<< インタビューページへ戻る

:梅村知世さん "5つ$quot;の質問

Profile

pianist 梅村知世

pianist
梅村知世
岡山県出身。4歳からピアノを始め、岡山県立岡山城東高等学校を経て、東京藝術大学を首席で卒業。同大学院修士課程修了。文化庁新進芸術家海外研修生として渡独、財団法人ローム・ミュージックファンデーション奨学生としてベルリン芸術大学修士課程を修了し、現在は同大学国家演奏家資格課程にてクラウス・ヘルヴィッヒ氏の下で研鑽を積んでいる。第78回日本音楽コンクール入選。第34回ピティナ特級グランプリ及び聴衆賞を受賞。第14回ピネローロ市国際コンクールにて第4位。第20回シュナーベル国際コンクール第2位、第17回ロベルト・シューマン国際コンクールにて最高位を受賞。
日本全国各地・ドイツ、ポーランド、アメリカ、オーストリア、イタリア等でも音楽祭やリサイタルに出演。東京交響楽団、東京フィル、東京シティ・フィル、藝大フィル、岡山フィル、プラウエン-ツヴィッカウフィル (ドイツ)等と多数共演をしている。第12回岡山芸術文化賞グランプリ、2018年度福武文化奨励賞を受賞。オクタヴィア・レコードよりデビューCD「シューマン」をリリース。2019年夏に二枚目のCDをリリース予定。
梅村知世オフィシャルサイト
※上記は2019年4月10日に掲載した情報です。

Q1.自分で影響を受けたと思われるアーティストは?

 たくさんいますけれど、やはり伊藤恵先生ですね。音楽家としてはもちろん、人間としても心から尊敬しています。最近気になっているのは、マリア・ジョアン・ピリス、エリソ・ヴィルサラーゼなど、女性ピアニストです。男性ピアニストに比べて身体が小さいのに、豊かな音色を持っていて、生き方も含めて素敵だなと思います。

Q2.ヤマハピアノに対するイメージと印象は?

 小学1年生の冬に、初めてのグランドピアノ、C3が家に届いた日のワクワ感は、今でも覚えています。中学生の時に、サイズが大きく表現力がより豊かなC6に買い替え、藝大時代はヤマハプレミアムピアノS4Bで練習しました。ベルリンではG2を使っています。ヤマハのピアノに育てられ、人生を共にしてきたと感じています。岡山でのリサイタルで使わせていただいたCFXは、語りたい音楽を明晰に表現してくれる楽器だと思いました。弱音の繊細なグラデーションをステージで弾いていて感じることができ、低音の深い響きにも魅了されました。

Q3.あなたにとってピアノとは?

 常に傍にいる存在、永遠のパートナーです。

Q4.印象に残っているホールは?

 いろいろありますが、やはりシューマン国際ピアノコンクールの会場となった、ツヴィッカウのノイエヴェルト劇場の大ホールでしょうか。シューマンの顔の垂れ幕が掛かっていて、彼に見守られながら弾いているような気持ちになりました。天井のシャンデリアも素敵でした。

Q5.ピアノを学ぶ(楽しむ)方へのメッセージ

 音楽を楽しんでください! やはり音楽って、人生を豊かにしてくれると思います。