RX-V1067 AVレシーバー 生産完了品
理想的な重量バランスと強度を実現。左右対称の制振・高剛性シャーシ
フラッグシップモデルDSP-Z11譲りの左右対称コンストラクションに新設計のリジッドボトムフレームを加えた本機専用の制振・高剛性シャーシは、もっとも質量の大きい実装パーツである電源トランスとブロックケミコンを本体中央の重心点近くに据え、その底部を2本の梁(はり)で支える構造とすることで、理想的な重量バランスと機械的強度を実現。大電流経路の最適化による音の瞬発力も大幅に向上させました。さらに、信号の流れを純化する回路レイアウトがデリケートなHD信号を守り抜き、高純度な音質とリアルな空間再現力を支えます。
圧倒的な静寂性であらゆるコンテンツの真価を引き出す高品位オーディオ回路
D/Aコンバーター部とアナログ入力回路の基準グラウンド電位を完全に一致させ、微小信号の再生品位を高めるヤマハ独自のD.O.P.G.(DAC On Pure Ground)コンセプト。高いスペース効率が求められるAVアンプでは採用の難しかったオーディオライクな回路レイアウトをフラッグシップ機DSP-Z11から引き継いで、定評ある「音の静寂性」をいっそう高めました。さらに、すべてのデジタル信号の時間軸精度を整えてジッターを低減するウルトラロージッターPLL回路、全入力対応ピュアダイレクトモードなどもあわせて採用しています。
定格105W×7のクオリティ・パワーを発揮する音質最優先設計の7chパワーアンプ
音色と駆動力の両面から吟味を重ねた高速熱帰還型パワートランジスターと、優れた耐振性および冷却性能を求めた大型ソリッドヒートシンクとの理想的な組み合わせによって実働の機械的振動や熱変動を減少させ、小音量時から大音量時まで安定した高音質を発揮する定格出力105W/chの7chパワーアンプを搭載。メイン(フロント)スピーカーの高音側と低音側を独立したパワーアンプで駆動するフロントバイアンプ駆動*など、多彩なアサインにも対応します。
* バイアンプ(バイワイヤリング)対応スピーカーシステムが別に必要です。
空間の「高さ」方向の音場もリアルに再現するシネマDSP〈3Dモード〉&VPS機能
定評あるヤマハの音場創成技術シネマDSPをベースに「高さ」方向の音場データを加え、立体的なサラウンド空間をリアルに再現するシネマDSP〈3Dモード〉を搭載しました。新開発のVPS(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)機能を併用すれば、これまで必須であったフロントプレゼンススピーカーを使用せず*、通常の7.1chスピーカー構成で最大9.1ch相当の、また5.1chスピーカー構成で7.1ch相当の〈3Dモード〉再生を実現。たとえばホールやライブハウスなどの実測系プログラムでは天井や床からの音の反射を感じさせる生々しい臨場感を、また映画再生においては思わず画面に引きこまれるほどの立体的な空間再現をお楽しみいただけます。
* VPS機能はフロントプレゼンススピーカー未接続時に自動選択されます。VPS機能使用時にはダイアログリフトは働きません。シネマDSP〈3Dモード〉の効果はフロントプレゼンススピーカー使用に最大限に発揮されます。
※ HDオーディオにシネマDSPを付加する場合、DTS-HD Master Audio/DTS-HD High Resolutionについては、DTSコア部をデコード処理し付加します。
理想のシアター空間をフルオートで構築する視聴環境最適化システムYPAO
内蔵のタイムアライメント回路と7バンド・パラメトリックEQによって視聴環境を自動的に最適化するYPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)は、最大8地点での計測結果を総合的に評価するマルチポイント計測の導入で実使用状態での精度をいっそう向上。選択中のサラウンドプログラムや聴取音量に応じてDレンジとDSPレベルを最適化するアダプディブDRC、およびアダプティブDSPレベル技術の採用とも相まって、音量やサラウンドモードの設定に影響を受けることなく常に最適な臨場感を提供します。
3D映像&オーディオリターンチャンネル(ARC)対応、8入力/2出力の最新HDMI端子を装備
3D映像信号の伝送*¹や、本機とテレビとをHDMIケーブル1本で接続するだけでテレビ側の音声を本機に伝送できるオーディオリターンチャンネル(ARC)*²に対応した最新仕様のHDMI端子を、入力8系統、出力2系統装備しました。2系統のHDMI出力は同時出力でき、3D対応テレビや3D対応Blu-ray Discプレーヤー、衛星放送チューナーなどを本機に接続して各種3D映像信号のパススルーを本機側のリモコンを使って便利に操作できます。さらに、本機とHDMI接続した大手AVメーカー製テレビやレコーダーの主要操作をテレビ/レコーダー側リモコンで行えるHDMIコントロール機能(リンク機能)*³にも対応しています。
*¹ 3D映像信号のパススルーはフレームパッキング、サイドバイサイド、トップアンドボトムの各方式に対応しています。
*² HDMIコントロール機能(リンク機能)およびオーディオリターンチャンネル(ARC)機能に対応しているテレビが必要です。
*³ テレビとレコーダーは同一メーカーの製品をお使いください。
Windows7&DLNA1.5準拠。ピュアオーディオグレードのネットワーク機能
Windows7&DLNA1.5に準拠のネットワーク機能を搭載。パソコンやNAS(ネットワーク接続ストレージ)にストックしている音楽コンテンツ、インターネットラジオなどが楽しめます。MP3やAACなどの汎用性の高い音声フォーマットはもちろん、ハイビット/ハイサンプリングによる高品位音声を実現するFLACにも対応。96kHz/24bit音源再生ができ、CDを超える音質で音楽を楽しめます。また、インターネットラジオを快適に聴取できるvTunerもサポートしています。
※インターネットラジオサービスは事前の通知なく変更または中止される場合があります。
iPhone/iPod touch/iPadや、パソコンからのリモート操作を実現
本機を家庭内ネットワークに接続*¹することで、iPhoneやパソコンを利用した快適操作が行えます。App Storeから無償でダウンロードできる、日本語対応の専用App「AV CONTROLLER」をインストールすれば、iPhoneやiPod touch、iPadから本機をコントロール可能。電源のON/OFF、ボリューム調節、入力ソースの切り換えなどの基本操作をはじめ、シネマDSPの豊富な音場プログラムの利用やZONE(マルチルーム)の選択まで、さまざまな操作が視聴時の暗い室内でも直感的に行えます。さらに、ウェブブラウザー*²経由での操作を実現する、ウェブコントロールセンターも搭載。パソコン画面上のグラフィカルな表示で、快適にAVアンプを操れます。
*¹ 本機と無線LANルーターとの有線接続が必要です。
*² 動作確認済みウェブブラウザー:Internet Explorer 7.0以降(2011年6月15日現在)
その他の機能・特長
●入力ソースに応じてあらかじめ設定された音場/音質設定や2D/3D選択、パワーアンプアサインなどの各種設定を同時に切り替えられる「SCENE PLUS」(シーンプラス) ●USBメモリーやUSBプレーヤーによる音楽再生(MPEG4-AAC対応) ●別売のiPod用ユニバーサルドック「YDS-12」、iPod用ワイヤレスシステム「YID-W10」、Bluetooth ®オーディオレシーバー「YBA-10」専用Dock端子 ●iPodビデオブラウズ&アルバムアート表示(YDS-12使用時) ●SD対応マルチケイデンス検出、3:2/2:2フィルム検出I/P変換 ●SD対応動き適応I/P変換 ●進化した日本語GUIオンスクリーン機能 ●インテリジェント・デジタルボリューム ●オートリップシンク ●YPAOショートカット ●マルチルーム(ZONE)機能 ●ミュージックエンハンサー ●サイレントシネマ ●MMフォノイコライザー ●FM/AMチューナー ●スタンバイスルー時にもHDMI入出力の操作ができるスリムで使いやすいワイヤレスリモコン ●アルミシーリングパネル ●スタンバイスルー時消費電力2.7W以下、オートパワーダウンも装備した省電力設計