R Series (AD/DA): 2nd-generation

コンソールの音作りの能力を最大限に引き出す、RIVAGE PMシリーズ直系の音楽的でナチュラルなサウンド

ステージで鳴っている音をありのままに取り込み、そこからさまざまな色付けを行う。これまでヤマハが一貫して追求してきたコンセプトは『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』でも継続しています。先代モデル「Rio3224-D」「Rio1608-D」からアナログ回路を見直すことにより、ヤマハ伝統のナチュラルサウンドがさらに進化し、「RIVAGE PMシリーズ直系」と言うに相応しい音質を有しています。

ネットワークオーディオプロトコル「Dante」により自由度の高いシステム構築に対応

柔軟なシステム構築を高いレベルで達成するために、Audinate社が開発したネットワークオーディオプロトコル「Dante」を採用。使用環境に合わせてI/Oラックの台数や設置場所を自由に構成できます。また不意のトラブルを防ぐリダンダントシステムも強固に構築可能です。PCアプリケーション「Dante Controller」により、Danteネットワークに接続されている機器の回線を、柔軟に、かつ簡単にパッチングすることができます。

また、オーディオネットワークの相互接続規格「AES67」を介して接続性を拡張したり、第三者によるDante設定変更を無効にする「Dante Device Lock」によりセキュリティを高めたりできます。また、オーディオネットワークの相互接続規格「AES67」や、第三者によるDante設定変更を無効にする「Dante Device Lock」にも対応。さらに、ユーザーやロール権限によるセキュリティ管理が行えるネットワークマネージメントソフトウェア「Dante Domain Manager*」にも対応しています。

* Dante Domain Managerの詳細はAudinate社のウェブサイトにてご確認ください。

2台の電源ユニット内蔵による信頼性と空冷経路再設計による静音性の向上

音声信号を取り扱うI/Oラックにとって、電源の喪失は最大のリスクとなり得ます。『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』は2台の電源ユニットを内蔵していますので、万が一片側の電源ラインに不具合が発生しても問題なく動作し続けます。また、空冷経路の再設計によりファン騒音が低減し、先代モデルから静音性が大きく向上しました。

ディスプレイ搭載による視認性向上とゲイン等の本体操作に対応

文字による情報は短時間で状況を把握するのに役立ちます。『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』では新たにディスプレイを搭載することにより、先代モデルで色(LED)でしか確認できなかったDante設定の情報を文字やアイコンで確認することができるようになりました。またDante設定の情報に加え、メーターやゲイン、HPF、ファンタムなどの確認が行えます。さらに、ゲイン、HPF、ファンタムなどのパラメーターについては『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』本体から操作することもロックすることも可能です。もちろんソフトウェア「R Remote」からの操作にも対応しています。

アナログゲイン操作をデジタル段で自動補正

1台のI/Oラックに複数のコンソールを接続した場合、各オペレーターがそれぞれアナログゲインを操作すると、意図しない形で音量が変化してしまいます。それを防ぐために、『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』はゲインコンペンセーション機能を搭載しています。コンソールからアナログゲイン操作を行ってもデジタル段で自動的にゲインが補正され、『Rio3224-D2』『Rio1608-D2』からネットワークに送出される音量は一定に保たれます。