YSL-897Z

開発協力プレイヤーにアンディ・マーティン氏を迎えました。

アンディ・マーティン（Andy Martin）氏

ロサンゼルスに本拠地を置くスタジオミュージシャン。映画やドラマで彼の音色を聞かない日はないと言われる人気プレイヤー。最近はゴードン・グッドウィン率いる「ビッグ・ファット・バンド」のメンバーとして度々来日、日本でも人気が高い。

YSL-891Zと同様、「Z」をイメージした新規開発のバランサーを装備、奏者の好みに応じて取り外しが容易なネジを採用しました。

スライド外観にはイエローブラス、先端にニッケルシルバーを採用し、豊かな響きと抜群のレスポンスを両立しています。

スライドストッキング部分は、YSL-697Zで採用のタイトなクリアランスから、スタンダードなクリアランスに変更。また、スライドストッパーを大きめのものに変更し、更に第5支柱（スライド操作時に右手で持つ支柱）に削り出し部品を採用することで、YSL-697Zの特長であったタイトな吹奏感を継承しています。

開発協力プレイヤーと共に開発した、着脱式マウスパイプの採用。それぞれに魅力ある音色を持ち、演奏シーンや奏者の好みに応じて選択可能です。いずれのマウスパイプもアンディ・マーティン氏から高い評価を得ています。

（写真上）Z1タイプ： 全長146mm

広く緩やかなテーパーで全長は短め。レシーバー部分の内径を一部狭くすることで、程よい抵抗感を付与。現代のビッグバンド奏者が求める優れたレスポンスとパワフルで力強いサウンドが特長。特にリードトロンボーン奏者向き。

（写真下）Z2タイプ： 全長187mm

Z1に比べて全長は長めで、細く長いテーパーを持つ。ストレートでスムーズな吹奏感が特長で。暖かく、色彩感のある音色は、奏者に多彩な表現が要求されるミュージカルやスタジオワークに好適。

専用ケースには2ケ所にハンドルとショルダーストラップを取付け、可搬性を高めました。