LJ66 CUSTOM 生産完了品

表板にイングルマンスプルース単板を、側・裏板にインドローズ単板を使用

表板には北米産のイングルマンスプルース(松の一種)単板を採用。柔らかい木材であるイングルマンスプルースは低音から高音までの広い音域で豊かで伸びのある音が出すことができ、そして弾き手の演奏に俊敏に応える良好なレスポンスに特長がある。

スクエア・フレーム構造

表板と裏板のブレイスをつなぐサイドブレイスを追加することで、弦振動をより確実に裏板に伝えます。これによって、優れたレスポンスと力強い響きを生み出し、低音の鳴りを体感することができます。

積層強化ネック

マリンバの音板にも使われる硬材パドックとマホガニーによる5層構造ネックを採用。

これにより、ネック、ヘッド、ボディが一体となった力強く豊かな鳴りが得られ、また、強度と安定性に優れソリやねじれにも強いので、安定したネックコンディションを保ちます。さらに、トラスロッド調整位置をサウンドホール側にした設計は、上駒部での弦振動をしっかりと受け止めると同時に、ネックヘッド部の強度アップを実現しています。

指板幅はナット部で44mmに設定。さまざまなプレイスタイルに対応できます。

ノンスキャロップ・Xブレイシング

90°のXブレイシングを中心とした8つのブレイシングレイアウトが木の自然な鳴りを最大限に引き出し、太くハリのあるサウンドを生み出します。

Cブロック

ボディとネックのジョイント部にCブロックを配置。ネックのジョイントを強化すると共にギター表板の振動を、ネックを含んだボディ全体に伝え、サウンドにより深みを与えています。

ラッカー塗装

このモデルにはラッカー(ニトロセルロースラッカー)塗装が施されています。ラッカー塗装は薄い塗膜を重ねる手法で、材の振動を妨げないことから、立ち上がりに優れ豊かな鳴りを生み出します。熟練の技を要し手間のかかる技法ですが、音へのこだわりからラッカー塗装を採用しています。

※ラッカー塗装のギターはデリケートで、その環境には注意が必要です。取り扱いについて詳しくは、ギターに付属の取扱説明書および注意書をよくお読みください。