Lシリーズ

A New Tradition. Yours.

昔ながらの技工と構造を持つ「Lシリーズ」は、現代のギタリストの要求を満たし、且つ超えるギターを生み出すために、ヤマハのアコースティック楽器設計が長年培ってきた伝統をもとに制作されています。トラディショナルなスタイルと精巧な貝のインレイを特長とし、バランスのとれた音質、高い演奏性、幅広いダイナミックスレンジを実現しました。ステージ演奏では、高品質のピックアップが演奏の細部に至るニュアンスをとらえ、想像力を掻き立てます。

3つのボディシェイプ

Lシリーズは、演奏スタイルや音質の違いで選べる3つのボディシェイプをご用意しました。いずれのキャラクターも“L”を冠するにふさわしい音の豊かさ、磨き上げられた美しいボディを備えています。

ミディアムジャンボボディ“LJ” (胴厚100~125mm)

“LL”よりも小さめの音量ですが、ストロークからリード・プレイまで幅広く対応します。存在感のある低音と、幅広いダイナミックスレンジ、レスポンスに優れた歯切れの良いサウンドが楽しめます。

オリジナルジャンボボディ“LL” (胴厚100~125mm)

ヤマハ伝統のボディ・スタイル。フル・サイズのボディが生み出す豊かな音量、幅広いダイナミックレンジ、バランスに優れたトーン、美しく透明感のあるサウンドが特徴です。

スモールボディ“LS” (胴厚100~120mm)

FG-1500やFSシリーズの伝統を受け継ぐボディ・スタイルの“LS”。スモール・サイズながら充分な音量を誇ります。サウンド・バランスに優れ、フィンガーピッキングを多用するギタリストに向いています。

主な特長

A.R.E. (Acoustic Resonance Enhancement)

A.R.E. [Acoustic Resonance Enhancement]とは、ヤマハが独自に研究・開発した木材改質技術です。ギターのボディ材にこの技術を施すことで、長年弾き込まれたような豊かな鳴りを実現します。薬品類を一切使わず、温度、湿度、気圧を高精度に制御することにより、製材後長期間を経た木材の経年変化と同様の変化を短期間で生みだすことによって音の伝達と振動効率を上げ、中低音成分の伸びの促進と高音成分の立ち上がりの増大や減衰の高速化を実現します。このため、バランスが良く耳障りな倍音成分の少ない、熟成された温かみのあるサウンドが得られます。今回のモデルチェンジを機に、従来は手工モデルのみに採用していた「A.R.E.」を、全モデルに採用しました。

掲載のグラフは、A.R.E.処理を施していないLシリーズと、A.R.E.搭載のNew Lシリーズを一定の条件下において発音させた、音響スペクトルの実測グラフィックデータです。 A.R.E.搭載のギターにおいて、低域のサステインが増大し、高域のアタック感が良くなっていることが見てとれます。またアタックの後、耳障りな高域成分がより短時間で減衰していることも明らかです。A.R.E.で狙った音響特性変化が数値的にも裏付けられていると考えられます。実際の演奏においても、多くのミュージシャンから高い評価を得ています。その評価は総じて、長年弾き込まれたギターの良さに共通するものです。つまり、「落ち着いた」-「熟成された」-「暖かい」-「(箱)鳴りの良い」-「(音の)粒立ちが良い」といった評価を多く戴いています。

A.R.E. : Secret of Yamaha Acoustic Sound Projection

新デザイン「ノンスキャロップ・Xブレイシング」構造

「Lシリーズ」で採用してきたノンスキャロップ・Xブレイシング構造を、最新の解析・モデリング技術と熟練のクラフトマンシップによりさらに改良しました。木の自然な鳴りを最大限に引き出し、より深く、豊潤な中低音を実現。

高い演奏性を実現するネック形状

弦間ピッチと弦高、指板バインディングやネックテーパー等細部に亘り改良を実施。ギタリストによりフィットする新しいネック形状が誕生しました。新デザインのネックでは、ハイポジションからローポジションまで、安定したグリップ感と滑らかな演奏性をお届けします。また、従来カスタムモデルで採用していたネック・ボディ接合部の形状を、「L36シリーズ」「L26シリーズ」にも採用しました。接合面積を拡大し音の振動伝達効率を高め、より深いサステインを獲得しました。順反り・逆反りの両方向に力が効くダブルアクショントラスロッドを全モデルで採用。より精度の高いネック調整が可能です。

5層構造ネック

マホガニーとローズウッドによる5層構造ネックを搭載。LL/LS/LJ26,36,56シリーズでは、ヘッド裏側にローズウッドの化粧板とボリュート加工を施し、ヘッド部の強化を実現しました。5層構造ネックは反り、ねじれが発生しにくく安定したネックコンディションを保ちます。

ボディ

LJのボディは、座った状態で演奏する際、プレイヤーに快適なフィット感をもたらすためにデザインされた形状です。

音のボリュームはLLボディより小さめですが、存在感のあるローエンドからクリスピーな高音域まで、ワイドなダイナミックスレンジを備えており、リードプレイからバッキングストロークプレイまで幅広く対応します。

LLのボディは、伝統的なヤマハのボディスタイルは、その豊かな音量、ワイドなダイナミックスレンジ、そして完璧なバランスの取れた響きが特長。美しく、透き通ったサウンドは、世界中のアーティストにより洗練され完成しました。

LSシリーズのスモールボディは、ヤマハギターの長い歴史が生み出しました。優れたトーンバランスにより、ボディサイズに合った、大きく、明快な音をお届けします。繊細なサウンドは、フィンガースタイルのギタリストにお勧めです。

パッシブタイプピックアップ搭載

「L6シリーズ」「L16シリーズ」には、パッシブタイプのピックアップを搭載しました。サドル下の各弦ごとにピエゾ素子を設置。電源を必要としないパッシブタイプで、プリアンプや電池ボックスをギター本体に装着しないため、アコースティックギターの外観はそのままに、Lシリーズのダイナミックなサウンドを忠実に再現します。ピックアップが生音に与える影響を最小限に抑えつつ、バンドでの演奏時にも、際だった存在感を放ちます。

胴全面ラッカー塗装による極上の仕上げ

ラッカー塗装は、熟練した技術者によって、慎重に、何層にもわたって施されます。この仕上げによって、木材の持つ振動伝達力が生かされ、素早い音の立ち上がりと豊かな響きを実現しました。

極上のサウンドを引き出すため、特別に配合されたラッカー塗装は、「LL86 Custom」「L86シリーズ」「L56シリーズ」「L36シリーズ」で採用しています。また、カスタムモデルの塗装の初期行程に使用する石粉目止めを「L36シリーズ」にも採用。レスポンス、ダイナミックスレンジが格段に向上しました。

※ラッカー塗装のギターはデリケートで、その環境には注意が必要です。取り扱いについて詳しくは、ギターに付属の取扱説明書および注意書をよくお読み下さい。

厳選された最高級の木材のみを使用

「L56 Customシリーズ」は、厳選された最高級の木材のみを使用し、最先端のデザイン、最高級の技術によって制作されています。各モデルともに、ゴールドパーツペグ、アバロンバインディングを採用し、外観も極上の芸術作品となっています。

スクエア・フレーム構造

「L26シリーズ」以上のモデルには、サウンドホール近くにスクエア・フレーム構造を採用。表板と裏板のブレイスをつなぐサイドブレイスを追加することで、弦振動をより確実に裏板に伝えます。これによって、優れたレスポンスと力強い響きを生み出し、低音の鳴りを体感することができます。

付属ライトケース

「L6シリーズ」「L16シリーズ」には、ライトケースを付属しています。 

パッシブタイプピックアップ搭載

「L6シリーズ」「L16シリーズ」には、パッシブタイプのピックアップを搭載しました。サドル下の各弦ごとにピエゾ素子を設置。電源を必要としないパッシブタイプで、プリアンプや電池ボックスをギター本体に装着しないため、アコースティックギターの外観はそのままに、Lシリーズのダイナミックなサウンドを忠実に再現します。ピックアップが生音に与える影響を最小限に抑えつつ、バンドでの演奏時にも、際だった存在感を放ちます。

製品の色は実際の色と若干異なる場合があります。