XMV Series
MTX/MRXシリーズにベストマッチなパワーアンプ
MTX/MRXシリーズと一緒に使用されるシステムでは専用アプリケーションソフト「MTX-MRX Editor」を用いて、ミュートのオン/オフやアッテネーター値の変更など、各種設定が可能です。
1台でハイインピーダンスとローインピーダンスの両方に対応
商業空間では同じ設備の中でハイインピーダンス接続とローインピーダンス接続の両方を必要とするケースが多々あります。XMVシリーズでは1台でハイインピーダンス(100V/70Vライン)とローインピーダンス(4Ω/8Ω)のどちらにも対応しているので、別々のパワーアンプや外付けトランスを別途準備する必要がありません。ブリッジ接続せずにハイインピーダンス駆動ができるため、4チャンネルあるいは8チャンネルのハイインピーダンスアンプとしてもご使用頂けます。
新開発の「ダブルパワーモード」を搭載
新しく搭載した「ダブルパワーモード」はローインピーダンス接続時にチャンネルあたりの出力パワーを2倍にします。許容入力の大きいスピーカーを駆動する際も同じアンプを使用することができるため、様々な規模のシステムに対応することができます。
*使用できるチャンネル数は半分になります。
さまざまな接続に柔軟に対応
XMVシリーズはアナログの入出力に加え、新開発のデジタル音声フォーマット「YDIF」あるいはネットワークオーディオの「Dante」を搭載しています。Ethernetケーブル接続によるYDIF対応モデルはセットアップを容易にし、Danteモデルは大規模設備での高音質なデジタル伝送を可能にします。
Dante Domain Manager、AES67及びDante Device Lockに対応(Danteモデル)
XMVシリーズ(Danteモデル)がAudinate社「Dante Domain Manager」に対応(Ver3.31以降)。
Audinate社の「Dante Domain Manager」は、Danteネットワークのユーザー認証、ロールベースのセキュリティ設定を可能にするネットワーク管理ソフトウェアです。安全性と拡張性に優れたDanteインフラの音響システム構築が可能となります。例えば、ルーター越しに異なるセグメントのネットワーク間で音声送受信、ルーティングすることも可能になります。
XMVシリーズ(Danteモデル)がオーディオネットワークの相互接続規格「AES67」に対応。これにより「AES67」を介して「Ravenna」や「Q-LAN」「Livewire」といったオーディオネットワークへの接続が可能となり、システムの拡張性が高まります。
また、第三者によるDante設定変更を防ぐ「Dante Device Lock」にも対応します。ホール設備など、外部オペレーターによる操作や持ち込み機材が想定される環境において、システムのセキュリティを高めることができます。
Ethernet経由で外部コントロール機器からの制御が可能
XMVシリーズは、AMX/Crestron等の機器からリモートコントロールするためのNetwork端子を搭載しています。外部コントロール機器からの制御方法については、「リモートコントロールプロトコル仕様書」をご参照ください。
ソースセレクト
XMVシリーズは各チャンネル個別にデジタル接続とアナログ接続を選択することができます。
リダンダント機能
XMVシリーズには状況に合わせた「バックアップモード」、「オーバーライドモード」の2種類のリダンダント機能を持っています。
・バックアップモード
デジタル入力からのパイロットトーンにより、入力機器の故障などのトラブルを検知。パイロットトーンが途切れた場合、自動的に入力チャンネルをアナログ入力に切り替えリダンダントを実現します。パイロットトーンが復帰した場合には、デジタル入力に自動的に復帰させることも可能です。
・オーバーライドモード
アナログ入力端子からの音声入力を検知した場合に、通常使用しているデジタル入力からの音声に操作なしでアナログ入力の音声を割り込ませることができます。館内アナウンスなどの割り込み放送が可能です。