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© Jeremy Enlow/The Cliburn
- pianist
ケニー・ブロバーグ - 1993年アメリカ、ミネアポリス生まれ。2017年第15回ヴァン・クライバーン国際コンクールの銀メダリスト。「想像力豊かな主題の作り方、明瞭な内声、尽きることのない推進力のセンス」(テキサス・クラシカル・レビュー)と評されている。
2017-2018シーズンは全米各地及びヨーロッパでもリサイタルやオーケストラソリストとしての出演が予定されている。またクライバーンコンクールライブ音源によるソロ・デビューアルバムが8月にデッカ・ゴールドレーベルよりリリースされた。6歳からピアノを学ぶ。2016年ヒューストン大学のムーアズ音楽学校卒業。現在はパーク大学にて、2001年クライバーン優勝者であるスタニスラフ・ユデニチの元で研鑽を積む。
ヘイスティングス国際、シドニー国際、シアトル国際、ニュー・オリンズ国際コンクールなど有数のコンクールで入賞。ソリストとしてロイヤル・フィル、ミネソタ管、シドニー響、ダラス室内管、フォートワース響、ルイジアナ・フィルなど多数のオーケストラと共演を果たしている。これまでに指揮者ルドヴィック・モルロー、カルロス・ミゲル・プリエト、レオナード・スラットキン、ケント・ナガノ、ニコラ・ミルトン、ニコラス・マギーガンと共演。ソロ、室内楽、協奏曲の演奏が、HPR放送(ハワイ)やABC放送(オーストラリア)などで放映されており、2016年のシドニー国際ピアノコンクールのライブ音源がオーストラリアのユニバーサル・ミュージック・レーベルからリリース。
※上記は2018年12月26日に掲載した情報です。
Q1.自分で影響を受けたと思われるアーティストは?
ピアニストではアルフレッド・コルトー、セルゲイ・ラフマニノフ、ウラディーミル・ホロヴィッツ、ウィリアム・カベルです。
僕はドイツ文学が好きで、英訳で読んでいますが、ゲーテおよび彼とほぼ同時代のルートヴィヒ・ティーク、E.T.A.ホフマンの作品から大きな影響を受けています。
Q2.ヤマハピアノに対するイメージと印象は?
本当にすぐれたピアノだと思います。アメリカでもいろんなところで演奏していますが、今回日本で弾いてみて、改めてよさが理解できました。特に印象的なのは、音の持続の長さです。そのために豊かにうたわせることができるのです。
Q3.あなたにとってピアノとは?
自分の人生そのものです。自己表現の大切な手段となっています。
Q4.印象に残っているホールは?
正直いうと、これまであまり気に入るホールはありませんでした。特に規模の小さなホールではなかなか気に入るホールに巡り会えませんでしたが、今回の横浜みなとみらいホールの小ホールは、弾きやすかったですね。
私は鳴りのいいホールが好きなんです。木造あるいは石造りのホールで、カーペットが敷かれていない方がいいですね。
Q5.ピアノを学ぶ(楽しむ)方へのメッセージ
音楽は、演奏する人にとっても、聴く人にとっても、どんな人にとってもよい効果を与えるものだと思います。
横浜市招待国際ピアノ演奏会の様子(201811.17)
- 撮影:藤本史昭
提供:横浜みなとみらいホール