SP2060 スピーカープロセッサー 生産完了品

多彩な機能を搭載し、高精度なスピーカープロセッシングが行えるデジタルスピーカー/プロセッサー

SP2060はスピーカープロセッシングに必要なすべての機能をコンパクトな1Uサイズに凝縮。それらの機能を用途に合わせて自由に組み合わせることができ、様々なシチュエーションでフレキシブルに対応できます。心臓部のDSPは音声処理に特化して自社で開発・生産を行なっており高い処理能力を実現。極めて精度の高いプロセッシングが行えます。搭載した機能はGain, Delay, PEQ, Comp, Crossover, Limiterなど計13タイプ。特にゲインを変化させることなく位相だけを厳密にコントロールできるデジタルプロセッサーならではの高精度なAll Pass Filterはスピーカープロセッシングで大きな役割を果たします。

アナログ入力端子×2、アナログ出力端子×6、デジタル入力(AES/EBU)×2を装備

リアパネルに2系統のアナログ入力端子と6系統のアナログ出力端子を装備。最大2入力6出力が可能です。さらにAES/EBUフォーマットのデジタルオーディオ入力端子を2系統実装しており、デジタル機器からの直接入力も可能。最大96kHzまでのデジタルオーディオシグナルに対応しており、デジタルミキサーなどと高い親和性を発揮します。端子はいずれも信頼度の高い堅牢なXLRタイプを採用しています。

24bit/96kHz の高解像度によるヤマハならではの圧倒的な高音質を実現

心臓部に搭載されたLSIは、その卓越したプロセッシングパワーにより24bit/96kHzの高解像度を実現。SN比=110dB以上という圧倒的なダイナミックレンジを誇る高音質を実現しました。また入力段や出力段、そして内部回路などのアナログオーディオ段にもPM5000などハイエンドアナログミキシングコンソールの設計で培った技術を投入、デジタル段、アナログ段、いずれの面でも徹底した音質重視設計を施すことで、ヤマハならではの圧倒的な音のクオリティ誇る高音質を実現しています。

アプリケーションソフト「DME Designer」により緻密なプログラムが可能

SP2060は多彩な用途で使用出来るデジタルミキシングエンジンDME64N・DME24N用アプリケーション「DME Desingner」によりコンピューター上で緻密なプログラムが可能です。コンピューターベースで効率的にプログラムしたデータを本体へロードすることで瞬時に緻密な設定が行え、効率的なエディットが可能。用途に応じて柔軟にプロセッシングの内容を変更できます。また「DME Desingner」では複数のSP2060やDME64N、DME24Nを使用した大規模なサウンドシステムのプログラムも行え、出力系を総合的に一括管理できるメリットも提供します。

コンピューターとダイレクトに接続できるEthernetポートや、使いやすいパネルデザインなどによる優れた操作環境

リアパネルにEthernetポートを装備。パソコンとダイレクトに接続でき、「DME Desingner」でプログラムしたデータをSP2060本体に直接ロードできます。またワイヤレスLANとタブレットコンピューターなどを使用すれば、客席の受音点で実際に音を聞きながらプログラムやパラメーターの設定も可能。またフロントパネルには本体でパラメーターなどが変更できる操作と機能性に優れた6系統の出力系LEDメーターが搭載されており、コンピューターを使用しない場合でも卓越した操作環境を提供します。

ヤマハインストレーションシリーズスピーカーに最適化

通常スピーカープロセッシングは、接続するスピーカーの特性を緻密に入力する必要がありますが、SP2060では多彩なラインナップと卓越した音質を誇るヤマハインストレーションシリーズスピーカーのデータをあらかじめプリセット。細かな入力作業を省くことができ、簡単な操作で最良のスピーカープロセッシングが行えます。

コンパクトで可搬性と設備性に優れた1Uサイズ仮設のライブPAから設備用までさまざまな用途に対応

SP2060は1Uのコンパクトサイズでホールや劇場などでの設備性にも、ライブやSRなどでの可搬性にも優れており、高いコストパフォーマンスも実現しています。フロントパネルの精悍な濃いブルーのカラーがプロフェッショナル機器としての高級感を演出します。