MOX8 生産完了品

MOTIF XSのサウンドエンジンを搭載したトップクオリティの音色

MOXはあらゆるジャンルの音楽に対応する多彩な1,217音色を搭載。クラシックの世界で高い評価を得たヤマハのコンサートグランドピアノCFIIIをサンプリングしたピアノ音色をはじめ、世界中のアーティストから絶大な支持を受けたMOTIF XSの音色波形355MB(16bitリニア換算)を完全移植。アコースティック楽器メーカーならではの高品位なストリングス、ブラス、ドラムなどのサウンドとアナログシンセ、パッド、リードなど幅広いシンセサウンドを収録し、ステージ演奏から楽曲制作までどんなジャンルの音楽もMOX一台がすべてをまかないます。

- MOXのサウンド

プリセットのまま使うプロも多いMOTIF XSサウンドを継承したMOXサウンドの秘密は波形の質・量と8つのエレメント。高度なサンプリング技術とアコースティック楽器メーカーならではの楽器作りのノウハウにより極めて高品質な波形を収録。また通常シンセサイザーでは、容量節約のために音の減衰を完全にサンプリングせず、減衰部分をループさせ、音量加工などにより再現しますが、355MBの容量を誇るMOXではほとんどの音色で音が消えるまでをサンプリング。自然な減衰を実現しています。さらに、MOXでは音を8つのエレメント(要素)から構築。例えばピアノ音色では弦の振動音、本体の反響音のほか、打鍵音、離鍵音といった8つの要素から構築することで、豊かな音を作り上げています。

演奏の幅を広げるパフォーマンスモード

最大4つのボイス(音色)を重ねて演奏できるパフォーマンスモードでは、重厚なオーケストラからドラム、ベースのバッキングに合わせたソロパフォーマンスまで様々な演奏表現が可能に。キーボードでは表現が難しいブラスのシェイク奏法など楽器特有の奏法を再現するXA機能・キーボードメガボイスを組み合わせれば、他とは一線を画すプレイも思いのまま。

このパフォーマンスモードは作曲時にも威力を発揮。様々なジャンルに対応した256種類のプリセットパフォーマンスは、楽器の演奏方法や深い音楽理論の知識がなくても、簡単に楽曲を制作可能。ここから曲を作り始めると言うプロの作曲家も多く、MOTIF XSが高く評価された理由の一つとなっています。

MOXでは、このパフォーマンスを簡単な操作で作成できるパフォーマンスクリエーター機能の他、4パートを同時に録音するパフォーマンスレコード機能を搭載。より強化されました。

充実のエフェクト

ロボットボイスを生み出すボコーダーをはじめ、キーボードに欠かせない97種類のエフェクトを搭載。特に残響音を生み出すリバーブには、数々の有名なレコーディングスタジオに導入されているヤマハプロオーディオ機器に搭載されたREV-Xを採用したエフェクトを搭載。高密度で豊かな音質、なめらかな減衰、原音を生かす広がりと奥行きといったプロクオリティでの音作りが可能です。

さらにMOTIF XSで高い評価を得た、ビンテージエフェクターを回路素子レベルでシミュレートするVCMエフェクトも搭載。レコーディングスタジオの定番コンプレッサーをシミュレートしたVCM COMPRESSOR 376をはじめ、キーボーディストのレジェンド達がこぞって導入した今では入手困難な70年代を代表するビンテージの名機をシミュレートしたイコライザー、フランジャー、フェーザー、ワウがあの時代の音を蘇らせます。

シーンをサポートするイージーオペレーション

イメージした音色が見つからず、曲がスムーズに作れない―通常、1,000以上の音色から求める音色を探すには時間がかかりますが、MOXなら素早く見つけ出すことができます。ピアノ / ストリングス / シンセリードなど16種類のカテゴリーから音色を選択したり、ロック、ジャズなど様々なジャンルからパフォーマンスを選択できるカテゴリーサーチ機能がスムーズな音色選びをサポート。さらにマスターモードでは、お気に入りのボイスやパフォーマンスを16個のボタンに登録可能。素早い音色切り替えが求められるライブシーンにおいてもプレイを妨げることはありません。

使いやすくなったシーケンサー

いい曲が思いついたのに、PC上のDAWソフトウェアを起動している間に忘れてしまった―こんな経験はありませんか?MOXには本体のみでプログレードの音楽制作が行えるシーケンサーを内蔵。リアルタイム録音はもちろん、パフォーマンスモードでの演奏もボタン一つで録音できるので思いついたフレーズを逃しません。

数小節ずつのフレーズをパートごとに重ね、それをつなげて曲を作成するといったMOTIFシリーズのコンセプトとなったパターンモードでの作曲スタイルも健在。要望の強かったステップ録音機能に加え、データの入力が難しいギターのスライド奏法などを再現するXA機能やキーボードメガボイスに対応した6,720種類のアルペジエーターを組み合わせれば、キーボードの弾けない人でも指一本でプロに匹敵する作曲が可能です。

USBオーディオMIDIインターフェース搭載

MOXにはUSBオーディオMIDIインターフェースが内蔵。付属のDAWソフトウェア「Cubase AI」を使えば、本体の音やボーカルやギターなどをPCに録音できるだけでなく、ノートPCとMOXをステージに持ち込んで、あらかじめ Cubase AIに録音したコーラスパートを再生することも可能。内蔵型なので制作やライブの前に設定や接続で手間取ることはありません。

さらに、MOXにはバーチャルアナログソフトシンセSteinberg「Prologue」、新開発のオルガンエミュレーターYamaha「YC-3B」をバンドル。Cubase AIに標準装備の音源「HALion ONE」の他、MOXのようなPCM音源シンセサイザーには難しいとされたアナログシンセやオルガンサウンドも扱えます。またMOXのノブから直感的なパラメータ編集も可能で、MOXの可能性はまさに無限です。

専用エディターによる音色エディット

シンセサイザーのパラメーターを設定するのが苦手でも付属の「MOXエディター」を使えば、PC上で細かい音色エディットをグラフィカルに確認しながら編集できます。エディターとMOX本体のパラメーターはリアルタイムに同期しているため、ソフトとハードを意識することなく自由な音作りが可能です。

Cubase AI付属

洗練された操作性でアーティストから支持されるSteinberg社製DAWソフトウェア「Cubase」シリーズのスペシャルバージョン「Cubase AI」が付属。録音した楽曲の音程・リズムの修正や、アンプシミュレーターなどのエフェクトによる音色加工、ミキシングも思いのままです。

さらにCubase AIはMOXと組み合わせることで真価を発揮。通常DAWソフトウェアではわずらわしいハードシンセの音色選択もソフトとハードを区別なく一つのライブラリーから可能。クリエイティビティを阻害しません。また、MOXはSteinberg CC121に搭載され画期的な機能が注目されたAI KNOBを搭載。従来のような細かい設定をしなくても、Cubase AIやソフトシンセの操作子にマウスカーソルを重ねるだけで自動的にパラメーターが割り当てられ、値の調整を可能にするなど従来のハードウェア音源では考えられなかった快適な操作性を実現します。

ピアノメーカーならではの演奏性に優れた鍵盤

MOX8にはヤマハのアコースティックピアノ作り110年のノウハウを活かした88鍵GHS鍵盤を搭載。グランドピアノのデリケートなタッチ感、低音部と高音部の微妙な鍵盤の重さの違いを指先に感じさせ、特にピアノタイプの音色演奏時には決定的な違いを感じます。

ヤマハ88鍵シンセサイザー最軽量。MOTIFサウンドを持ち運べ

ライブハウスや練習スタジオに備え付けられているシンセサイザーを使おうとしたら使い方がわからなかったり、音色が違ったなんて経験はありませんか?MOTIF XSより約50%の軽量化に成功した軽量コンパクトボディは女性でもらくらく持ち運び可能。自宅での練習や制作で使ったMOTIFサウンドをそのままライブに―キーボーディストの悩みが今解決します。

iPadアプリケーションにより、今までにない楽器の楽しみ方を実現

シンセサイザー本体の音色設定をiPadの大きな画面を使って編集できるVoice Editor EssentialやMulti Editor Essential、コントロールチェンジを送信することでシンセサイザーのボリュームやカットオフなどのコントロールができるFaders & XY Pad、さまざまな楽器のアルペジオパターンを内蔵しシンセサイザーを鳴らしたり、ドラムパッドでの演奏を可能にするKeyboard Arp & Drum Padなど、iPadと組み合わせた新しい楽しみ方を体験いただけます。

それぞれのアプリケーション(App Storeで販売)は、iPadと別売iPad用MIDIインターフェースケーブルi-MX1で接続するだけですぐに使えるようになります。