LS9 生産完了品
片手で持ち運ぶプロフェッショナルミキサー
LS9は一人で持ち運べるほどの軽量・コンパクトなボディに、ハイエンドヤマハデジタルミキサーの機能・音質・操作性が凝縮されています。中小規模のライブやイベントでの仮設音響機器として、またさまざまな施設での固定設備音響の用途でも優れた可搬性と設置性を発揮します(LS9-16はラックマウントにも対応)。LS9-32は32マイク入力/64Chミキシング、LS9-16は16マイク入力/32Chミキシングに対応し、用途に応じて選択できます。 LS9-32は充実した入力数やバスを備えており本格的なライブSRに対応します。よりコンパクトで手軽に持ち運べるLS9-16はイベントPAや小規模なライブSRなどに最適です。
16MIX+8MATRIX+STEREOの充実したバス構成
LS9はAUX(VARI)としてもGROUP(FIXED)としても使用できる16系統のMIXバスと、8系統のMATRIXバスを装備。またアナログ出力としてLS9-32は16系統、LS9-16は8系統のOMNI OUT端子を搭載ししています。OMNI OUT端子にはSTEREOやMIX、MATRIX等、任意のバスをアサインできます。さらに音声の入出力を拡張したり、MY8-LAKEやDugan-MY16といったプロセッシングカードを装着できるMini-YGDAIスロットをLS9-32に2基、LS9-16に1基搭載しています。
また、各インプットに4バンドPEQと2系統のダイナミクスを搭載しているだけでなく、各出力バスにも4バンドフルPEQと1系統のダイナミックスを装備していて、柔軟な音創りにも対応可能です。
多彩なマルチエフェクトが使用できるバーチャルラック
LS9は通常アウトボードとして用意される大量のエフェクト群を内蔵し、バーチャルラックとして仮想的に内部でエフェクトラックを設定できます。最大4系統の同時使用が可能なマルチエフェクトと最大8系統の同時使用が可能なGEQを内蔵しており、これらを用途に応じて自由に組み合わせて使用できます。マルチエフェクトには定評のある新世代リバーブREV-Xを含む48種のプリセットライブラリーを用意。GEQは標準的な31バンドGEQ(1チャンネル/ ユニット)に加えて、31バンドのQ幅で最大15ポイントまでエディット可能なFlex15GEQ(2チャンネル/ユニット)を装備。Flex15GEQ を使用した場合には最大で16台ものGEQが使用可能です。
Multiple Fader Functions
LS9-16は16+1本、LS9-32は32+1本のモータードライブフェーダーを装備しています。LS9のフェーダーは様々な用途で使用でき、快適でハイクオリティなライブミキシングをサポートします。
・Normal mix control
インプットのミキシング、アウトプットマスターのレベルをコントロールできます。
・Custom Fader Layer
インプットとアウトプットマスターを混在させ、自由に並べることができます。
・Sends on Fader
モニターバランスをフェーダーで直感的にコントロールできます。
・Internal GEQ Control
LS9-32では1レイヤーに31バンド分のバンドゲインをすべてフェーダー上に展開することができ、よりスピーディな操作を可能にします。GEQは標準的な31バンドGEQ(1チャンネル/ユニット)に加え、31バンドのQ幅で最大15ポイントまでエディット可能なFlex15GEQ(2チャンネル/ユニット)を装備。Flex15GEQを使用した場合には最大で16台ものGEQが使用できます。
直感的なインターフェースによる卓越した操作性を提供
任意のチャンネルの詳細が設定できる「セレクテッドチャンネル」ではLCD画面と機能的に配置されたノブにより各パラメーターにスムーズにアクセスでき、さらに、いつでも初期画面に戻ることのできるHOMEキーを採用するなど優れたインターフェースを実現しています。
ヘッドアンプゲインまで含めた再現性とリコールセーフ/フォーカス機能
ヘッドアンプゲインまでを含めたコンソールの状態を瞬時に記録/再現可能なシーンメモリー機能を搭載。特定のチャンネルをシーンリコールの対象から除外するリコールセーフ機能も併装し、SE用のチャンネルやMCマイク用のチャンネルなど、常にオペレーターがマニュアルで操作したい要素をシーンから切り離すことができます。またリコールフォーカスを利用すれば、ヘッドアンプ、バーチャルラック、インプットパッチ、アウトプットパッチ、インプットチャンネル、アウトプットチャンネルの中から選択したパートのみをリコールする、といった設定も行えます。
USB Memory Recording and Playback
LS9は2トラックのUSBメモリーレコーダー/プレーヤー機能を搭載しており、追加機材なしにライブ録音やBGM、効果音の再生などが行えます。録音はMP3フォーマット(96、128、192kbps)で、再生可能なファイルフォーマットはMP3、AAC、WMA(64~320kbps)です。サンプリング周波数は44.1kHzおよび48kHzをサポート。ライブが終わったらUSBメモリーを取り出し、録音したばかりのライブ音源をすぐにインターネットを通じて世界中へ公開することが出来ます。
LS9 StageMix for iPad®
LS9 StageMixはLS9のパラメーターをワイヤレスコントロールするiPadアプリケーションです。LS9 StageMixを使用すれば、iPadを客席に持ち出してオーディエンスのリスニングポジションからLS9をコントロールすることも、ステージ上でパフォーマーのポジションから直接LS9のミキシングパラメーターを操作することも可能です。
iPadならではのシンプルかつ直感的な操作性によってセットアップの時間が短縮され、LS9のライブサウンドセッティングがさらに快適なものとなります。
セットアップはいつでもどこでもコンソール無しで
・LS9 Editor
LS9のビューワー/コントローラーとして機能するWin/Mac両対応のフリーウェアLS9 Editor。オンライン時に便利なメーター表示や任意のセレクテッドチャンネルの状態の常時表示、仕込時などオフライン時に便利なシーンデータ管理、パッチリストなどの機能を備え、操作性と作業効率が大幅に向上します。また、レンタルやホール/会館の常設卓などで多数の方がオペレートする場合も、USBメモリーを用いて自分のいつも使う設定をプリロードするなど、データバックアップの面でも活躍します。
今日のミキシングデータを明日の現場でも
・Yamaha Console File Converter
ヤマハのデジタルコンソール間でミキシングデータをやり取りできる「Yamaha Console File Converter」にも、もちろん対応しています。これにより、CLシリーズ/PM5D/M7CL/LS9の間でデータ互換が実現。さまざまな現場でミキシングデータを活用することが可能なほか、これまで作ってきたデータを無駄にすることもありません。
LS9 + Dante I/O Rack System
Danteに対応したI/Oラックを用いて、柔軟かつ強固なオーディオネットワークを構築することもできます。32chアナログ入力と16chアナログ出力および8chデジタル出力を兼ね備えたRio3224-D、16chアナログ入力と8chアナログ出力のRio1608-D、入力専用Ri8-Dや出力専用Ro8-Dを組み合わせて、幅広い用途にお使いいただけます。アナログ入力のHAはすべてLS9からのリモートコントロールに対応しています。CLシリーズコンソールとの組み合わせで好評を得ているナチュラルサウンドによる恩恵はもちろんのこと、従来のアナログコンソール+アナログマルチケーブルのセッティングに比べノイズの影響も受けにくく、さらにマイクケーブル配線の最短化による音質の向上やシンプルで手軽なセッティングなど、機材設置の時間や労力、コストなどの大幅低減を実現します。
LS9にDante-MY16-AUDカードを装着し、I/Oラックとスイッチを経由して接続します。いずれかのスイッチやケーブルにトラブルが発生しても音切れが発生しない、強固なリダンダントシステムも構築可能です。またNEXOのパワーアンプ内蔵デジタルTDコントローラーNXAMPを組み合わせると、入力から出力までの全てをDanteで接続できます(ネットワークカードNXDT104の装着が必要)
LS9 + EtherSound Stage Box System
SB168-ESはEtherSoundテクノロジーを採用した3Uサイズのステージボックスです。16chリモートHA付きアナログ入力と8chの アナログ出力を兼ね備え、LS9-32との組み合わせでは2台(32in/16out)まで、LS9-16との組み合わせでは1台(16in/8out)の使用が可能です。従来のアナログコンソール+アナログマルチケーブルのセッティングに比べノイズの影響も受けにくく、さらにマイクケーブル配線の最短化による音質の向上やシンプルで手軽なセッティングなど、機材設置の時間や労力、コストなどの大幅低減を実現します。また、他のオーディオネットワークと比較しても圧倒的な低レイテンシーを実現します。
LS9にMY16-ES64、MY16-EXを装着し、SB168-ESとデイジーチェーンまたはリング接続し、AuviTran社のPCソフトウェア AVS-MonitorからQuick Setupを行うことでセッティングは完了です(LS9とSB168-ESのみのシステム時)。もちろん一度 設定すれば、再度AVS-Monitorを使用する必要はありません。
またNEXOのパワーアンプ内蔵デジタルTDコントローラーNXAMPを組み合わせると、入力から出力までの全てをEtherSoundで接続でき、AVS-Monitorによるシステムの一括監視が可能です(ネットワークカードNXES104の装着が必要)