YFG-811/811C(2024年3月生産完了品) 生産完了品
2つのカスタム
スタンダードな管体肉厚を採用し、ファゴットの普遍的な姿を追求したYFG-811(写真左)。奏者や演奏スタイルによらず、柔軟に反応。幅広い表現力を誇っています。一方YFG-812(写真右)は、肉厚が最大4mm厚いヘビータイプ。現代のオーケストラに求められる、ダークでよく溶け込む音色を実現しています。
吟味された素材
ヤマハの持つ豊富な欧州のメープル材の中から音響選別されたもののみを使用。きわめて加工の難しいとされる素材ですが、ヤマハはここにも100年にわたって育んできた木材の乾燥・加工技術の粋を投入しています。
妥協なき管体加工
管体やトーンホールの内径・位置など吟味された設計を現実に変えるのは、クラフトマンの技。木の心と音楽の心を知る人の手を尽くして、丹念に加工しました。インナーパイプと木管内部のアセンブルにも完璧を期し、耐久性の面からも安定した楽器を目指しました。さらに管体加工には、最先端のデジタル技術も投入して、従来のファゴットの音程の難点を解消。奏者が「音程をとる」苦労は過去のものです。
管体塗装
管体塗装に、定着性に優れ、剥がれにくい特性をもつ塗料を採用。抜群の耐久性を誇ります。
日本の気候・風土にマッチした仕上げを施しました。
キイシステム(システムは811、812とも共通)
キイシステムは、すべて熟練のクラフトマンが一つ一つハンドワークで組み込み、操作性とクオリティを追求しています。バランサーやB♭キイガードを標準装備し、ローラーシステムの採用や、演奏の難所とされた左手親指キイを一回り大きく設計しています。そのほかにも、左手小指キイ、右手親指・小指キイなどを自然で合理的な位置に設定することで操作性を高め、奏者は音楽表現に集中できます。
ケース(YFG-811)
付属ケースはFGC-802Nです。
ケース(YFG-811C)
付属ケースはFGC-802Cです。