STAGEPAS 1K mkII Portable PA System

軽量・コンパクトなキャビネット構造で、1.5インチの小口径ユニットを10基搭載したラインアレイスピーカーとクラス最大級の12インチサブウーファーを1100Wの高効率なClass-Dアンプで駆動し、最大音圧レベル125dB SPLを実現しました。水平170°×垂直30°の広い指向角で臨場感あふれるサウンドを均一に届けます。

J形状スリムラインアレイ

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: J-Curve Slim Line Array

10基の1.5インチ小口径ユニットを搭載したSTAGEPAS 1K mkIIは、J形状のアレイ構造を採用することにより垂直30°の指向角を実現しました。また、ラインアレイスピーカーは音の減衰が少ないため、遠達性に優れ、均一な音量・音質を広いエリアに届けることができます。

クラス最大級の12インチ“コンパクト”サブウーファー

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: Class-leading 12-inch “compact” subwoofer

サブウーファーは、クラス最大級の12インチユニットを採用すると同時に、ポータビリティ向上のための徹底的な小型・軽量化に取り組み、12インチクラスに見えないコンパクトなキャビネットサイズを実現しました。

加えて、小型のバスレフ型サブウーファーで発生しやすいポートの風切り音を、ヤマハ独自の流体音制御技術「TWISTED FLARE PORT™」により軽減し、クリアで迫力のある重低音再生を可能にします。

高効率な“1100W”Class-Dアンプ

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: 1100W amplifier

アンプ部には1100Wの高効率で歪の少ないClass-Dアンプを搭載し、高音質・高出力・高い安定性を実現しました。また、スリムでコンパクトなスピーカーとキャビネットから最大125dB SPLを生み出します。

数十年に渡りデジタルミキサーの開発を行ってきたヤマハから新たな提案です。アナログミキサーと同じに見えるインターフェースの下で動くのは完全なデジタル制御システム。さらに、複雑な設定をたった1つのノブで操作できる革新的な新機能「1-Knob EQ」「MODE」を搭載し、使いやすく、そして直感的な操作を可能にします。

5チャンネルのデジタルミキサー

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: Digital mixer with versatile input

サブウーファーの背面には、豊富な入力を備えたデジタルミキサーを搭載。このミキサーには、3つのモノラル入力(マイク/ライン)と1つのステレオ入力を装備しており、モノラル入力の2-3チャンネルはHi-Z接続に対応。アコースティックエレキギターなどを直接入力することが可能です。また、ステレオ入力は、フォーンジャックおよび1/8インチミニジャックに加えて、Bluetoothデバイスの再生や、楽器からCD、PC、スマートフォンに至るまで、幅広い入力ソースに対応しています。

革新的な“1-Knob”コントロール

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: Professional control with a single knob

ミキサーには、複数の帯域を同時に処理する1-Knob EQ、業務用コンソールの標準である高品位なSPXデジタルリバーブ、さまざまなシーンに合わせて音声や音楽などに最適な音質補正を施すMODE機能など、「使える」新機能を搭載しています。これらはたった1つのノブを回すだけで操作が可能。EQや音質補正などの複雑な操作をすることなく、その場で最適な設定を瞬時に得ることができます。

1. 高品位SPXデジタルリバーブ

アコースティック楽器やボーカルに最適な業務用エフェクターとして高い実績を誇る「SPXシリーズ」の高品位なデジタルリバーブを搭載。ノブを回すだけでリバーブの種類(4タイプ)の切り替えとリバーブタイムの調整ができます。

2. 1-Knob EQ

たった1つのノブを回すだけで複数の帯域を同時に処理するこのイコライザーは、ノブを左に回すと不要な低域をカットし、右に回すことで低域と高域を強調できるため、スピーチから楽器演奏まで対応可能。現場でふと思う「あったらいいな、できたらいいな」を凝縮し、より高機能に、より使いやすく進化しました。

3. マスター出力のMODE機能

たった1つノブを回すだけで最適な音質補正を可能にするこのMODE機能は、ノブを左に回すことで不要な低域をカットしてスピーチをしたり、右に回すことで低域と高域を強調して楽器演奏を行うことができます。

Priority Ducker

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: Priority Ducker

『STAGEPAS 1K mkII』は、マイク入力時にそれ以外(BGMなど)の入力信号の音量を自動的に下げることでマイクの音声を明瞭に届けることができるプロセッシング機能「Ducker(ダッカ-)」を搭載しています。マイクに向かって話し始めると、マイクの音を優先してBGMなど他の音量を自動的に下げ、話し終えると、音量が自動的に元のレベルに戻ります。

専用アプリ(後述)からの操作もしくは、本体のボタンから機能のオン/オフができ、どの程度の音量を減衰させるかは、お好みで調整可能です。例えばマイクとBGMだけの本番時にミキサー操作の必要がないため、セッティングから本番終了までを1人で完結することができます。

新開発の専用操作アプリ STAGEPAS Controller

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: STAGEPAS Controller

新開発のiOS/Android向け『STAGEPAS 1K mkII』専用操作アプリケーション「STAGEPAS Controller」では、リハーサルや演奏中でも、実際の音を聴きながら、Bluetooth経由でステージや客席から音量や1ノブEQ、4バンドPEQなどを調整することができます。調整後の設定は、最大で8パターンを保存でき、演奏シーンごとに呼び出すことも可能です。また、『STAGEPAS 1K mkII』を複数台使用する際も、アプリケーションを通じて同時にボリュームをコントロールすることもできます。

軽量・コンパクトなSTAGEPAS 1K mkIIは、可搬性、耐久性、簡単セットアップ、すべてを兼ね備えた革新的なポータブルPAシステムです。

簡単なセットアップ

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: Simple setup

セットアップは、ラインアレイスピーカーをサブウーファーのキャビネット天面に取り付けるだけで完了。必要に応じて2つのスペーサーで高さを調整することもできます。スピーカーケーブルやスピーカースタンドは不要で、究極のポータビリティと簡単なセットアップを実現しました。

高い耐傷性を誇るポリウレア塗装

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: High-grade polyurea coating

サブウーファーの軽量ABSキャビネットには、高い耐傷性を誇るポリウレア塗装を採用し、輸送中の磨耗や破損を防ぎます。軽くて持ち運びしやすいだけでなく、頑丈で傷に強く、過酷な環境にも対応します。

システムを拡張するリンク機能

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: Expandable STAGEPAS systems

2台のSTAGEPAS 1K mkIIまたはSTAGEPAS 1K mkIIとDXL1Kをリンクすることで、より大きな音圧が必要な場合にも対応可能です。ステレオでのリンク、モノラルでのリンクのどちらかを選択でき、モノラルリンクを使用する場合には、両方の入力を使用することができます*1。

*1 2台のSTAGEPAS 1K mkIIの場合: 合計6つのモノラル入力と2つのステレオ入力

 STAGEPAS 1K mkIIとDXL1Kの場合: 合計5つのモノラル入力と1つのステレオ入力

* 特性が異なるため、前モデル『STAGEPAS 1K』との同時使用は推奨していません。

付属の専用キャリングケース

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: Fitted cover included

本体を保護するだけでなく、2本のスペーサーとアレイスピーカーはもちろん、マイクやケーブルなども収納できます。

台車DL-SP1K(別売り)

Yamaha STAGEPAS 1K mkII: Optional dolly (DL-SP1K)

オプションの台車DL-SP1KはSTAGEPAS 1K mkIIを安全に運搬できるほか、付属の専用キャリングケースと連結することで、より可搬性を高めます。

* スピーカー使用時は台車から下ろしてください。