RX-V767 AVレシーバー 生産完了品
空間の「高さ」方向の音場もリアルに再現。シネマDSP〈3Dモード〉&VPS機能*
定評あるヤマハの音場創成技術シネマDSPをベースに「高さ」方向の音場データを加え、立体的なサラウンド空間をリアルに再現するシネマDSP〈3Dモード〉を搭載。内蔵された映画向けプログラムでは画面に引き込まれるような立体感を、また音楽向けプログラムでは天井や床の反射音までも感じさせる生々しい臨場感が満喫できます。加えて本機では、新開発のVPS(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)機能を装備し、これまでフロントプレゼンススピーカーの設置が必須であったシネマDSP〈3Dモード〉を、通常の7.1chまたは5.1chスピーカー構成でも手軽にお楽しみいただけるようになりました。さらに、このVPS機能を活用することで、サラウンドバックスピーカーと仮想フロントプレゼンススピーカーの同時出力を実現。これにより、サラウンドバックスピーカーを使用した9.1ch相当のシネマDSP〈3Dモード〉を楽しむことができます。
* VPS機能を使用したシネマDSP〈3Dモード〉再生時、仮想のフロントプレゼンススピーカー位置は最適値に設定(固定)されており、聴感上の「高さ」を調整することはできません。
卓越した臨場感、シネマDSPがHDオーディオに対応
シネマDSPが、ブルーレイなどの採用するHDオーディオに対応。マルチチャンネルリニアPCMはもちろん、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなど*、高音質なHDサラウンド音声を最大限に活用し、きわめて繊細でリアリティに富んだ音場を生み出します。
* DTS-HD Master Audio/DTS-HD High Resolutionについては、コア部分のみシネマDSPを付加することができます。
地デジやゲーム、iPodの音を、シネマDSPでより高音質に
圧縮音声を聴く際に感じる、高音の伸びや中低音の厚みの不足を解消するヤマハの独自技術、ミュージックエンハンサー。本機では、このミュージックエンハンサーとシネマDSPの併用を可能にしました。これにより、地上デジタル放送やiPodの音声などの圧縮音声も、いっそう繊細で厚みのある音に甦らせたうえで、シネマDSPを付加させることができます。また、ゲームソフトの制作・開発を行う株式会社スクウェア・エニックスとの技術交流により、シネマDSPのゲーム音場をリニューアル。奥行きや遠近感といった空間表現がより豊かになるように新設計したことで、ムービー、フィールド、バトルなどのあらゆるシーンにおいて、BGM、効果音、キャラクターのセリフを印象的に演出して、臨場感を高めます。
HDオーディオにふさわしいワイドレンジと高解像度を求めた正統派の高音質設計
音質面で高い評価を得ている前モデル(AX-V765)をベースに、電源部とオーディオ回路を中心とした入念な音質チューニングを実施し、フラットでワイドレンジ、高解像度でS/N感に優れた、色付けのない正統派の高音質を志向しました。まず電源部には、大電流駆動に特化した低インピーダンス巻線設計の大容量電源トランスや防振シース採用のヤマハオリジナル高音質ブロックケミコン、大電流ショットキーバリアダイオードを投入。電源コード(インレットタイプ)や電源フューズにも本機専用の選別品を採用し、低重心で深みのある音質を獲得しています。またオーディオ回路にも、カスタムオーダーによるPPコンデンサーをはじめ、ヒヤリングで選び抜いた高音質パーツを駆使しての総合的な音づくりを実践しました。HDオーディオのストレートデコードで真価を発揮し、さらに3D映像やシネマDSPの新たな魅力にも気づかせてくれる、ひとクラス上の高音質設計をお確かめください。
3D映像&オーディオリターンチャンネル(ARC)対応、6入力/2出力のHDMI端子
3D映像伝送やオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応した最新仕様のHDMI端子を、入力6系統(うちフロントHDMI入力1系統)、出力2系統と豊富に装備。クラス最多となる2系統のHDMI出力はリモコンを使って容易に切り換えられ(同時出力可)、話題の3D対応テレビや3D対応Blu-ray プレーヤー、衛星放送チューナーなどを本機に接続して各種3D映像信号*¹のパススルーを行なうことができます。さらに、本機とテレビをHDMIケーブル1本でつなぐだけでテレビ側の音声を本機に伝送できるオーディオリターンチャンネル(ARC)にも対応しています*²。また、本機と大手AVメーカーのテレビ/レコーダー*³をHDMI接続することで、主要操作をテレビ(レコーダー)側リモコンで行なえるHDMIコントロール機能(リンク機能)にも対応しています。
*¹ 3D映像信号のパススルーはフレームパッキング、サイドバイサイド、トップアンドボトムの各方式に対応しています。
*² HDMIコントロール機能(リンク機能)およびオーディオリターンチャンネル(ARC)機能に対応しているテレビが必要です。
*³ テレビとレコーダーは同一メーカーの製品をお使いください。
多彩な映像ソースを活かす充実のデジタル映像処理回路と新開発GUIメニュー
画質に大きく影響を与えるI/P変換は3次元の動き適応型を採用し、ちらつきやコーミングノイズを排除。また映像のギザギザを低減する回路も搭載しました。そして映画コンテンツの再生に重要な3:2/2:2プルダウン検出のほか、マルチケイデンス検出にも対応し、多彩な映像ソースを最適な画質でお楽しみいただけます。さらに日本語対応のGUIメニューもデザインを一新し、再生中の映像へのオーバーレイ(重畳)表示やアルバムアート表示への対応、新しい操作フローの採用などにより操作性を高めています。
スタンバイスルー時消費電力2.7W以下+オートパワーダウンによる省電力設計
本機ではメイン電源と完全分離した高効率のHDMI回路用電源を搭載。使用(電源ON)時の発熱を減少させるとともに、AVアンプがスタンバイ時でもHDMI接続したレコーダーなどを操作できるスタンバイスルーON時に、メイン電源を完全に休止しHDMI回路用電源のみで駆動することで、待機時消費電力をわずか2.7W以下に抑えました。また、通常スタンバイ時には0.2Wという低消費電力を実現。さらに、長時間使わない場合には自動的に電源が切れるオートパワーダウン機能も装備し、無駄な電力消費や発熱を最小限に抑えることができます。待機状態に置かれることが多いAVアンプにとって、これは愛用するほどに差が出るポイントです。
iPhoneやiPodの曲をワイヤレス再生
別売のiPod用ワイヤレスシステム「YID-W10」を使えば、iPhone/iPodの曲をワイヤレスで再生可能。トランスミッターを装着したiPhone/iPodをリモコンにするような感覚で、手元から再生や選曲をはじめAVアンプ本体の電源のON/OFF、音量の調整まで操作できます。独自のワイヤレス技術「AirWired」を採用し、音質劣化や音の遅延もほとんどない自然な再生を実現。さらに、ミュージックエンハンサーやシネマDSPを使用して、高音質なサラウンド再生も楽しめます。
その他の機能・特長
●部屋に合わせた最適な音響特性を高精度に実現できるマルチポイント計測対応の視聴環境最適化システムYPAO ●音量調整に合わせてシネマDSPの効果やダイナミックレンジを自動的に調整するアダプティブDSPレベル&アダプティブDRC技術 ●サラウンド再生がお手持ちのヘッドホンで楽しめるサイレントシネマ ●携帯音楽プレーヤーなどの接続に便利な前面音声入力端子 ●スタンバイスルー時、AVアンプのリモコンでHDMIの入力/出力切り換えが可能 ●フロントバイアンプ駆動などが選択できるパワーアンプアサイン ●別売iPod用ワイヤレスシステム「YID-W10」が使えるAirWired対応 ●別売iPod用ユニバーサルドック「YDS-12」、Bluetooth®オーディオレシーバー「YBA-10」対応 ●マルチルーム(ZONE)機能 ●40局プリセット対応FM/AMチューナー