CVP-809 生産完了品

まさにグランドピアノのタッチ感、ヤマハ新開発の「グランドタッチ鍵盤™️」

ゆっくりと優しく弾いたときには軽く、強く激しく弾いたときにはしっかりとした手ごたえを感じるグランドピアノの鍵盤。また、弾き方により軽やかな音色、重々しく荘厳な音色、明るく華やかな音色など、響きがさまざまに変化するグランドピアノの演奏感。

ヤマハは「グランドタッチ鍵盤」のアクション開発にあたり、「弾く強さに呼応して変化する指先に伝わる手ごたえ」と、「それに伴い変化する音色の濃淡」を徹底的に研究し、従来の電子ピアノにはない、奏者の感性を余すところなく表現できる鍵盤を実現。これにより、グランドピアノのような広いダイナミックレンジと、多彩な音色の変化が楽しめます。

グランドピアノの鍵盤のような安定性と指先の心地よさ

調整されたよい状態のグランドピアノの鍵盤では、弾いたときの指の力が鍵盤とそれにつながるアクションの動きに自然に吸収され、ハンマーが弦を打ったときの心地よい手ごたえを感じます。一瞬の間にたくさんの鍵盤を弾きこなすピアニストにとって、この状態が安定していることはとても大切です。「グランドタッチ鍵盤」はこの心地よさをもたらす鍵盤の「安定感」を追究した理想的な鍵盤機構を搭載し、安定した音色コントロールを可能にしました。正確なリズム、流れるようなメロディー表現など、演奏には欠かせない鍵盤の快適さを、ピアノ同様にむく材を使用した木製鍵盤* や強弱を感知する3つのセンサーと共に支えています。

* 白鍵のみ木材使用

支点までの距離を長くとった鍵盤で、奥側でも弾きやすいタッチ

鍵盤の奥側でも弾きやすい

クラビノーバの鍵盤は、演奏者が弾く部分から本体に隠れて見えない奥側の支点までの長さを可能な限り長くすることで、黒鍵と黒鍵の間などでも弾きやすいタッチを実現しています。中でも「グランドタッチ鍵盤」は、ヤマハ電子ピアノの中で支点までの距離が最長の鍵盤*です。黒鍵を多くつかう曲などで、白鍵の奥側を弾くときにも表現豊かに演奏することができます。

*2017年4月現在

長時間でも弾きやすい手触り。象牙調の白鍵、黒檀調の黒鍵

かつて最高級のピアノに使われていた象牙製鍵盤のように、クラビノーバの白鍵はしっとりと指に吸いつく手触りを再現。吸湿性の高い素材が長時間の演奏で汗ばんだ指を滑りにくくします。また風合いのある黒檀調の黒鍵との組み合わせで、触り心地までもグランドピアノに近づけています。

グランドピアノ特有のタッチをリアルに再現する「エスケープメント」

グランドピアノのエスケープメント機構は、打鍵時にハンマーが弦から速やかに離れて、弦の振動を止めないようにする仕組みです。この機構により、弱い力で鍵盤を押すとわずかな手ごたえが生じます。クラビノーバでは、よりリアルなグランドピアノのタッチの再現のために、全ての鍵盤に「エスケープメント」を採用しています。

電子ピアノで唯一、一鍵一鍵の重みまで再現した「88鍵リニアグレードハンマー」

グランドピアノは、88鍵すべてで鍵盤の重みが異なります。88音の弦は高音部で細く短く、低音部にいくほど太く長くなり、それを叩くハンマーが大きく重くなっていくからです。こうして一鍵一鍵で重みや戻りの感触が異なる鍵盤タッチを、電子ピアノで唯一忠実に再現している「88鍵リニアグレードハンマー」。弾き心地を限りなくグランドピアノに近づけているため、より正しいタッチ感を身に付けられます。

繊細なタッチでの演奏性を高める「カウンターウェイト」

グランドピアノの鍵盤には、ハンマーなどのアクション部分とバランスを取るためにおもりが付いています。CVP-809の鍵盤では、同様の機構として「カウンターウェイト」*を搭載しました。 88 鍵すべてのバランスを細かく調整することで、ピアニシモなど弱く繊細なタッチでの演奏性を高めています。

* カウンターウェイトは実際には見えません。

グランドピアノさながらの踏み心地を実現した「GPレスポンスダンパーペダル」

音の表情を繊細に変化させられるペダル操作。クラビノーバのダンパーペダルは、踏み込みの深さを連続的に感知し、微妙な踏み込みや戻しの加減によって響きの量や伸び方を調節できるハーフペダルに対応しています。加えてCVP-809では「GPレスポンスダンパーペダル」によって、踏み出しは軽く、ペダルの効果が出はじめるところで重く感じる、グランドピアノさながらの踏み心地を再現。デリケートなハーフペダルの操作感を身体で覚えることができます。