一人でも多くの人にエレクトーンに興味を持ってほしい!

TOP エレクトーン デモンストレーターのお仕事 先輩の声 エレクトーンデモンストレーター

先輩の声 エレクトーンデモンストレーター

好きなモノだから伝えられることがある

3歳からヤマハ音楽教室に通う。高校時代は吹奏楽部でサキソフォン、大学時代はオーケストラ部でチェロを経験。名古屋工業大学 電気情報工学科卒業。大学在学中にデモンストレーター活動を始める。
現在、楽器店でのエレクトーン特別レッスンの講師、大垣女子短期大学 音楽総合学科 電子オルガンコースの非常勤講師も努める。

会場で楽しそうにトークする松井さんの写真

好きなモノだから
伝えられることがある

エレクトーンデモンストレーター

デモンストレーター歴 19年 松井 宏行

3歳からヤマハ音楽教室に通う。
高校時代は吹奏楽部でサキソフォン、大学時代はオーケストラ部でチェロを経験。
名古屋工業大学 電気情報工学科卒業。
大学在学中にデモンストレーター活動を始める。
現在、楽器店でのエレクトーン特別レッスンの講師、大垣女子短期大学 音楽総合学科 電子オルガンコースの非常勤講師も努める。

笑顔で立っている松井さんの写真
エレクトーンの前に座ってこちらを見ている写真
笑顔で立っている松井さんの写真

"好きなモノ" の積み重ねがデモンストレーターの道に

3歳の頃にヤマハ音楽教室に通い始めたのが、エレクトーンとの出会いでした。
子どもの頃から機械モノが好きで、小学生の頃には、どなたかから譲り受けた電気回路の実験キットのようなもので、回路をいじって色々な音を鳴らしたりすることにはまっていました。
同時に、曲によって様々なサウンドに変身するエレクトーンも大好きで、気づけば中学生の頃には、レジスト作成やアレンジなども自分でするようになっていました。
高校生の頃には、加えて"演奏すること"の魅力や奥深さに気づき、大学は、音大に進学したいという思いもあったのですが、悩んだ末に、かねてから興味のあった工業系の大学へ進む道を選びました。学業は音楽とは無縁でしたが、エレクトーン演奏を楽しみ続けている中、偶然ヤマハのウェブサイトで「エレクトーンデモンストレーター募集」の案内を見つけました。
エレクトーンに関わりたい!と迷わず応募したところ、オーディションに合格!!大学生であると同時にエレクトーンデモンストレーターとしての活動が始まりました。

エレクトーンの前に座ってこちらを見ている写真

継続は力なり

"大学生"と"エレクトーンデモンストレーター" 二つの生活がほぼ同時にスタートし、充実した学生時代でしたが、大学卒業後の進路を考える時期になり、再びどちらの道に進むかで悩むことに。結果、もっとエレクトーンの魅力をたくさんの人に伝え続けたい!と、エレクトーンデモンストレーターを職業に選びました。
新人の時の研修では、演奏やアレンジを追及する、機種による違いを知り各機種の特徴を活かしたレパートリーを作るなど、今までとは違った観点からエレクトーンを学びました。イベントでのMCの仕方や、ステージの内容構成を身につける研修などもありましたが、現場に出てみると相手は毎回異なるお客様...反応が一様ではないので苦労することもありました。
新人の頃も、そして今も、商品の勉強をしたり、新しいレパートリーのアレンジを考えたり、練習をしたり、本番に向けての準備は常に必要です。衣装やトークを考えることも大事な準備のひとつです。
一つ現場を終えて、次の仕事に向けてまた練り直す...その積み重ねが自分自身の成長へとつながっているのだと思います。
そして、時には大学で学んだことも、自分の強みとして活かされています。
デビューして5年ほどはデモンストレーターの仕事のみでしたが、徐々に楽器店でのレッスンや楽曲の制作などの依頼をいただくようになり、現在は短大の講師も務めています。どれもヤマハエレクトーンデモンストレーターとしての信用があってこそ!と思っています。

腕のみせどころ

エレクトーンの楽しみ方には他の楽器とはまた違う幅広さがあります。上級者の方であれば全て自分の手足でリアルタイムに繊細で奥深い演奏表現をすることも可能ですし、お子さまやエレクトーンを始めたばかりの方は、機能を使って手軽に豪華な演奏を楽しんでいただくこともできます。

その魅力の幅広さをどのように工夫しどのように伝えるか...そこがデモンストレーターの腕の見せ所です!自分が好きな曲を聴いてもらうよりも、選曲やアレンジでどうエレクトーンの良さを伝えるかが大切で、そのために、お客様の層によって演奏する曲を変更することも、また、演奏スタイルや言葉選びを変えることもあります。そして、男性ならではの演奏スタイルも意識したりしています。エレクトーン男子の目標になれたら嬉しいなと。

エレクトーンデモンストレーターを目指す方にメッセージ

エレクトーンのデモンストレーターは、エレクトーンの魅力を伝えるために様々なイベントで演奏することができる貴重な存在です。
「とにかくエレクトーンが好き!」という気持ちが一番の活力源になると思います。
演奏力を磨くとともに、「エレクトーンを知らない人たちに、こんなふうに聴かせてあげたい!」「エレクトーンを弾いている人たちに、こんな弾き方を提案したい!」などアイデアをめぐらせてみたい方、それを実現に導けるのが、きっとデモンストレーターというお仕事ですよ!

エレクトーンが切り開く未来

エレクトーンは今年、誕生60周年という記念の年を迎えました。
そして、STAGEAも誕生15周年。
シンプルなオルガンからスタートしたこの楽器も、僕が夢中になり始めた学生時代には、すでに高いテクノロジーで構成されたデジタルな楽器になっていました。
その後も進化を続け、今や1000を超える音色を搭載するまでになりました。
アコースティック楽器の音色一つ一つがクオリティーを上げているのも演奏者の心地よさをグッと引き出してくれますし、シンセ系の音色では、音だけで不思議な空間へと導いてくれるものもたくさんあります。
いずれも、60年前にはなかった体験が、同じオルガンという楽器で可能になっているのは、本当にすごいことだと思います。
音楽の作り方、聴かせ方、そしてジャンルやサウンドも、時代とともに大きく変化してきた中、60年もの間、それらにずっと対応して進化してきているのがエレクトーンの大きな魅力ですね。
そんなエレクトーンも、昔から変わらないのは"人が弾く"という点です。
当たり前のようですが、人のありとあらゆる作業を人工知能がスマートにこなしてくれる、そんなこれからの時代に、エレクトーンが僕たちにどんな演奏を提供してくれるのか、どんな "弾く" を提案してくれるのか、とにかく楽しみです!