MOTIF7 生産完了品
より操作性が向上した「MOTIF Version 1.7」新登場!
MOTIFがVersion1.7に進化しました。ダウンページよりアップデータをダウンロードし、本体をアップデートすることにより主に次の新機能が追加されます。マスターモードでのゾーンスイッチの設定が、ソング/パターンモードに対しても有効になりました。ファイルモードにおいて、「All」でセーブされたファイルの中から特定のパフォーマンスだけを取り出してロードすることが可能になりました。パターンチェーンエディットモードのConvert to Song画面で、パターンチェーンをソングデータに変換する時、プログラムチェンジを入れるか入れないかを設定できるようにメニューを追加しました。リモートコントロールできるコンピューターシーケンスソフトとして、SOL、SQ01などを追加しました。これに伴い、ユーティリティモードで設定できるシーケンサーリモートコントロール用テンプレートを変更しました。ドラム/パーカッション系音色専用のプラグインボードであるPLG150-DR、 PLG150-PCに対応したプリセットプラグインボイスを用意しました。ソング/パターンモードでシングルパートのプラグインボードを使用する場合、 NUMBER [1]~[3]ボタンのいずれか(装着したスロット番号)を押すだけで、プラグインボイスを鍵盤で演奏することができるようになりました。ソング/パターンモードで、[1]~[16]スイッチでトラック選択ができるようになりました。
プロフェッショナルユースに完全対応する究極のサウンドエンジン
ヤマハが持つ先進の音源テクノロジーとノウハウを凝縮し、シーン最高峰の約84MB(16bitリニア換算)もの大容量ウェーブROMを実装したAWM2 音源をサウンドエンジンとして採用。MOTIFのために新たにサンプリングされた数多くの波形をはじめ、あくまでもクオリティにこだわった1,309 ウェーブフォームを贅沢に収録。これらの高品位な波形を駆使して緻密にボイシングされたプリセット512ノーマルボイス+49ドラムキット(GM対応バンク含む)、ユーザー128ノーマルボイス+16ドラムキットは、スタジオからライブユースまで、多様化するコンテンポラリーミュージックに求められる真のプロクオリティを実現しています。最大4種類のボイスを組み合わせたリッチなレイヤーサウンドや、トリッキーなスプリットサウンドを実現するパフォーマンス音色も128種類スタンバイ。アルペジエーターを駆使した斬新なサウンドも豊富にラインナップしています。24dB/octのローパスフィルターをはじめとする強力な21タイプのフィルタ ー、MIDI同期も可能なLFOなど音色パラメーターも極めて充実。LFOはプリセット12ウェーブを内蔵している他、オリジナル波形のプログラムも可能です。またリバーブ×12タイプ、コーラス×25タイプ、インサーションエフェクト1×25タイプ、インサーションエフェクト2×104タイプ、トータルな音場補正に活かせる5バンドマスターEQの高品位かつ豊富なエフェクターがサウンドメイクを強力にバックアップ。パフォーマンス/ソングモードではさらにバリエーションエフェクト×25タイプを使用できるため、最大6系統ものエフェクトを同時に使用可能です。別売プラグインボード「PLG100-VH」の装着で、ボーカルハーモニーエフェクトをインサーションエフェクトとして拡張することもできます。グラフィカルなインターフェースによるPCからの音色エディットを可能にす る「Voice Editor for MOTIF6/MOTIF7/MOTIF8」を付属。MOTIFのボイスパラメーターをフルエディットすることはもちろん、MOTIFに装着したプラグインボードの主要な音色パラメーターのエディットもサポート。 Windows/Macintoshいずれのプラットフォームでも快適なボイシング環境を実現します。
プロクオリティの“音源システム”を拡張できる「Modular Synthesis Plug- in System 」に対応
別売プラグインボード「PLGシリーズ」を装着して多彩なプロクオリティの“音源システム”をMOTIFにビルトインできる「Modular Synthesis Plug-in System」対応の拡張スロットを3スロット装備。アナログシンセの音源回路をデジタルで完全に再現したAN音源(PLG150-AN)をはじめ、DX7を進化させた6オペレータのFM音源(PLG150-DX)、リアルな表現力で管楽器のソロサウンドに威力を発揮するVA音源(PLG150-VL)など、ニーズに応じてMOTIFの音源システムをカスタマイズ可能です。さらにプラグインボードの同時発音数も追加される上、同じボードを複数装着することでポリ拡張にも対応。単なるウェーブや音色数の追加とは全く次元の異なる拡張性を実現します。各プラグインボードの表現力を最大限に引き出す音色データもあらかじめ 本体にプリセット。MOTIFにプラグインボードを装着するだけですぐにボイスプレイ可能です。プラグインボードの音色は本体の音色と同様に演奏やエディットをすることができ、オリジナル音色はユーザーバンクに保存可能。また本体のAWM2音色とプラグインボード音色を組み合わせた強力なレイヤーサウンドをプログラムすることもできます。
新開発「Integrated Sampling Sequencer」を搭載MIDIとサンプルを統合したシームレスな制作環境を実現
MIDIデータとサンプリングデータを自由に組み合わせ高次元で融合し、革新的な制作環境を提供する「Integrated Sampling Sequencer」を搭載。新開発のビート抽出アルゴリズムにより、サンプルフレーズから自然なリリース部を合成付加した分割サンプル素材と、グルーブを抽出したMIDIパターンデータを自動生成。サンプルループとMIDIシーケンスのBPM同期をはじめ、サンプリング素材の空気感を生かしたまま MIDIデータと同様の感覚でコントロールが可能。先進の制作環境をスタンドアローンで実現し、音楽制作のプロセスに全く新しい感覚のアプローチを提供します。サンプリング部は標準で4MBのウェーブメモリーを実装し、汎用SIMMの装着で最大64MBまで拡張可能。サンプルはトリミングやノーマライズはもちろん、ピッチを保ったままサンプル長を変えるタイムストレッチ、サンプル長を保ったままピッチを変えるコンバートピッチ、サンプルを分割してランダムに並び替えたり、部分的に音質を変化させて新たなサンプルを生みだすループリミックスなど多彩な編集コマンドを駆使して緻密にエディット可能。 WAV/AIFFファイルのインポートにも対応しているほか、アルペジエーターなどを駆使したMIDIシーケンスサウンドのリサンプリングも実現。例えば、MOTIFのパフォーマンス音色を応用した新たなグルーブなど、アイデアボックス的に生みだされるフレーズをリサンプリングし、サウンドメイクのモチーフとして活用することが可能となります。シーケンサー部は最大16トラック構成/約111,000音を記憶可能。通常のリニアシーケンサーとしても、パターンを組み合わせて曲制作を行うパターンシーケンサーとしても機能します。また緻密なプログラミングが可能なプロスペックを搭載しながらも快適なユーザーインターフェイスを実現。各パートのミュート/ソロも本体の16個のスイッチでダイレクトに操作できるほか、ミュート/ソロをはじめボリューム、パンなどの設定をソング毎に5種類までシーンメモリーに記憶可能。シーンのリコール操作をソングトラックにレコーディングすることもできるため、インスピレーションを重視した楽曲制作にも柔軟に対応します。グルーブ感をも綿密にプログラミングした128種類のドラムフレーズもプリセットし、オリジナルパターンの作成に活用可能。ループベースのサウンドメイクやブレイクビーツの制作にも即戦力として活かせます。
外部機器/シーケンスソフトを柔軟にコントロールできる「Real-time External Control Surface」を搭載
PCをベースとした制作環境において絶大な威力を発揮する「Real-time External Control Surface」を搭載。パネル上に4組のノブとスライダーを実装し、ハードウェアのコントローラビリティを活かした柔軟なコントロール性能を実現しています。外部MIDI機器用のアサイナブルコントローラーとしてはもちろん、PC上のシーケンスソフトウェアのパラメーターをもシンプルな操作でコントロール可能。 Cubase VSTTM/Logic Audio/Cakewalk Pro Audio/Pro Toolsなどに対応し、MIDIトラックのみならずオーディオトラックも含めたボリュームフェーダー操作やパン、EQのコントロールをはじめ、シーケンサーのスタート/ストップ、トラックミュートなどの基本操作を、MOTIF上のノブとスライダーを操ってリアルタイムにコントロールできます。最大4ゾーンをコントロールできるマスターキーボード機能も充実。制作システムの中で中核を形成する快適なワークステーション環境を提供します。もちろんノブやスライダーは、本体サウンドのフィルターやEG、エフェクト、EQなどの音色パラメーターをコントロールすることも可能で、マルチパートのミキシング時にはデジタルミキサー感覚の操作環境を提供します。
※シーケンスソフトウェアによってはEQやパンなど扱えないパラメーターもあります。
サウンドの幅を広げる多機能アルペジエーターを内蔵
ノートデータから自動的に複雑なシーケンスフレーズを生成し、サウンドの幅を広げる多機能なアルペジエーターを内蔵。定番のアルペジオパターンはもちろんのこと、ギターのカッティングやフルートのトリル、ドラムループなど、アコースティック楽器のヒューマングルーブをリアルに再現するフレーズも豊富にスタンバイ。計256タイプのアルペジオパターンをプリセットし、ユーザーオリジナルのアルペジオパターンも128種類まで記憶可能です。本体のソングデータやスタンダードMIDIファイルからフレーズを取り込み、新たなアルペジオパターンをクリエイトすることも可能。ベロシティの強さでアルペジエーターのトリガーのオン/オフをコントロールするなどパフォーマンスの表現レンジを一層広げます。アルペジオを走らせながら音色をエディットしたり、別のアルペジオフレーズに差し替えることで全く新しいサウンドのモチーフを生み出すことができます。アルペジオフレーズのリサンプリングやアルペジオデータの内部シーケンサーへのレコーディング、外部MIDI出力にも対応し、もちろんMIDI同期も可能です。
フラッグシップモデルならではの幅広い拡張性・互換性をサポート
スマートメディアスロットを標準装備(駆動電圧3.3V 対応)。最大128MBまでのスマートメディアを使用できるため、MOTIF本体で制作した曲や音色のデータはもちろん、サンプリングデータなどの大容量データの保存にも余裕をもって対応します。また、CD-ROMやハードディスク/MOドライブなどの外部SCSI機器を増設できるSCSIインターフェイスも標準で搭載しています。USB端子を装備したパソコンとケーブル1本で直結できるUSB-MIDIインターフェースや、MDなどにデジタルのまま音声を出力できるデジタルアウト(オプティカル)を標準装備。また6系統のアナログ独立アウトと2種類のデジタル入出力(オプティカル/コアキシャル)を増設可能なI/O拡張ボード<AIEB2>や、次世代のデータ転送プロトコルmLANに対応する拡張ボード<mLAN8E>もオプションでスタンバイしています。サンプリング用のウェーブメモリーは汎用SIMMの装着により最大64MBまで拡張可能。また、サンプラー部はWAV/AIFFのインポートはもちろん、ヤマハ・プロフェッショナル・サンプラーA5000/A4000/A3000音色ライブラリーのマルチサンプルをはじめ、AKAI社 S1000/S3000フォーマットのインポートも可能とするなど幅広いファイル互換性も確保しています。
プロフェッショナルユースをサポートするハイレベルの基本性能
MOTIF7(76鍵)/MOTIF6(61鍵)にはプレイヤーのニュアンスを繊細に表現するシンセサイザータッチのFS鍵盤を採用。また、MOTIF8 にはアコースティックピアノで培ったノウハウを凝縮した新開発88鍵バランスドハンマー鍵盤を採用。バランスドハンマー鍵盤は、ステージピアノのスタンダードモデル「P-200」で好評のグレードハンマー鍵盤をシンセサイザー用にリファインしアフタータッチにも対応するなど、ピアノタッチながらもあらゆる音色で抜群の演奏性を提供。いずれも鍵盤タッチとサウンドのベストマッチングなチューニングを実現しています。ピアノ/ストリングス/ブラスなどの音色カテゴリーを指定して目的のサウンドを素早く探しだすことができるカテゴリーサーチ機能を装備。よく使う音色や気に入った音色をグルーピングして瞬時に呼びだせるフェイバリットカテゴリー機能も搭載するなど、高度なパフォーマンスアビリティを獲得しています。ボイス/パフォーマンス/ソング/パターンなどモードに関係なくよく使う設定を128種類記憶し、ワンタッチで呼びだせる便利なマスターモード機能を搭載。ボイスのユーザーエリアを使うことなく、ライブセッティングなどを組むことが可能です。付属CD-ROM「TOOLS FOR MOTIF」には、「Voice Editor for MOTIF6/MOTIF7/MOTIF8」の他に、豊富な編集コマンドを搭載した波形編集ソフト「Wave Editor TWE」、MOTIFのスマートメディア上のファイルや、PC上のファイル、MOTIFに接続されたCD-ROMやハードディスクなど外部SCSI機器上のファイルをPC上で効率良く管理できるファイルマネージメントユーティリティ「File Utility」なども収録しています。