トランスアコースティック™ピアノ TA2 生産完了品
トランスアコースティック™ピアノの紹介
トランスアコースティック™技術とは
アコースティックピアノは、一般的に弦の振動が駒を介して響板に伝わり音が響きますが、トランスアコースティック™は、トランスデューサー(加振器)が電子音の情報を振動に変換して響板に伝える技術です。 ピアノの響板がスピーカーの役割となりピアノ全体が共鳴するアコースティックならではの豊かな響きが生まれます。
*響板の響きに影響を与えないよう、響板には加振器の軽い振動する部分のみを付加し、重いマグネット部分などはボディが支えています。響板に加振器全体を付加させることが無いため、その響きは弦やピアノ全体の自然な共鳴と共にアコースティックピアノ本来の音色を再現します。
トランスアコースティック™モードで音量を自在にコントロール
トランスアコースティック™モードにすると、響板からの響きはアコースティックピアノそのものの音から電子音に切り替わります。 鍵盤の演奏情報を非接触で忠実に再現する光センサーによって、アコースティックピアノの弾き心地はそのままに、音量を自在にコントロール。家族やご近所への音の配慮が必要な場合など、時間帯や生活シーンに合わせてお使いいただけます。
2種類のコンサートグランドピアノの音
トランスアコースティック™TA2タイプでは2種類のコンサートグランドピアノの音をお楽しみいただけます。1つはヤマハのフルコンサートグランドピアノ「CFX」、もう1つはウィンナートーンで有名なベーゼンドルファー「インペリアル」。それぞれの音色を、その豊かな響き、多彩な音色の変化まで、余すところなく再現します。
豊富な音色
トランスアコースティック™TA2タイプにはエレクトリックピアノ、ハープシコード、オルガン、ストリング、クワイアなど20種類の音色を用意。お好みの音楽ジャンルに合わせてお好きな音色を選択いただけます。
アコースティックとデジタル音の融合
トランスアコースティック™レイヤーモードにすると、アコースティックピアノの音と、電子音を重ね合わせて演奏することができます。クラシックやジャズ、ポップス等、幅広い音楽ジャンルで新たな演奏表現の可能性が広がります。
音楽を楽しむ
内蔵曲やご自身の録音された演奏はもちろんのこと、お手持ちのスマートフォンにダウンロードされた音楽データや、その他オーディオデバイスをつなげば、ピアノをスピーカー代わりにして、リスニングを楽しむこともできます。ピアノの響板から奏でられる自然かつ豊かな響きで、生活に彩りを生み出します。
サイレントピアノ™SH2タイプ機能も搭載
トランスアコースティック™モードで音量を自在にコントロール
トランスアコースティック™モードにすると、響板からの響きはアコースティックピアノそのものの音から電子音に切り替わります。 鍵盤の演奏情報を非接触で忠実に再現する光センサーによって、アコースティックピアノの弾き心地はそのままに、音量を自在にコントロール。家族やご近所への音の配慮が必要な場合など、時間帯や生活シーンに合わせてお使いいただけます。
ピアノ音色にはヤマハコンサートグランドピアノCFXのサンプリング音源を採用、さらにサイレントピアノ™SH2タイプと同じ機能を搭載していますので、消音演奏も可能です。ヘッドフォンからの音はCFXバイノーラルサンプリング方式を採用しており、ピアノ本体から自然に響いてくるような臨場感が得られます。
豊かな響きとさまざまな音色を表現
CFXバイノーラルサンプリング ("サイレントピアノ™"モード設定の場合のみ)
消音時に聞こえるピアノ音は、ヤマハコンサートグランドピアノCFXからサンプリングした音源を使用しています。ヘッドフォンを通して聴いても、あたかもピアノ本体から音が自然に響いてくるような臨場感が得られるバイノーラルサンプリング方式を採用。奏者の耳と同じ位置にマイクを置いて、聴こえてくるピアノ音をそのまま収録する事により、聴き疲れしにくく、立体的で自然な響きを再現しています。
グランドピアノ全体から生まれる多彩な響きを バーチャル・レゾナンス・モデリング(VRM)で再現 (サイレントピアノ™モード設定の場合のみ)
グランドピアノの豊かでふくよかな共鳴音。それは、たとえばダンパーペダルを踏んだときに、弾いた鍵盤の弦の振動が、ほかの弦や響板へ伝わることで生まれます。今回さらに進歩した「VRM」では、高音域のアリコートや、響板や側板、フレームなどのピアノ本体部の響きまで再現します。「VRM」は、この複雑に影響し合う弦や響板などの状態をシミュレートし、それをリアルに再現することで、アコースティックピアノならではの響きを作り出す画期的な技術です。鍵盤を押さえるタイミングやペダルを踏むタイミングと深さに応じて、瞬間瞬間の共鳴音を生み出すので、変化に富み、多彩な演奏表現が可能です。
ヘッドフォンをしても快適な「ステレオフォニックオプティマイザー」 (サイレントピアノ™モード設定の場合のみ)
長時間ヘッドフォンを着用していても、自然な聴き心地が体感できるのは、奏者にとって大切なことです。バイノーラルサンプリング音源「CFXグランド」以外のピアノ音色はすべて「ステレオフォニックオプティマイザー」が自然な音の広がりを再現します。まるでアコースティックピアノの前に座って弾いているような快適さが体感できます。
奏法による音の余韻まで表現できる「スムースリリース」
スタッカートで弾いたときには歯切れのいい音を、ゆっくりと指を離したときには長く余韻を残す音を表現できる「スムースリリース」。弾き手が思い描く細やかなニュアンスの表現にも、しっかりとこたえます。
微妙な音の変化まで再現した「キーオフサンプリング」
鍵盤から指を離し、音が消える寸前(ダンパーが弦に触れる瞬間)の微妙な音の変化を実際に録音した「キーオフサンプリング」。こうした音が加わることで、きれいなだけでなく深みのある響きを実現しています。
大切なアップライトピアノのタッチを守るために。ヤマハ独自のテクノロジーを搭載しました。
キーセンサー
88鍵すべての鍵盤の下にヤマハ独自のグレースケールシャッター方式のキーセンサーを搭載。鍵盤の動きを連続的にキャッチし、消音時でも自然な音楽表現を可能にします。センサーは鍵盤に触れることのない非接触方式なので、大切なピアノのタッチに影響を与えることもありません。
ハンマーセンサー
グランドピアノ演奏時のゆっくりとした打鍵や素早いトリルなどの鍵盤の動きをより正確に検出するために、グランドピアノ専用のセンサーを搭載。キーセンサーと同様の非接触方式でタッチに影響を与えません。
クイックエスケープ方式
消音機能を搭載しても、アコースティック演奏の際にグランドピアノに求められている優れた演奏性、音楽表現力を全くそこなわない「クイックエスケープ方式」を採用。打弦時のハンマーと弦との距離を最適な位置に調整することで、アコースティック演奏時と消音演奏時のタッチ感をベストな状態に切り替えることができます。
その他機能
Bluetooth® オーディオ接続
Bluetooth®対応のスマートデバイス内のオーディオデータを、ワイヤレスでトランスアコースティック™ピアノ TA2で再生することができます。ピアノの響板をスピーカー代わりにして、リスニングを楽しむこともできますし、 もちろん再生中にオーディオに合わせて一緒に演奏することもできます。
「スマートピアニスト」アプリ
お持ちのスマートデバイスで「スマートピアニスト」をお使いいただくと、楽器本体に搭載されている様々な機能を、よりカンタンに操作できます。
※無線接続にはUSB無線LANアダプターUD-WL01(別売)、 有線接続にはLightning-USBカメラアダプタとUSBケーブル(Type Aオス-Type Bオス)が必要となります。
シンプルで洗練されたコントロールパネル
コントロールユニットは、目立たず控えめで洗練されたデザインになりました。操作もシンプルになりました。
ホワイト特注のトランスアコースティックピアノ™TA2タイプには、白いユニットをご用意しました。
接続端子
USB TO HOST端子とコンピュータやポータブル機器を接続すると、インターフェイスを追加せずに高音質オーディオで録音することができます。
AUX OUTを使用すると、消音時の演奏をさまざまな外部デバイス(ステレオコンポーネント、IC レコーダー、ステレオシステム)で録音することができ、AUX INを使用すると外部機器(音源モジュール、ミュージックプレイヤー)から入力された音にあわせて消音演奏することができます。
MIDI OUTPUTはシンセサイザーなどの外部機器に演奏情報を送信します。 TransAcoustic™ ピアノTA2タイプの音源を使用してシーケンサーからの演奏情報を受信し、再生します。
開放型構造のヘッドフォン
付属のヘッドフォンは高音質で音抜けがよい開放型構造。バイノーラルサンプリングと相まって、長時間使用しても聴き疲れしにくくなっています。
練習に便利なメトロノーム機能
トランスアコースティック™ピアノ TA2では、消音時でもトランスアコースティック™モードどちらでも使用できるメトロノーム機能を内蔵しました。正確なリズムを聞きながら練習することができます。