DSP-AX1700 DSP AVアンプ 生産完了品

定評あるふたつの高音質技術、「ハイカレントアンプ・テクノロジー」と「デジタルマキシマムコンセプト」を基本に、筐体内部の回路系を最大限に集約した新設計のDB（ダブルボックス）コンストラクションを採用。アナログ部とデジタル部の分離を徹底させ、信号入力部とスピーカー出力部の経路を最短化。DSPAVアンプの心臓部、NewシネマDSPエンジンを搭載したプロセッサーボードは、4層基盤に高密度実装してノイズの影響を抑え、信号経路も純化しました。また、新設計の高剛性エンボス加工ボトムも相まって、徹底的に振動を抑え込む防振構造となっています。さらに、アーチ型大型ヒートシンクを採用することにより、高い放熱効果を得ています。もちろん、バーブラウン製192kHz/24bit DAC（DSD対応）/ADC、全chディスクリート構造のパワーアンプ、0.5dBステップのインテリジェント・デジタルボリューム、ロージッターPLL回路など基本性能も充実。高い信号品位がもたらす、立体感に優れた透明感あふれるピュアオーディオ基準の高音質を実現しています。

2chステレオ（アナログ/PCMデジタル）から7.1chのPCMマルチch、DSDマルチch信号、ドルビーデジタル、DTS、AACなどのビットストリーム信号まで、すべての入力ソースを最高品位で再生するピュアダイレクトモードを装備。ピュアダイレクトON時にはディスプレイを消灯、映像回路を停止するほか、アナログ信号入力ではボリューム回路へ直接接続、PCMデジタル信号ではDIR部からDACへ直結しRAMアクセスを停止してDSPを完全にパスするなど、入力信号に応じて最適な信号経路を選択、きめ細かく制御する事で、オーディオアンプとしても第一級の高純度な音質を実現しています。

シネマDSPの豊かな臨場感の秘密。それは、実在する“音が良い”とされるホールやライブハウスを巡って収集した生の音場データを、サラウンドプログラムの設計に忠実に反映させていることです。DSP-AX1700では、その反射音の分析方法を全面的にブラッシュアップし、臨場感を大幅に高めた〈シネマDSP-plus〉を新搭載。DSP処理能力の向上にあわせて情報量を約15％増大するとともに初期反射音のサンプリング基準を見直し、音量レベル軸、時間軸の両面からすべてのプログラムを新たに作成、より原データに忠実な音場再現を可能にし、いちだんとリアルでナチュラルな臨場感をお楽しみいただけるようになりました。また、高次反射音の減衰カーブ変更やフィルタリング特性等の改善を行い、響きが消える瞬間をより自然に再現しています。

〈シネマDSP-plus〉では、鑑賞する作品に最適な音場を直感的に選びやすくするために、サラウンドプログラムのジャンル分類を見直し、よりわかりやすいようにネーミングの変更を加えました。さらに、最新の高音質機能を備えたビデオゲームにも対応する専用モード（Action Game/Roleplaying Game）を新設するとともに、マルチchオーディオなどの音楽ソースをお楽しみいただけるよう実測音場系プログラムの充実を図りました。ヤマハDSP誕生20周年を記念して、かつてのフラッグシップモデルに搭載され熱心なシネマDSPファンの間から復活の要望の高かった旧プログラム（Cellar Club/Chamber）の復刻も行っています。

HDMI端子を装備したDVDプレーヤーやディスプレイなどとケーブル1本で接続し、音と映像の高品位デジタル伝送を実現するHDMI入出力端子を装備。HDMI ver.1.2aに対応し、1080p映像信号のリピート出力、音声はブルーレイ・ディスク、HD-DVDやDVDオーディオの7.1PCMマルチch、さらにSA-CDのDSDマルチchなどにも対応し、最先端・次世代メディアの実力を存分にご堪能いただけます。しかもADI社製ビデオデコーダー/エンコーダー、Oplus™製I/P変換デバイスの搭載により、アナログ映像信号をI/P変換（480p）して、HDMI端子からデジタル出力することも可能です。

背面の専用端子に別売のiPod用ユニバーサル・ドック（YDS-10）を接続することでiPodの操作、再生、充電が可能。音楽ファイルはもちろん、iPodビデオの映像もTV画面でお楽しみいただけます。ミュージックエンハンサー機能を利用すれば、さらに活き活きとした高音質で“音楽を聴く楽しさ”を満喫することができます。