ヤマハは各規格とのパートナーシップ連携も万全です。
「ProAV設定」機能を搭載したヤマハネットワークスイッチは、さまざまな伝送規格の専用プロファイルが登録されているため、簡単に設定できます。
Danteは、Audinate社が開発した音声や映像をIPネットワークで伝送する規格です。標準的なIPネットワークを使用し数百チャンネルといった音声も柔軟にルーティングでき、設定も容易なため、ライブ音響、放送、会議システムなど幅広い分野で信頼性の高いAVネットワーク伝送を実現しています。また、Dante AVによる最大4K/60P映像の伝送にも対応し、音声伝送と映像伝送をシームレスに統合することができます。
ヤマハは2009年のMini-YGDAIスロット規格に対応した「Dante-MY16-AUD」の発売を皮切りに、2012年のデジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」にDanteを標準搭載し業界のデファクトスタンダードとなりました。
現在、ヤマハではDante対応の50を超える音響製品と、40を超えるネットワーク製品をリリースしトータルソリューションを提供しています。
NDI（Network Device Interface）は、ギガビットイーサネットを活用し、4K映像・音声・制御データを伝送するAV over IP規格です。NDI技術を活用することで、同じネットワーク内のカメラ、映像スイッチャー、メディアサーバーなどの機器が自動的に相互検出・接続することができます。
当社のネットワークスイッチと映像ソース機器、大型モニターなどの業務用機器を組み合わせ、Web GUIを使って設定することで、高品質な映像・音声の長距離伝送を実現します。
SDVoE（Software Defined Video-over-Ethernet）は、非圧縮・ゼロ遅延で4K60P 4:4:4の最高品質の映像と音声を10ギガビットイーサネットで伝送することができる規格です。映像と音声だけでなく、KVMや制御信号などあらゆる信号に対応し、従来の映像スイッチャーを代替します。10ギガビット対応スイッチを中心に、SDVoEエンコーダー/デコーダーとコントローラーを組み合わせることで、ビデオウォール、マルチビューシステムを構成することができます。
高画質とゼロ遅延、信頼性を求められる医療、空港、e-Sports施設、企業など、様々な施設への導入に柔軟に対応できます。
IPMX（Internet Protocol Media Experience) は、AIMS、AMWA、VSF、SMPTE、AESによりSMPTE ST 2110やNMOS規格をベースに、Pro AV市場向けに開発されたオープンな規格です。PTP（Precision Time Protocol）の必須要件を緩和し、システム構築のコストや複雑さを低減します。
映像の圧縮技術にJPEG XSを利用し、1ギガネットワークでも4K60Pの高画質伝送を可能にします。また、HDCPに対応し、コンテンツ保護も可能です。
SMPTE ST 2110は国際的な標準化団体であるSMPTE（Society of Motion Picture and Television Engineers：米国映画テレビ技術者協会）が制定した、IPネットワーク上で映像・音声・補助データを個別に伝送する標準規格です。同期（ST 2110-10）、映像（ST 2110-20）、音声（ST 2110-30）、補助データ（ST 2110-40）を個別にパケット化し、同期を保ちながら伝送することで、より効率的な運用と高い互換性を可能にします。
Extron NAVは独自のPURE3®コーデックを採用し、最大4K/60P 4:4:4のロスレス映像を超低遅延＆低ビットレートで配信・スイッチング可能な規格です。
機器ラインアップは1Gbpsおよび10Gbpsモデルがあり、映像・音声・USB信号を効率よく伝送できます。
AES67対応でDante機器との連携や、セキュアな暗号化通信、802.1X認証・FIPS 140-2など高いセキュリティも備えています。
拡張性と運用性に優れ、企業、教育、医療など大規模なAVシステムに最適な次世代ソリューションです。
主要メーカーと協業し、
高信頼性と相互運用性を実現。
