2010年日本音楽コンクールで優勝。鮮烈なデビューを飾ったピアニスト吉田友昭が留学先のオーストリア・ザルツブルグより、音楽武者修行の日々を一年間お届けしていきます。
(毎月1日、15日頃更新。※更新日は、都合により前後する場合がございます。)- No.26 2014.07.24更新 「最終回。ありがとうございました。」
- No.25 2014.07.04更新 「ショパンとマヨルカ島」
- No.24 2014.06.16更新 「チャンスを得る為のチャンス」
- No.23 2014.06.02更新 「コンクールを振り返る」
- No.22 2014.05.16更新 「演奏会と同窓会に来たコンテスタント」
- No.21 2014.05.01更新 「4年ぶりのパリ」
- No.20 2014.04.15更新 「4つもある音楽祭」
- No.19 2014.04.01更新 「スペインで演奏ツアー」
- No.18 2014.03.17更新 「またまた太陽と情熱の国へ!」
- No.17 2014.03.03更新 「リサイタル@太陽と情熱の国」
- No.16 2014.02.18更新 「ピアニストになる道 ―進路決定から受験編―」
- No.15 2014.02.03更新 「ピアニストになる道 ―ピアノを始める少年編―」
- No.14 2014.01.17更新 「ピアニストになる道 ―序文―」
- No.13 2014.01.07更新 「謹賀新春」
- No.12 2013.12.16更新 「それぞれのクリスマス」
- No.11 2013.12.02更新 「内気だったパティシエ、モンポウ」
- No.10 2013.11.15更新 「大家さんは王家のお血筋」
- No.9 2013.11.01更新 「ザルツブルグはすでに冬」
- No.8 2013.10.15更新 「バレンシアに思いを馳せて。」
- No.7 2013.10.01更新 「ホセ・イトゥルビ国際コンクールで優勝しました。」
- No.6 2013.09.17更新 「お米のはなしから」
- No.5 2013.09.02更新 「今回は京都から。。。」
- No.4 2013.08.20更新 「今回はオランダ日記」
- No.3 2013.08.01更新 「ザルツブルグ音楽祭が始りました」
- No.2 2013.07.12更新 「スペイン王立学士院で野外リサイタル」
- No.1 2013.07.01更新 「はじめまして。」
- pianist 吉田 友昭
- 1983年生まれ、札幌市出身。4歳よりヤマハ音楽教室にてピアノを始める。
北海道札幌東高等学校、東京芸術大学を経て20歳時にヨーロッパへ移住し、パリ国立高等音楽院を一等賞の成績で卒業した後、ローマ聖チェチーリア音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学で学ぶ。 これまでに三角祥子、宮澤功行、田中宏明、渡辺健二、青柳晋、ミッシェル・ベロフ、エリック・ル・サージュ、セルジオ・ペルティカローリ、パーヴェル・ギリロフの各氏に師事。
2010年第79回日本音楽コンクール第1位、併せて井口賞、野村賞、河合賞、三宅賞、岩谷賞(聴衆賞)を受賞。同年ギリシャ・アテネにて行われたマリア・カラス国際グランプリ最高位、2013年スペイン・バレンシアで行われたホセ・イトゥルビ国際コンクールで日本人初となる第1位、その他マリア・カナルス、ハエン、カサグランデ、ベオグラード、シドニーの各国際コンクールで入賞。
フランス・パリで5年間、イタリア・ローマで4年間を過ごした後、現在のオーストリア・ザルツブルクに居住し演奏活動を続けている。これまでにサンクト・ペテルブルク管弦楽団、ヤッシー交響楽団、バーリ交響楽団、バレース交響楽団、コルドバ管弦楽団、バレンシア交響楽団、ベオグラード放送管弦楽団と共演。国内では東京フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団と共演。
2011年は毎日新聞社主催による全国ツアーをはじめ、NHK交響楽団首席奏者との室内楽公演を行い日本での演奏活動を開始。2012年2月の銀座ヤマハホールでの演奏会は「音楽の友」誌において「モーツァルトで驚いた。細部まで心血注がれ遊び心もある敬虚な音楽。古のピアニストたちが浮かぶ珍有なピアニスト」と評される。
2014年はバレンシア市によるデビューCDを作成する他、スペイン、イタリア、オランダにて演奏ツアーを行い、20回を超えるリサイタルにソリストとしてオーケストラとの共演を予定している。バルセロナ・カタルーニャ音楽堂、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ミュンヘン・ガスタイク文化センター、バレンシア音楽堂、パリ・プティパレ、ブラスティラバ・フィルハーモニー等で演奏予定。
2011年度よりロームミュージックファンデーション奨学生。
No.3ザルツブルグ音楽祭が始りました
2013.08.01更新
ザルツブルクの人口は15万人。それを遥かに超える25万枚のチケットが発行されるザルツブルク音楽祭。7月中旬から一ヶ月半の間、ザルツブルクは世界で最もクラシック音楽が栄える都市となります。今年は気温が30度を超える日が続き、冷房設備も充実していないので「太陽に焼かれて死んじゃう!」と音楽祭に訪れた多くの人が思っているでしょう。
先週エディタ・グルベローヴァの歌曲リサイタルへ行ってきました。歌声は勿論ですが共演者のピアノが奏でる一音一音が「わお!」と叫びたくなるくらいの素晴らしさ。
ピアノは他の楽器と比べて音を出すのが至極簡単なため(ド、ミ、ソと管弦楽器で鳴らすのにどれだけの習得時間がかかるでしょう)、ピアニストは頭や体が疲れてきた時などついつい音の「ありがたみ」を忘れて弾いてしまうものです。
「暑さに負けて、音に対して冷たくなっていないか」紙に書いて壁に貼ります。
コラムIndex
- No.26 2014.07.24更新 「最終回。ありがとうございました。」
- No.25 2014.07.04更新 「ショパンとマヨルカ島」
- No.24 2014.06.16更新 「チャンスを得る為のチャンス」
- No.23 2014.06.02更新 「コンクールを振り返る」
- No.22 2014.05.16更新 「演奏会と同窓会に来たコンテスタント」
- No.21 2014.05.01更新 「4年ぶりのパリ」
- No.20 2014.04.15更新 「4つもある音楽祭」
- No.19 2014.04.01更新 「スペインで演奏ツアー」
- No.18 2014.03.17更新 「またまた太陽と情熱の国へ!」
- No.17 2014.03.03更新 「リサイタル@太陽と情熱の国」
- No.16 2014.02.18更新 「ピアニストになる道 ―進路決定から受験編―」
- No.15 2014.02.03更新 「ピアニストになる道 ―ピアノを始める少年編―」
- No.14 2014.01.17更新 「ピアニストになる道 ―序文―」
- No.13 2014.01.07更新 「謹賀新春」
- No.12 2013.12.16更新 「それぞれのクリスマス」
- No.11 2013.12.02更新 「内気だったパティシエ、モンポウ」
- No.10 2013.11.15更新 「大家さんは王家のお血筋」
- No.9 2013.11.01更新 「ザルツブルグはすでに冬」
- No.8 2013.10.15更新 「バレンシアに思いを馳せて。」
- No.7 2013.10.01更新 「ホセ・イトゥルビ国際コンクールで優勝しました。」
- No.6 2013.09.17更新 「お米のはなしから」
- No.5 2013.09.02更新 「今回は京都から。。。」
- No.4 2013.08.20更新 「今回はオランダ日記」
- No.3 2013.08.01更新 「ザルツブルグ音楽祭が始りました」
- No.2 2013.07.12更新 「スペイン王立学士院で野外リサイタル」
- No.1 2013.07.01更新 「はじめまして。」
執筆者 Profile
- pianist 吉田 友昭
-
1983年生まれ、札幌市出身。4歳よりヤマハ音楽教室にてピアノを始める。
北海道札幌東高等学校、東京芸術大学を経て20歳時にヨーロッパへ移住し、パリ国立高等音楽院を一等賞の成績で卒業した後、ローマ聖チェチーリア音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学で学ぶ。 これまでに三角祥子、宮澤功行、田中宏明、渡辺健二、青柳晋、ミッシェル・ベロフ、エリック・ル・サージュ、セルジオ・ペルティカローリ、パーヴェル・ギリロフの各氏に師事。
2010年第79回日本音楽コンクール第1位、併せて井口賞、野村賞、河合賞、三宅賞、岩谷賞(聴衆賞)を受賞。同年ギリシャ・アテネにて行われたマリア・カラス国際グランプリ最高位、2013年スペイン・バレンシアで行われたホセ・イトゥルビ国際コンクールで日本人初となる第1位、その他マリア・カナルス、ハエン、カサグランデ、ベオグラード、シドニーの各国際コンクールで入賞。
フランス・パリで5年間、イタリア・ローマで4年間を過ごした後、現在のオーストリア・ザルツブルクに居住し演奏活動を続けている。これまでにサンクト・ペテルブルク管弦楽団、ヤッシー交響楽団、バーリ交響楽団、バレース交響楽団、コルドバ管弦楽団、バレンシア交響楽団、ベオグラード放送管弦楽団と共演。国内では東京フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団と共演。
2011年は毎日新聞社主催による全国ツアーをはじめ、NHK交響楽団首席奏者との室内楽公演を行い日本での演奏活動を開始。2012年2月の銀座ヤマハホールでの演奏会は「音楽の友」誌において「モーツァルトで驚いた。細部まで心血注がれ遊び心もある敬虚な音楽。古のピアニストたちが浮かぶ珍有なピアニスト」と評される。
2014年はバレンシア市によるデビューCDを作成する他、スペイン、イタリア、オランダにて演奏ツアーを行い、20回を超えるリサイタルにソリストとしてオーケストラとの共演を予定している。バルセロナ・カタルーニャ音楽堂、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ミュンヘン・ガスタイク文化センター、バレンシア音楽堂、パリ・プティパレ、ブラスティラバ・フィルハーモニー等で演奏予定。
2011年度よりロームミュージックファンデーション奨学生。