ADECIA Firmware V1.1.0 (旧バージョン)
ADECIAソリューション利用時に使用するファームウェアです。
ADECIAソリューションを利用するために必要なRMシリーズ機器、及びVXL1-16Pのファームウェアが一括で入っております。
重要なお知らせ
- ファームウェアのアップデートはWeb GUI「RM-CR デバイスマネージャー」上で実施できます。詳細はRM-CRリファレンスマニュアルをお読みください。
- Danteネットワーク内ではネットワークスイッチのEEE機能(*)を使用しないでください。EEE機能に対応したスイッチ間では消費電力の相互設定が自動で調整されますが、相互設定の調整が正しく機能しないスイッチもあります。これにより、Danteネットワーク内の不適切な場面でスイッチの EEE機能が有効になってしまう可能性があり、クロック同期性能が悪化して音声が途切れる場合があります。そのため、以下の点にご注意ください。
- マネージドスイッチを使用する場合、Danteを使用するすべてのポートのEEE機能をオフにしてください。EEE機能がオフにできないスイッチは使用しないでください。
- アンマネージドスイッチを使用する場合、EEE機能に対応したスイッチを使用しないでください。これらのスイッチは EEE機能をオフにできません。
- * EEE (Energy Efficient Ethernet) 機能 : ネットワークのトラフィックが少ないときにイーサネット機器の消費電力を減らす技術。グリーンイーサネットやIEEE802.3azとも呼ばれる。
- このファームウェアは下記4つのファームウェアを1つにまとめたものです。
- RM-CR Firmware V1.1.0
- RM-CG Firmware V1.1.0
- RM-TT Firmware V1.1.1
- VXL1-16P Firmware V1.1.0
使い方
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、「***.bundle」ファイルを利用してください。
ファームウェア―アップテート手順
- ADECIAシーリングソリューションクイックスタートガイドの以下を実行する
- 「1. 機器同士を接続する」~「6. スピーカーの位置設定を実際の取り付け位置に合わせる」を実行する
- 「7.自動音響調整を実施する」にて「SKIP」をクリック
- RM-CRリファレンスマニュアルの以下を実行する
- 「FIRMWARE UPDATE」を実行する
- 「AUTOMATIC AUDIO TUNING」を実行する
主なアップデート内容
新機能
- バウンダリーマイクロフォンRM-TTに対応しました。
- RM-TTの専用Web GUI「Peripheral Detail / RM-TT」が搭載されました。RM-CR Device Managerの [Peripheral] 画面からアクセスできます。
- RM-CR Device Managerの [Peripheral] 画面で Danteオーディオを自動でルーティングさせるかどうかを選択できるようになりました。RM-CRと他のプロセッサーを併用する場合など、Danteオーディオを手動でルーティングさせたいときは自動ルーティングの機能を無効にしてください。
- RM-CR Device Managerの [Processing] 画面でデジタル信号処理のパラメーターを確認/変更できるようになりました。また、[Configuration] 画面でデジタル信号処理の設定をインポート/エクスポートできるようになりました。
- RM-CR Device Managerの [Transport] 画面でNATトラバーサルに関する設定を確認/変更できるようになりました。
- RM-CGのRemote Control Protocolにビームの方向を出力するためのコマンドを追加しました。
改善点
- Web GUIのSUBMITボタンをクリックしてから設定の変更が反映されるまでの時間が短くなりました。
修正した不具合
- LANケーブルを抜いて周辺機器との接続を切断するとStatus indicatorが赤色に点滅します。接続を切断したあと、RM-CRから周辺機器の情報を削除してもStatus indicatorが点滅し続ける、という不具合を修正しました。
- RM-TTについて、特定の条件下において収音がされにくくなったり、ボタン操作に対する反応が鈍くなったりすることがある、という不具合を修正しました。
- Web GUIのSUBMITボタンをクリックできないことがある、という不具合を修正しました。
- その他、軽微な不具合を修正しました。