YTR-8330EM
新設計リードパイプ&レシーバー
適度な抵抗感を付与することで、高音域が狙いやすく、吹奏感やコントロール性能を最適化しました。
ステップボア(ML)採用
全音域の吹奏感のバランスとムラのない均質なサウンドを目指し、ステップボア(ML)を採用しました。これにより、モデル名称がYTR-8340EMからYTR-8330EMに変わります。
※主管抜差がLボアで、抜差管はMLボア、ピストンはMボアを採用しています。これにより、1~3番のどのピストンの組み合わせでも、解放の場合でも、スムーズで一定の吹奏感を実現しています。
フォスファーブロンズ製パーツ
理想の音色と最適な吹奏バランスを追い求め、いくつもの素材や重量の試作を繰り返し、ヤマハトランペットとして初めてフォスファーブロンズ製ボトムキャップとストッパーネジを採用しました。
高音域での輝かしい倍音と、中音域での倍音の豊かさが向上しています。
主管抜差支柱
通常の支柱よりも少ない抵抗感を持ち、吹奏感と抵抗感の変化を最小限に抑えながら響きを整える独自形状の支柱を採用しています。
また、今回のモデルチェンジで最適な吹奏感を得るために、支柱の位置を見直しデザインも新しくなりました。
ベル
肉厚が薄く、口径の大きな一枚取りのイエローブラスベル(直径134.4mm)を採用し、瞬発力とパワーを兼ね備えたサウンドを実現しています。
フレンチビード(ベル縁輪部)
ベル縁輪部にはフレンチビードを採用し、奏者へのフィードバック増大を実現しています。
※フレンチビード=真円の縁輪を入れてカーリングする一般的な工法に対し、かまぼこ型の縁輪を入れ、その形状に合わせてカーリングする非常に高度な工法
サイドシーム
支柱や延べ座で振動を止める部分につなぎ目が来るサイドシームを採用。より開放的な振動を得ています。
※サイドシーム=ベルの下側につなぎ目が来る一般的な工法に対し、サイドシームはつなぎ目を横側(バルブケーシング側)にする工法
新デザインマウスピース
YTR-8330EMとのマッチングを考慮し、マウスピースもモデルチェンジしました。従来より大きめの外形と重量により、高音域が明瞭で狙いやすくなるだけでなく、すべての音域において豊かな音色と演奏自由度が向上しています。
新モデルはモデル番号や刻印の末尾にMK2(Mark II) が追加されます。単売専用のTR-EM2-MK2はTR-EM1-MK2よりもリム内径がやや大きく、TR-EM1-MK2では小さすぎると感じる方に適しますが、外形デザインは2モデルで共通です。
付属ケースTRC-8340EM
EMモデル付属ケースとして開発されたリュック型セミソフトタイプケース。YTR-8330EM本体に加え、フリューゲルホルンや他のトランペット等が収納できるダブルケースです。ポケットなどの収納も多く用意され、オリジナルマウスピースポーチも付属しています。