DTX10シリーズ

徹底的に研ぎ澄まされた演奏性

電子ドラムの演奏性にとって非常に重要な要素、それは叩いた時の楽器の振る舞いの再現です。

ヤマハの熟練のサウンドディレクターが本物のサウンドを立ち上がりから消え際まで贅沢に活用し音源モジュールに搭載。パッドを叩いた時にどう反応するかを突き詰め、楽器の振る舞いを忠実に再現。さらに世界各国のプロフェッショナルドラマーによる演奏評価を通して、表現力を高めました。ハードウェアメーカーだからこそ実現した徹底的なモジュールとパッドの合わせ込みにより、研ぎ澄まされた演奏性を可能にしました。

ヤマハ独自のTCSヘッド

ヤマハ独自のTCS(Textured Cellular Silicone)ヘッドは、内部に無数の気泡を含んだ発泡シリコーン素材を使用。しっかりと叩き込むことができる適度な硬さとリバウンドを生みます。内部の気泡はクッションの役割をし、打音を和らげ、手首やひじへの負担も減らします。ヘッド表面はコーテッドヘッドを再現し、スティックの横滑りを防ぎます。

また、ヘッドと胴体パーツが直接触れない独自のフローティング構造を採用。振動が他に伝わらず、静音性とともに感度も向上しています。

セットアップを瞬時に呼び出す“Live Set”機能

DTX-PROXには、キット、テンポ、オーディオファイルなど自身が設定した組み合わせを自由に並べ、ワンタッチで呼び出すことができる“Live Set”機能を搭載。ライブ会場や、Web上でのライブストリーミングで活躍します。ドラムキットとともに演奏順に並べたオーディオデータにクリック設定を付加し、追従して再生させるWav&Click Sync機能や、プリカウントを追加する、途中でカウントを消すなど、様々な設定も可能です。

Bluetoothでワイヤレス接続、USBメモリに演奏を録音

DTX-PROXに搭載のBluetooth機能を活用すれば、ワイヤレスでスマートデバイスや携帯音楽プレーヤー、PCと接続し、オーディオに合わせてドラムの演奏が楽しめます。さらにUSBメモリを使用すれば、Bluetooth接続された機器はもちろん、AUXケーブルやUSBケーブルで接続された機器からオーディオデータを再生しながら録音を同時に行い、再生中の曲に自分の演奏を重ねて録音が可能です。

良い音を、より良く届ける

音の出口に対しても徹底してこだわり、音響専用の電気部品を各所に多用しました。奏者に直接音を届けるヘッドホンアンプ回路は電子ドラム専用に開発しており、高精度、低歪、低ノイズ、ハイパワーな部品を適材適所で選定。ヘッドホンアンプ専用に独立して設けた電源回路と共に様々な回路技術を効果的に組み合わせることで、高品質かつ迫力のあるサウンドを可能にしました。

あらゆるユースケースに対応する豊富な端子類

INDIVIDUAL OUTPUT端子は、最大8つのサウンドを個別に出力可能。AUX IN端子はリアとフロントの2か所に搭載し、リア側はPAシステムからのモニター音の入力や他の楽器との接続に、フロント側はスマートデバイス等音楽再生機器の接続に最適化しています。

ヘッドホン端子は標準ジャックとミニジャックの2種を搭載。クリックやAUX INの音をヘッドホンのみに出すなど自由度の高いルーティングが可能です。 USB端子は直接PC、スマートデバイスと接続してオーディオデータやMIDIの送受信が可能です。

ドラマーをサポートする豊富なトレーニング機能

DTX Drumsの豊富な練習機能はDTX-PROXにも踏襲されています。高機能なプログラマブルメトロノーム、レコーダー機能、リズム感を鍛えるのに最適な10種のトレーニング機能、様々なジャンルを学べる37のトレーニングソング。初心者からプロフェッショナルまで、日々のトレーニングに有用な機能が搭載されています。

Cubase AI付属

DTX-PROXには音楽制作ソフトCubase AIを付属。最新版をダウンロードできるDownload Informationを同梱しています。USBケーブルでPCと接続すれば、録音、編集、ミックスなど音楽制作の基本作業を1つのソフトウェアで実現可能です。