ふくよかな響きが深く心に届く。歴史を超えた、「モダン」木製フルート。

ふくよかな響きが深く心に届く。歴史を超えた、「モダン」木製フルート。

木製フルートの持つ過去の
イメージを取り払う。
歴史を超えた、ヤマハの
「モダン」木製フルート

ヤマハの木材加工技術の粋を集め、
一般的な木製フルートよりも軽量化することで
金属製フルートと変わらない重量感を実現。
これにより大ホールやオーケストラでの
使用など、現代の演奏環境に耐えうる音量感を
得ることを可能にしました。
古くからの楽器の再現にとどまらず、
現代の楽器として生まれた
ヤマハハンドメイド「モダン」木製フルートが
演奏者の可能性を無限に広げます。

[写真]リッププレート

一体削り出しのリッププレート

グラナディラ材から頭部管と一体で削り出された
リッププレートは木製特有の心地よい感触で、微妙な息の変化も自在にコントロールできます。

※標準付属はTypeEWを採用。お好みで抵抗感のあるTypeHWもご選択いただけます。

[写真]キイ部分

キイ形状

トーンホールははめ込み式の音孔を採用することで金属製フルート同様の大きな面積を確保しています。
これにより通常のフルート同様の安定した音程と音量を実現し、透明感のある音色を作り出します。

[写真]ジョイント部

頭部管、主管のジョイント部

頭部管と主管の銀製ジョイントは、職人の技が特に求められる部分。
銀製フルートと同様の方式で頭部管本体と隙間なく

フィットするシンプルな構造とすることで重量を軽くし、音がまとまりやすくなります。
足部管と主管の銀製ジョイントは、フルートを軽量化するだけでなく、響きの減衰を押さえます。

[写真]製品全体

「新しい音のイメージ」の提案

古楽器の複製から始めるのではなく、現代の高品質なフルートを「木製」 にするという発想で開発された
ヤマハ木製フルートは発売の年に公益財団法人日本
デザイン
振興会が主催する「2001年度グッド
デザイン賞」に
おいて「グッドデザイン賞」を
受賞しています。

COMMENT アーティストコメント

[顔写真]

Ijima Ryo 飯島 諒

魅力を感じるのは、操作性と木製特有の柔らかい音色も持っている所です。

魅力を感じるのは、一般的な金属製の楽器から持ち替えても違和感なく演奏できる操作性と、それでいて、木製特有の柔らかい音色も持っている所です。
また、ひび割れや狂いが少ない事も特筆すべき点です。ヤマハは以前からクラリネットやオーボエを製造する上で木材の特性を熟知しており、その技術がフルートにも活かされているのだと思います。

飯島 諒 Ijima Ryo

9歳の時にNHKの番組、趣味悠々フルート入門の初級クラスにレギュラー出演しフルートを始める。2004年全日本学生音楽コンクール入選、2005年神奈川音楽コンクール高校生部門優勝、2006年仙台フルートコンクール高校生部門第1位、2006年甲府湯田高等学校音楽科(現甲斐清和高等学校)卒業。2008年ドイツヴァイカースハイム国際音楽祭フルート・ギターデュオ部門第2位。2009年小澤征爾音楽塾オーケストラ・プロジェクトに参加。2010年に桐朋学園大学管楽器専攻を首席で卒業し、同大学卒業演奏会、読売新人演奏会に出演。 その後パリに留学。2011年パリ・日仏経済交流会にて、ゲスト演奏を行う。サイトウ・キネン・フェスティバル松本「青少年のためのオペラ・子供のための音楽会」に出演。 パリ・プロディージュ・アートコンクール2位、イタリア・国際メンデルスゾーンコンクール第3位。パリ エコールノルマル音楽院一年目、二年目、共に審査員満場一致で修了。第3回三田ユネスコフルートコンクール第2位。第8回仙台フルートコンクール第1位。平成28、29年度長野市芸術館クラシック音楽キャラバン登録アーティスト。これまでに飯島和久、峰岸壮一、瀬尾和紀、神田寛明、工藤重典、工藤雅子、フィリップ・ベルノルド、ブノワ・フロマンジェ、クロード・ルフェーブル各氏に師事。室内楽を藤井一興、白尾彰、高野成之、一戸敦、アナトール・リーバーマン、故ドゥヴィ・エルリ各氏に師事。フラウト・トラヴェルソを有田正広氏に師事。パリにてフランス料理を川﨑康志氏に師事。
コジマ録音よりCD「フルート協奏曲集 ~作曲者自身によるピアノ伴奏版~」ALCD-9168をリリースし、レコード芸術推薦盤、音楽現代準推薦盤を始め、数々の音楽雑誌で取り上げられ好評を博す。
クラシック音楽コンクール審査員。湘南吹奏楽コンクール審査員。日本フルート協会 代議員。フルートフェスティヴァルin 八ヶ岳 実行委員長。沖縄県ソロコンテスト審査員、JBAソロコンテスト審査員、沖縄県アンサンブルコンテスト審査員、沖縄県吹奏楽コンクール審査員。 現在、沖縄県立芸術大学助教。

[顔写真]

Maruta Yuta 丸田 悠太

フルートとしての先進的かつ機能的な部分と、温もりのある木管の音色とが高次元でバランスの取れた最高の楽器です。

木製フルートの持つ魅力……それはいくつかありますが、何と言っても“木の温かい響き”、これに尽きると思います。私も愛用しているヤマハ木製フルートは、フルートとしての先進的かつ機能的な部分と、温もりのある木管の音色とが高次元でバランスの取れた最高の楽器です。是非この至極の愉しみを皆さまも体感してください。

丸田 悠太 Maruta Yuta

新潟県出身。フルートを榎本正一、浅利守宏、大友太郎、佐久間由美子の各氏に師事。国立音楽大学卒業、同大学院修士課程修了。第7回JILA音楽コンクール 管打楽器部門 第2位。第15回ヤング・プラハ国際音楽祭出演。
東京ニューシティ管弦楽団を経て現在、東京佼成ウインドオーケストラ ピッコロ&フルート奏者。風の五重奏団、東京ELEMENTS、メンバー。昭和音楽大学、洗足学園音楽大学、国立音楽大学、各非常勤講師。

[顔写真]

Mitsumaru Akito 満丸 彬人

ヤマハ木製フルートは、私にとって自分の声に一番寄り添ってくれる楽器です。

モダンの楽器でありながら、トラヴェルソのような柔らかく深みのある音色に魅力を感じています。また、長年吹き続けることで、自分と共に楽器も一緒に変化し、成長し続けてくれるのが、ヤマハ木製フルートの素晴らしさだと思います。

満丸 彬人 Mitsumaru Akito

鹿児島県出身。鹿児島県立松陽高等学校音楽科を経て東京藝術大学を同声会賞を得て卒業、同大学院修士課程を修了。
瀬木芸術財団より奨学金を得てフランスへ留学し、パリ地方音楽院、エコール・ノルマル音楽院で演奏家課程のディプロムを取得。
第18回コンセール・マロニエ21木管楽器部門入選、第19回びわ湖国際フルートコンクール一般の部第2位、第1回刈谷国際音楽コンクール、グランプリ受賞、第16回ゲオルグ・ディマ国際コンクールフルート部門最高位(ルーマニア)。
東京吹奏楽団フルート奏者を経て、現在名古屋フィルハーモニー交響楽団フルート奏者。

[顔写真]

Yoshioka Akari 吉岡 アカリ

これまで私の木管フルートに対するイメージとは全然違いますね。

即戦力として金属製フルート同様すぐにオーケストラでも使えるパワフルな楽器です。
オーケストラでは主に主旋律を担当することが多いですが、華やかに煌びやかに浮き立って響き、木管群をリードすることが出来ます。時にはリード楽器と柔らかく溶け合い、音色を自由自在を楽しむことが出来ます。
操作性にも優れた楽器の重心バランスや軽さ、抜群の信頼性のある音程や息に対する反応の良さは、音楽性をより高める手助けをしてくれます。

吉岡 アカリ Yoshioka Akari

京都市立堀川高校音楽科を経て東京芸大入学。在学中より内外のコンサートに多数出演、安宅賞を受賞する。読売新人演奏会出演。大学卒業と同時に東京フィルハーモニー交響楽団に入団。首席奏者として現在に至る。
フランスニースの音楽アカデミーに参加、アラン・マリオン師事する。
1891年文化庁在外研修員としてベルリンに留学。ベルリンフィルのA・ブラウ氏の下で研鑽を積む。またベルリン・ドイツオペラでも研鑽を積む。
チョンミョンフンのアジアフィルハーモニーの首席奏者を務めるほか、これまでにソリストとして東京フィルハーモニー交響楽団での定期公演や地方公演での出演や、NHK名曲アルバムでの録音、佐渡 裕率いる兵庫県芸術センター管弦楽団とも共演している。
詩人谷川俊太郎とのコラボレーションを展開するなどジャンルを越えた幅広い活動も行っている。
フルートを伊藤公一、川瀬榮公、ハンスペーター・シュミッツ、金昌国、エリック・キルショフ、ヴォルフガング・リッターの各氏に師事。

東京フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者/武蔵野音楽大学専任講師/洗足音楽大学非常勤講師/ミャンマー国立交響楽団講師/台北市立青少年吹奏楽団講師/全日本学生コンクール、市川新人音楽コンクール、管打楽器コンクール審査員/アジアフルート連盟理事/ゼフィルスクインテット東京/アンサンブルであるとあるで

[顔写真]

Wakabayashi Kaori 若林 かをり

息の振動が、木のぬくもりを纏って 音になる感覚。

プリミティブな音色は、素朴でありながら、ホールの響きを味方につけて凛と輝き、他の楽器に溶け込みながらを放つ、まさに変幻自在な存在。
奏者のさまざまな願いを叶えてくれる魔法の楽器…それが、ヤマハ ハンドメイド木製フルートです。

若林 かをり Wakabayashi Kaori

東京藝術大学音楽学部卒業。ストラスブール音楽院、スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院修了。修了論文は『日本文化…時間と空間の総括概念である“間”が、ヨーロッパの現代音楽にもたらした影響について』。
第72回文化庁芸術祭賞 音楽部門 新人賞、現代音楽演奏コンクール“競楽 Ⅹ”第2位ほか受賞多数。2017年文化庁新進芸術家海外研修員。
NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」、NHK-FM「名曲リサイタル」、「現代の音楽」、「ベストオブクラシック」、台湾ラジオKBSに出演するほか、日経新聞デジタル版「ビジュアル音楽堂」、JAXAの連載記事「飛行機が主役!」などに取り上げられる。
「サントリー・サマーフェスティバル」「東京・春・音楽祭」「ポリーニ・プロジェクト2018」「武生国際音楽祭」などの国内外の音楽祭や公演で演奏を行う。
ナミ・レコードより、若林千春作品集CD「玉響*ぴあにッシモ」(レコード芸術誌にて特選盤)、Pourquoiレーベルより、安田芙充央編作集CD「MY FAVORITE SONGS」をリリース。
ヤマハ ハンドメイド木製フルートで収録した、サルヴァトーレ・シャリーノ フルート独奏のための作品集CD「Lux in Tenebris/闇の中の光は、レコード芸術誌にて特選盤、音楽現代誌にて推薦盤、朝日新聞for your Colletionにて推薦盤他、多数のメディアで評価を得ている。
沖縄県立芸術大学 助教、和歌山大学 非常勤講師を経て、現在 滋賀大学教育学部 非常勤講師。アンサンブル九条山メンバー。