PX Series

強力な出力性能

自社設計カスタムLSIを使用した新規設計のクラスDエンジンは、PLL技術をクラスDアンプに応用し伝達特性をリアルタイムにコントロールすることでハイグレードな音質・性能と効率駆動を実現、また1チップに必要な機能を凝縮しシンプルな構成にすることで軽量化と信頼性を向上しました。従来のアンプ回路と部品構成を徹底的に見直すとともに先進の技術を取り入れ、低消費電力、低ノイズ、高出力、高音質、高次元な保護機能といった相反する要素を高いレベルで実現しています。

DSPによるシンプルな入出力セットアップ

コンフィグウィザードには、計15種類の入力設定(ルーティング)と出力設定(スピーカータイプ)の組合せも用意。

それぞれのスピーカーシステムの構成に合ったタイプを選択するだけで、複雑な手順を経ることなく簡単に入出力のセットアップを完了することが可能です。

・入力設定(ルーティング) * : DUAL / PARALLEL / SINGLE / SUM

* 「アドバンストモード」利用時に選択可能

・出力設定(スピーカータイプ) : FULL+FULL / SUB+SUB / FULL+SUB / BI-AMP / FULL(MONO)* / SUB(MONO)*

*「パワーブーストモード」利用時に選択可能(PX5、PX3のみ)

優れた信号処理能力

PXシリーズはスピーカーのプロセッシングに必要なPEQ, Crossover, filters, Delay, Limiter等の強力なプロセッサを内蔵し、外部アウトボードを用意する必要がなく、シンプルなシステム構築が大型LCD画面のUIから操作可能です。また接続するスピーカーの用途に最適な周波数特性に設定するD-CONTOURを搭載。FOH、フロアモニター其々に適した設定を行うことができ、効果のかかり具合も簡単に調整が可能です。

ユーザーの知識、用途に合わせたモード設定

PXではユーザーの知識、用途に合わせて「ベーシックモード」と「アドバンストモード」を用意。「ベーシックモード」は、最低限の設定だけで簡単に使用したいときに便利で、「アドバンストモード」は、詳細にわたり設定したいときに使用します。PXアンプの設定はアンププリセットとして本体に8パターンまで保存でき、瞬時に呼び出すことができるため、セットアップを素早く簡単に完了することができます。またこれらのプリセットデータはUSBポートより抽出し他のPXアンプに設定をコピーする事が可能なため、仕込み時間を大幅に短縮できるだけでなく、様々なシーンに合わせたカスタマイズが可能になります。

豊富な入出力端子と堅牢なハードウェア

入力端子はXLR、TRSフォーンを併装。出力端子はバインディングポストに加え、スピコン、フォーンを備え様々な用途に対応します。持ち易さと堅牢さを兼ね備えたハンドルなど、ハードウェアの細部にわたりプロフェッショナルの要求に応える設計を施しました。

ラインナップ

様々なアプリケーションへの対応が可能な、パワーが異なる4モデルを用意。各チャンネルからPX10は1,200W(4Ω)、PX8は1050W(4Ω)、PX5は800W(4Ω)、PX3は500W(4Ω)もの大出力を取り出すことができます。またPX5とPX3については、「Power Boost Mode」を活用することでチャンネルあたりの出力を上げることも可能です(チャンネル数は半分になります)

各種スピーカーへの最適設定を可能にするコンフィグウィザードとヤマハスピーカープリセット

コンフィグウィザードを使用することで、各種スピーカーへの最適設定を瞬時に行う事ができます。接続するスピーカーの組み合わせ、接続するスピーカーを設定し、フィルター、クロスオーバーを選ぶだけで設定完了。ヤマハスピーカーと組み合わせて使用する場合、モデル毎に緻密にチューニングされた設定が既に組み込まれているため接続するスピーカーの組み合わせ、接続するスピーカーの設定を行うだけで最適な設定が施されます。アドバンストモードではさらに詳細にわたる設定が可能で、入力信号のルーティング、入力感度/アンプゲイン、スピーカーインピーダンスを選ぶ事ができます。

様々な設定、監視が可能なUTILITY

PXシリーズでは様々なパネル設定、状態監視、データのやり取りが可能。パネルロックを設定すれば設置後、誤って操作をされる事を防ぐ事ができます。また、アンプ内部の状態が見られるDevice Information、動作ログの表示、USBメモリへの保存機能を使えば迅速なトラブルシューティングが可能となります。

機能追加

Version 1.6

・新しいスピーカーデータを追加しました。詳細は仕様ページ「ヤマハスピーカープリセット」の項目をご参照ください。

・スピーカープロセッサーのリミッター機能の中にあるインピーダンス設定に12Ωと16Ωを追加しました。

・[BLACK OUT]の設定がオフでも、1分以上操作がない場合は、自動的にディスプレイのバックライトが暗くなる機能を追加しました。

本体フロントパネルのいずれかのキーやノブを操作したり、USBメモリーを抜挿したりすると通常の明るさに戻ります。

Version 1.5

・スピーカープロセッサー内の「Speaker Delay」と「6 Band PEQ」のパラメーターを編集できるようになりました。(Advanced Modeのみ)

・6 Band PEQにEQ LINK機能が追加されました。(Advanced Modeのみ)

・スピーカープロセッサーの設定をSP TUNING DATAとしてUSBメモリーにセーブ/ロードできるようになりました。(Advanced Modeのみ)

・HOME画面に6 Band PEQのONインジケーターが追加されました。

仕様変更

Version 1.5

・LIMITER設定画面からもスピーカーのインピーダンス設定を変更できるようになりました。

・(PX5、PX3のみ) 静音化のため冷却用ファンの動作を最適化しました。

・SP PRESETにあるLIMITERの動作を、各スピーカーに合わせて改善しました。

改善点

Version 1.6

・CONFIG WIZARD画面の最終ページで、スピーカー名が9文字以上の場合は、改行してすべての文字が表示されるように改善しました。