DX1 生産完了品

リアリティあふれるサウンドで定評あるFM音源システムを採用しました。のこぎり波、矩形波、パルス波はもちろん、不規則倍音やノイズまで自由にシンセサイズできる画期的な音源システム。ブレスノイズまでも含んだ管楽器音や、シャープな金属音など、アナログ音源のシンセサイザーでは不可能とされていたサウンドもらくらく得られます。音源信号=オペレータは6基×2チャンネル装備。オペレータの組合せ=アルゴリズムを、32種類プログラムしてあり、計画的な音づくりを可能にしました。さらに、タッチ機能によってさまざまな表情がつけられるのも、多くのデジタルシンセのなかでFM音源だけのメリットです。

ボイスメモリーは32メモリー×2チャンネル。150余りにのぼるエディットパラメーターのデータをそっくりストアできます。さらに、ボイスナンバーにエフェクトを組み合わせて記憶できる、64メモリーのパフォーマンスメモリーも搭載。90以上のファンクションパラメーターをそっくりストアできます。もちろん、カートリッジを使えばメモリーの拡張も自在。例えば、ボイスROMカートリッジ装着時は、合計128種類ものプリセットサウンドが楽しめます。

EGはレベル4、レイト4の合計8パラメーター。倍増したパラメーターにより、ありとあらゆるエンベロープパターンを可能にしました。しかも、FM音源の各オペレーターに独立でプログラム可能。きわめて複雑で高度なエンベロープ変化が得られます。さらに、ピッチ専用の8パラメーターEGまで搭載。リアルな楽器音の表現から、ユニークなSEまで、サウンドレンジが一段と広がりました。データは0～99の数値で緻密にインプット可能。LEDグラフィックディスプレイにバーグラフ表示されるのも特長です。

鍵を押す早さによって音量・音色を自然にレスポンスさせるキー・ベロシティ機能、鍵を押しつける圧力によって音量・音色・LFOを制御するアフタータッチ機能、そして、鍵を押す圧力によって各鍵独立/6オペレータ独立で音量・音色に表情をつけるキーインディビジュアル・アフタータッチ機能。3種類のタッチ機能が、最高度の演奏表現を可能にします。さらに、鍵盤自体もピアノ感覚の木製質量反力鍵盤を採用しており、心地良いタッチを存分にお楽しみいただけます。

アコースティック楽器のスケールバランスを表現するキーボードスケーリング機能も特長。EGのレベルを変えるレイトスケーリングと、EGのレイトを変えるレイトスケーリングによって、高域から低域まで鍵によって音色や音量のレスポンスを変え、自由自在にセッティングできます。シンセにおける楽器の完成度を極限まで追求したスペックです。

ピッチベンド、ポルタメント、グリッサンド、LFO(ビブラート、トレモロ、ワウワウ)、EGバイアス(ブリリアンス、エクスプレッション)など、エフェクトも充実。LFOとEGバイアスの5つのエフェクトに関して、ホイール、フットコントローラー、ブレスコントローラー、アフタータッチの4系統のコントロールが自在に使用できるのもメリットです。

豊富な接続端子も特長。オーディオ出力は、チャンネルA、B、P(A+B)の3端子に、それぞれフォーンジャックとバランス型XLR端子を配備しました。また、デジタル楽器共通のMIDI端子も完全装備。リモートキーボードKX1、ミュージックコンピュータCX5、他のデジタルキーボードなどをつないでの発展プレイが可能です。