FS1R 生産完了品

FS音源（Formant Shaping／FM Synthesis）はFM音源の＜オペレータ＋アルゴリズム＞のフレームワークをベースにした上で、楽器や人間の声などすべての音色が固有に持っているフォルマントの要素を音源パラメーターに採用。FM変調で生みだされる複雑な倍音やノイズ成分と音色を決定づけるフォルマント成分を合成し、リアルサウンドからエッジの効いたニューサウンドまで幅広く創造可能です。

FS音源はDX7上位互換のFM音源としても使用可能。DX7のボイスデータもバルク転送で読み込めます。しかも8オペレータ・88アルゴリズムに拡張されたため、DX7では得られなかったより複雑な倍音成分も生成。フォルマント成分を加えるなどFS音源ならではのアプローチでDXサウンドを大胆にリメイクすることもOKです。

新機能のFSEQ（Formant Sequence）をはじめ、LFOやピッチEG、オペレーターごとのフリケンシーEG、さらにベロシティ／ホイールなど外部機器のコントローラーを使ってフォルマント成分を自由にコントロール可能。斬新なサウンド表現が狙えます。FESQは、ある時間的な長さを持つ現実音からフォルマント成分を抽出したデータで、FS1Rには90種のFSEQデータをプリセット。このデータを使うことでフォルマントの中心周波数やレベルなどを時間軸上で多様に変えることができ、人間が喋っているような効果やドラムパターンのようなシーケンス効果が簡単に作れます。FSEQデータの再生スピードや再生箇所、ループ／リバース再生も任意に設定でき、無限に近い音色バリエーションを創造可能。さらに外部MIDIクロックと同期させ、シーケンサーの演奏に合わせてフォルマントの変化をプログラムすることも可能です。

表現力の豊かな384種のプリセットパフォーマンスを内蔵。また内蔵のボイスを最大4個まで組み合わせてオリジナルのパフォーマンスを作成可能。FS音源の魅力を最大限に活かした256ボイスとDX7互換の1152ボイスをプリセットし、オリジナルボイスも128種まで記憶可能です。なおパフォーマンスの組み方次第では最大4パートのマルチ音源としても使用できます。

プリセット384パフォーマンスを3バンクに分け、バンクAにFS音源特有の最先端の音色、バンクBに最新のFM音色、バンクCにギターMIDIシステム用の音色を収録。またカテゴリーを指定するだけで音色を次々と呼びだせるカテゴリーサーチ機能も用意しました。

4個のサウンドコントロールノブを搭載し、音色を多彩にリアルタイムコントロール可能。2種のモードを切り換えることで8個分のノブとして使えます。またノブ情報のMIDI出力も可能です。

リバーブ／バリエーション／インサーション／EQの4系統エフェクトを同時使用可能。専用DSPチップを用いた最強のダイナミックフィルターも搭載し、エッジの効いた音づくりを強力に支援します。

外部MIDIメッセージによる音色コントロールも実現。14種のコントロールソースごとに最大8個のパラメーターをアサインでき、自由度の高いMIDIコントロールが可能。

インディビデュアルアウトを2系統装備し、任意のボイスを出力可能。

ギターMIDIシステム ＜G1D＋G50＞／ベースMIDIシステム ＜B1D＋G50＞にも最適。G1D＋G50／B1D＋G50ですぐ演奏できる128パフォーマンスも内蔵しました。