフィール
国際的に活躍するクラリネットアーティスト。アメリカ国内外のオーケストラと多数協演、オケ奏者としてもクリーブランド管、アメリカン響などの首席奏者を務めた。アメリカ国内の著名ホールでのリサイタルを数多く行い、東京カルテット、E.アックスなど著名なアーティストとも協演している。1989年からチェンバー・ミュージック・ソサエティ・オブ・リンカーン・センターのメンバーとして活躍、芸術監督も過去務めた。チェンバー・ミュージック・ノースウェスト(ポートランド)やフェニックス室内楽音楽祭の芸術監督も務めている。現在、イエール大学教授として後進の指導にあたり、チェンバー・ミュージック・ソサエティ・オブ・イエールの芸術監督にも就任した。これまにジュリアード音楽院、ミシガン大などで教鞭をとり、北京中央音楽院の名誉教授も務める。これまで発表した録音では3度のグラミー賞ノミネートを始め受賞作品も多い。オーケストラとクラリネットのためのレパートリー拡大に積極的に取り組んでおり、これまでにJ.アダムス、J.タワー、J.コリリアーノなど現代を代表する作曲家に委嘱している。これまでにエヴェリーフィッシャー賞、米国芸術基金フェローシップ、アカデミー・オブ・ザ・ウェストからの同窓会賞、ミュンヘン国際音楽コンクールやジュネーブ国際音楽コンクールでの最高位など受賞している。
ジャン=ミシェル・ベルテリ
Jean-Michel Bertelli
クラリネットという楽器の素晴らしさを体現しているのがヤマハクラリネットです。美しい音色や確かな音程はもちろん、音楽的に柔軟である、など素晴らしい資質をもった楽器です。
プロフィール
ジュネーブ音楽院でT.フリードリヒに師事。1986年アメリカ、1985年フランスにおける国際コンクールでも受賞を重ねている。ソリスト、室内楽者としてヨーロッパ、アメリカ、スウェーデンのラップランドフェスティバル、トリノでのミュージカルセプテンバーなどに招かれている。チェルトナムフェスティバルではBBCとドビュッシーのラプソディを録音、ケントナガノに招かれたマンチェスター、1996年バークレーでのアメリカの作曲家リチャード・フェルシャンコ委嘱作品の世界初演など、多数の公演を行っている。リヨン国立歌劇場管弦楽団の首席クラリネット奏者。
愛用楽器
ホアキン・バルデペナス
Joaquin Valdepenas
私が愛用するヤマハカスタムクラリネットは、これまで演奏した中でも最高のクラリネットです。
プロフィール
トロント交響楽団の首席奏者を務める他、ソリスト、室内楽奏者、指揮者などとしても幅広く活躍している。いままで発表した録音が世界的に高く評価されており、カナダの優れた音楽作品に与えられる「ジュノー賞」を今までに2回受賞、またグラミー賞の室内楽カテゴリーで過去2年連続してノミネートされている。キャスリーン・バトル、ジョシュア・ベル、ヨー・ヨー・マ、ピンカス・ズッカーマン、エマーソン弦楽四重奏団、チェンバー・ソサエティー・オブ・リンカーンセンターなど国際的なアーティストやグループと数多く協演。カナダの作曲家による新作も多数初演している。
アスペン音楽祭での講師を25年以上務めている他、トロント王立音楽院グレン・グールド・スクールで後進の指導を行い、生徒の中にはクリーブランド管、ニューヨーク・フィル、ミネソタ管・オスロ・フィルなどで活躍するなど優れた生徒達も多い。ヤマハカスタムクラリネットの楽器開発にも関わった。
愛用楽器
ジョン・ブルース・イエー
John Bruce Yeh
ヤマハのスタッフは、音楽家の声に耳を傾ける素晴らしい職人でありアーティストです。彼らがいるからこそ、私はヤマハクラリネットを気に入り、演奏し続けています。
プロフィール
1997年にシカゴ交響楽団に初のアジア人メンバーとして入団。現在、副首席奏者及びソロE♭クラリネット奏者として活躍している。またフィラデルフィア管、ソウル・フィルなどで客演首席も務める。1982年のミュンヘン国際コンクール、1985年のNaumburgクラリネット国際コンクールなどコンクール入賞歴も多く、ソリストとしても世界中のオーケストラと協演している。現代曲の演奏にも積極的に取り組んでおり、R.シャピーやJ.ウィリアムズなど多くの作曲家から曲を贈られている。最新作の「Synergy」を含むソロや室内楽の録音は世界的に高い評価を受けている。室内楽アンサンブル「シカゴ・プロ・ムジカ」の音楽監督も務め、1986年にはグラミー賞に輝いている。クラリネットと様々な楽器によるアンサンブル「バーズ・アンド・フェニックス」を結成、東洋と西洋の音楽文化交流に貢献している。
演奏活動の他、ルーズベルト大学、ミッドウェスト・ヤング・アーティスツで後進の指導にもあたる。
愛用楽器
YCL-CSVR-ASP Bb/A
マイケル・コリンズ
Michael Collins
ヤマハクラリネットの音や音色、演奏のしやすさは驚異的です。これまで演奏家として多くのクラリネットを試してきましたが、ヤマハクラリネットにこそ私が長年探し求めてきた楽器だと確信しています。
プロフィール
8歳でクラリネットを始め、16歳でBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーコンペティションで優勝、22歳でカーネギーホールでアメリカデビューを果たした。その後は現代を代表するクラリネットアーティストとして世界各国で活躍している。指揮者としても才能を発揮し、2010年にはシティ・オブ・ロンドン・シンフォニアの首席指揮者に就任。2007年ロイヤル・フィルハーモニック協会の「インストゥルメンタリスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
シャンドス・レコードから最新作の「イギリス・クラリネットソナタ集vol.2」を含む数々のCDをリリース、いずれも高い評価を得ている。
愛用楽器
ニコラス・コックス
Nicholas Cox
プロフィール
1992年から2014年までロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を務め、現在は王立ノーザン音楽大学の主任講師として後進の指導にあたっている。
ハノーヴァー音大、アスペン音楽祭で学び、ロイヤル・オーバー・シーズ・リーグ・コンクール優勝、ジュネス国際コンクール2位。1992年にロイヤル・リヴァプール・フィル首席に就任後、客演首席としてもイギリス国内のオケ、北ドイツ放送響、プラハ響などでも演奏している。ソリスト、室内楽奏者として多くの音楽祭への出演や著名音楽家との協演を行っており、1999年のA.ゴーブのクラリネット協奏曲の初演を始め、多くの委嘱作品を演奏するなど、現代曲の演奏も積極的に行っている。2003年にモーツァルトの協奏曲と五重奏曲を収録したCDを発表、その後ラジオなどで頻繁に放送されている。演奏活動の他、作品研究も積極的に行っており、最近ではフランソワ・ドヴィエンヌの3つのソナタの編集に携わった。
愛用楽器
リッカルド・クロッシーラ
Ricardo Crocila
プロフィール
パガニーニ音楽院で学んだ後、カリアリ、ジェノヴァ、トリエステ、ローザンヌなどのオーケストラや歌劇場で活躍し、1996年からズービン・メータ率いるフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の首席を務める。またRAI国立、イスラエル・フィル、ローマ・セントチェチーリア管、ミラノスカラ座フィルなどでも演奏し、著名な指揮者との協演も多い。室内楽奏者としても多くの室内楽グループと協演し、カナダ、アメリカ、ロシア、日本などにツアーも行っている。ズービン・メータ指揮フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団とモーツァルトの協奏曲を協演するなどソリストとしても活動し、S.グバイドゥーリナ作曲「Warum」の初演、様々なレーベルからの録音発表など幅広く活躍している。優れた音楽家として文化や平和に貢献した様々な人に贈られる「ガリレオ 2000賞」を受賞している。
愛用楽器
ロベルト・ビアンショット
Robert Biannciotto
プロフィール
1976年にリヨン国立管弦楽団に入団、現在は首席奏者を務める。ヴェルサイユ地方音楽院、パリ・エコールノルマル音楽院で学び、イタリア・オルヴィエート、スイス・マルティニーで開催された国際コンクールで優勝。
これまでにカール・ベームやレナード・バーンスタイン指揮によるフランス国立管弦楽団などに客演。またL.ベリオ、O.メシアンなど著名作曲家との協演も多数。
1984年からリヨン国立高等音楽院のアシスタント教授を務める他、アルク音楽アカデミー、地中海沿岸青少年アカデミー、日本や中国でのマスタークラスで後進の指導にあたる。
トゥールーズ国立室内管弦楽団との協演でアストル・ピアソラ作曲クラリネット作品を世界初演、録音を発表している。
ヴィセンテ・アルベローラ
Vicente Alberola
ヤマハクラリネットの音の調和や音程は完璧です。多彩な音やダイナミクスを生み出す、驚くほど素晴らしい楽器です。
プロフィール
現在、マドリッド交響楽団及びフランスの室内オーケストラles Dissonancesの首席奏者を務める。 これまでにニューヨーク・フィル、ロイヤルコンセルトヘボウ管、マーラー・チェンバー・オーケストラなど世界中の著名オーケストラでも演奏。またC.アバド、D.ハーディング、A.ギルバートなど世界的指揮者との協演も多い。指導者としてもスペイン国立ユースオーケストラ、バルセロナ・ユースオーケストラ、ミュージック・マスターズコース・ジャパン、などで指導にあたり、ソフィア・ユースオーケストラの首席指揮者も務めた。現在はKatarina Gurska音楽院教授として後進の指導にあたっている。
愛用楽器
マトシュ・コパーチェク
Matouš Kopáček
ヤマハクラリネットは14歳から愛用していて、楽器が持つサウンドと演奏者がどこまでも表現できることを気に入っています。
プロフィール
1999年生まれ。チェコフィル首席クラ奏者で実父のTomáš Kopáčekのもと9歳よりクラリネットを始める。幼少時代よりその才能を発揮し、12歳でPRO BOHEMI国際コンクール第1位、13歳でイタリアのGiacomo Mensi国際クラリネットコンクール第3位、 同年チェコ・クラリネットアーツコンクール第1位、15歳でConcertino Praga国際コンクール第1位と輝かしい成績を収めている。これまでにプラハ放送響と協演、チェコ放送により収録されたCDも発表された。プラハ音楽院在学中にプラハ国立音楽院コンクールで第一位を受賞、同時にヤマハ音楽振興会賞も受賞した。
17歳よりプラハ・フィルハーモニア、プラハ室内管、チェコナショナル響、プラハ放送響、チェコ国民劇場などプラハ国内の著名オーケストラに客演。2019年にプラハ交響楽団のオーディションに合格、オーケストラ奏者として活動すると共に、プラハ芸術アカデミーで研鑽を積んでいる。
愛用楽器
フルヴィオ・カプラ
Fulvio Capra
2011年にヤマハYCL-CSGIIIを使い始めてから非常に満足しています。ソロでもオーケストラでも、演奏している時は完全に楽器を信じることが出来るからです。このモデルが私を魅了する最大のポイントは音程の良さとドイツ管をイメージした特別な音色です。この楽器の持つ特別な内径形状は、クラリネット奏者に新たな感覚と自由度の高いダイナミックレンジを与えてくれます。
プロフィール
1992年イタリア、ブレーシャに生まれる。2010年にルカ・マレンツィオ音楽院を、"特に秀でた芸術性"を評され最優秀の成績で卒業。スイス・ジュネーヴ州立高等音楽院にてロマン・ギュイオに師事し、2014年に音楽修士課程を修了。その後、英国王立音楽院にてマーク・ヴァン・デ・ヴィルに師事、2015年に音楽演奏修士を取得。これまでにイタリアとヨーロッパの各国において数々のコンクールで入賞を果たす。2015年にヤマハ音楽振興財団ヨーロッパ奨学金コンクールで優秀賞を受賞し、特別ソリストとして、モーツァルト・クラリネット協奏曲を、ダミアン・イオリオ指揮による英国ミルトン・キーンズ・シティオーケストラと共演した。
オーケストラ奏者としては、オルケストラ・ジョバニーレ・イタリアーナ(イタリア国立ユースオーケストラ)および、オリンピコ劇場オーケストラ(ヴィチェンツァ)にて首席クラリネット奏者を務め、ロイヤル・ノーザン・シンフォニア、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、ボーンマス交響楽団、マントヴァ室内管弦楽団、ルイージ・ケルビーニ管弦楽団、マーラー・アカデミー・オーケストラの各団において、首席クラリネット奏者として客演。これまでに共演した主な指揮者は、ウラディーミル・ユロフスキ、マリン・オルソップ、ジョン・アクセルロッド、ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ、ジェームズ・コンロン、ユライ・ヴァルチュハなど。
2019年より、兵庫芸術文化センター管弦楽団、首席クラリネット奏者に就任。
愛用楽器
稲本 渡
Wataru Inamoto
プロフィール
大阪府立淀川工科高校吹奏楽部を経て、オーストリア国立グラーツ音楽大学を満場一致の最優秀で卒業。国際音楽週間01年度・02年度のオーストリア代表、オーストリア国立放送にソリストとして出演、グラーツ国際音楽院講師も務める。08年~11年:兵庫芸術文化センター管弦楽団クラリネット奏者。京都御苑での奉納演奏、ビルボードライヴ、演劇にも出演し、映画では音楽家役で出演。各地でのコンクール審査員も務め、バンドクリニックを行うなど後進の指導にも力を入れている。
一方で、全国各地でのオーケストラツアー等のプロデュース、おおさか地域創造ファンドの採択を受け、音楽と地域資源とのコラボレーション事業を展開するなど多方面で活躍。
2017年より堺親善アーティストに就任。神戸女学院大学音楽学部専任講師。
愛用楽器
ティモシー・カーター
Timothy Carter
ヤマハSEアーティストモデルは、華やかな音色を持ちながら、奏者の音楽表現のポテンシャルを広げることができます。
ダイナミックで音の強弱によって美しく変化する音色、豊かな響きと多才性......ヤマハのクラリネットは、まさに夢のような存在です!
プロフィール
アメリカ東海岸のメイン州で生まれる。幼少期よりクラシック音楽に興味を抱くようになり、高校·大学とジュリアード音楽院に進む。在学中、ソリスト、室内楽奏者、またオーケストラのクラリネット奏者として、アメリカ·ヨーロッパ·日本など世界各地で演奏する。
その中には、京都国際音楽学生フェスティバル、タングルウッド音楽センター、マルボロを含む数々の公演も含まれる。クラリネットをイェフダ·ジラード、チャールズ·ナイディック、大島文子の各氏に師事。卒業後、名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団。2007年から2009年まで、首席クラリネット奏者を務める。在籍中に、名古屋フィルハーモニー交響楽団、ウィーンフィルハーモニーの演奏者と渋谷オーチャードホールにて3度共演(トヨタマスター プレイヤーズ)。その後、新日本フィルハーモニー交響楽団、紀尾井シンフォニエッタ東京、岡山フィルハーモニック管弦楽団、東京交響楽団等、様々な日本のオーケストラとゲスト首席クラリネットとして演奏。第24回日本管打楽器コンクール第2位入賞など数々のコンクールに入賞。また、ドイツのフライブルク国際音楽コンクール第2位入賞など数々のコンクールに入賞。そして、日本クラリネット協会主催の第8回日本クラリネットコンクール第1位。幾多のクラシックから選曲した名曲を収録したアルバム「CLARINET REINVENTIONS(クラリネット再発見)」(FOCD9720)をリリースし、大きな話題となっている。このアルバムでは土居里江(Pf.)との絶妙なアンサンブルが聴きどころとなっており、クラリネットとピアノの新たな魅力を2人のぴったりと息の合った演奏で最大限に引き出している。
現在は神奈川に住み、桜美林大学とブリティシュ·スクール·イン東京とフェニックスハウスインターナショナルスクールにてクラリネットの指導を行う。最近では日本のみならずアメリカや中国でもクラシックソリストや奏者として招聘され、活発な演奏活動を行っている。
Website: https://www.timothywcarter.com/
YouTube: http://www.youtube.com/@TimmuJapan