ADECIA Firmware V1.2.0 (旧バージョン)
ADECIAソリューション利用時に使用するファームウェアです。
ADECIAソリューションを利用するために必要なRMシリーズ機器、及びVXL1-16Pのファームウェアが一括で入っております。
重要なお知らせ
- ファームウェアのアップデートはWeb GUI「RM-CR Device Manager」上で実施できます。詳細は、RM-CRリファレンスマニュアルをお読みください。
- Web GUIの画面が正しく表示されない場合は、下記のいずれかを試してください。
- Web GUIの画面を開き直す。
- Web GUIにログインし直す。
- ブラウザーのキャッシュを消去してからWeb GUIを起動し直す。
- Danteネットワーク内ではネットワークスイッチのEEE機能(*)を使用しないでください。EEE機能に対応したスイッチ間では消費電力の相互設定が自動で調整されますが、相互設定の調整が正しく機能しないスイッチもあります。これにより、Danteネットワーク内の不適切な場面でスイッチの EEE機能が有効になってしまう可能性があり、クロック同期性能が悪化して音声が途切れる場合があります。そのため、以下の点にご注意ください。
- マネージドスイッチを使用する場合、Danteを使用するすべてのポートのEEE機能をオフにしてください。EEE機能がオフにできないスイッチは使用しないでください。
- アンマネージドスイッチを使用する場合、EEE機能に対応したスイッチを使用しないでください。これらのスイッチは EEE機能をオフにできません。
- * EEE (Energy Efficient Ethernet) 機能 : ネットワークのトラフィックが少ないときにイーサネット機器の消費電力を減らす技術。グリーンイーサネットやIEEE802.3azとも呼ばれる。
- ETHERNET SWITCH SETTINGSがSeparatedモード(デフォルト)に設定されている場合で、かつRM-CRのDante端子とCorporate端子を同じIPセグメントに設定する場合は、両端子を同じネットワークスイッチに接続してください。異なるネットワークスイッチに接続すると、「RM Device Finder」や「ProVisionaire Control」が機器を検知できません。
- このファームウェアは下記4つのファームウェアを1つにまとめたものです。
- RM-CR Firmware V1.2.0
- RM-CG Firmware V1.2.0
- RM-TT Firmware V1.2.0
- VXL1-16P Firmware V1.2.0
使い方
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、「***.bundle」ファイルを利用してください。
ファームウェア―アップテート手順
- ADECIAシーリングソリューションクイックスタートガイドの以下を実行する
- 「1. 機器同士を接続する」~「6. スピーカーの位置設定を実際の取り付け位置に合わせる」を実行する
- 「7.自動音響調整を実施する」にて「SKIP」をクリック
- RM-CRリファレンスマニュアルの以下を実行する
- 「FIRMWARE UPDATE」を実行する
- 「AUTOMATIC AUDIO TUNING」を実行する
主なアップデート内容
新機能
[ADECIA全体]
- ADECIAワイヤレスソリューションを追加しました。
- グループごとにマイクのミュートが連動するミュートグループ機能を追加しました。
- 遠隔管理用プロトコルSNMP(Simple Network Management Protocol)に対応しました。
*RM-WAP-8は未対応です。
*VXL1-16P は、RM-CRと組み合わせた環境でのみ使用できます。 - Deployment ServerへのProvisioning実行コマンドをリモートコントロールプロトコルに追加しました。詳細は、RM Series (RM-CR/RM-CG/RM-TT/RM-WAP)リモートコントロールプロトコル仕様書 Version 1.2.0を参照してください。
[RM-CR]
- リモートコントロールプロトコルのコマンドを使ってBluetooth Pairモードを監視、制御できるようになりました。
[RM-TT]
- Web GUI「RM-TT Device Manager」を使用できるようになりました。
- ボタンを押している間だけマイクが有効になるPush-to-talk機能を追加しました。
- 指向性の設定に合わせて、マイクのLEDが点灯する機能を追加しました。3つのカーディオイドタイプと双指向性タイプの場合に使用できます。
[VXL1-16P]
- リモートコントロールプロトコルのコマンドを使ってIPアドレスを設定できるようになりました。詳細は、VXL1-16Pリモートコントロールプロトコル仕様書 Version 1.2.0を参照してください(後日ヤマハウェブサイトに掲載予定)。
改善点
[ADECIA全体]
- Web GUIの説明内容を改善しました。
[RM-CR]
- Web GUI「RM-CR Device Manager」の[Update]画面で、各デバイスのバージョンの整合性をチェックできるようになりました。
既知の不具合
[RM-CR]
- SIPの音声コーデックG.729を2回線同時に使用すると、音声にノイズが発生することがあります。2回線を同時に使用する場合は、G.729以外の音声コーデックを使用してください。